著者：津田 真吾、INDEE Japan … 

セミナーで津田さんの講演を聞きましたが、非常にわかりやすかったです。こちらの本でさらに知識を定着、利用できるレベルまで高めるために購入。（Inobe.Shion）

以前に、本家本元のクリステンセン教授の『ジョブ理論』については、読みました。しかし、改めて、津田さんの話を聞いて理解が深まりました。(以前読んだときのレビューはこちら）

ジョブ理論を学ぶにあたって、『イノベーションのジレンマ』の整理がされています。

『イノベーションのジレンマ』の内容　破壊理論 優良企業が新興企業に負けることもある 優良企業は性能向上や改善型の技術開発は得意だが破壊的技術は苦手 過剰な性能はかえって顧客に敬遠され、いずれ破壊される 顧客が求めているのは必要十分な解決策 ここから引き継がれて、ジョブ理論へ！ 顧客にとって必要十分とは、ジョブを片付けること ジョブとはある特定の状況で人が成し遂げたい進歩 ジョブは人の置かれた状況に依存する 顧客の状況を把握し、ジョブを見つけることでイノベーションは起こせる

ジョブ理論の要素が上手にまとめられています。（p.31）

Ｊ	Job	ジョブ	顧客が「やらないといけない」「やりたい」コト
O	Objectives	目的	「採用基準」を決定づけるジョブの機能的・感情的・社会的な目的
B	Barriers	障害	ジョブを片付けることを困難にする要因
S	Solutions	代替的解決策	現状の解決策として用いている製品・サービスや「使いこなし」

その他、例を示しながら、ジョブ理論がどんどん腹落ちするように構成されています。

是非お読みいただけたらと思います。

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