著者:朝日新聞社会部 …
悲しい事件・・・ただ逃げたかった、でも逃げられなかった、そんななかでどうしようもなく感情にならない感情が起きてしまった事件。感情移入するにはあまりにもイレギュラーで想像すらできない。押しつぶされそうになった心が、少し戻ろうとしただけなのかもしれない・・・そんな悲しい事件たち。(Inobe.Shion) |
内容紹介
「泣けた」「他人事ではない」 殺人など事件が起きると、警察、被害者の遺族、 ◇「絶対君主」を名乗る祖母と、隷属する母。 ◇認知症の母と、病気で働けなくなった父。 ◇法科大学院生の男が、妻と不倫関係にあった男性弁護士の局部を切断。 内容(「BOOK」データベースより) 殺人など事件が起きると、警察、被害者の遺族、容疑者の知人らへの取材に奔走する新聞記者。その記者がほとんど初めて、容疑者本人を目にするのが法廷だ。傍聴席で本人の表情に目をこらし、肉声に耳を澄ましていると、事件は当初の報道とは違う様相を帯びてくる―。自分なら一線を越えずにいられたか?何が善で何が悪なのか?記者が紙面の短い記事では伝えきれない思いを託して綴る、朝日新聞デジタル版連載「きょうも傍聴席にいます。」。「泣けた」「他人事ではない」と毎回大きな反響を呼ぶ28編を書籍化。 |
「事実は小説より奇なり」と言いますが、まさにそうだと思います。こんなシチュエーション、普通に考えても想像できないです。
そんな中で起こった事件の数々・・・言葉にならない感情が湧き上がってきます。「泣く」とかそういう次元では説明できない事件の数々です。