沢渡さん、本書きまくってますね。つい先日も出版されたんじゃなかったでしたっけ。少しずつ切り口変えて書いている感じでしょうか。(Inobe.Shion) |
内容紹介 シリーズ10万部超!『職場の問題地図』『仕事の問題地図』で話題の、 人気業務プロセス/オフィスコミュニケーション改善士が、 大企業から中小企業、町工場まで、現場に即した68の改善策をまとめた、 「働き方改革」実践書の決定版!日本マイクロソフト、ヤフー、日本旅行、ナムコ、NTTデータ、 大阪王将、ジヤトコ…他、企業事例多数掲載! 効率化×プロセス改善で、生産性向上を実現! 生産性の高い働き方をするためには、 生産性をあげるには、あなたが何気なくやっている仕事の取り組み方を、 本書は、大手から中小企業まで数多くの働き方改革を成功させ、 どんな職場でも働き方は変えられる! ・長時間労働が常態化していて、早く帰れない、休めない こんな悩みを抱える職場でも大丈夫。 実務担当者から管理部門まで、現場で使える1冊! 自身も部下も長時間労働が常態化しており、 内容(「BOOK」データベースより) |
「ECRSの原則」をご存知でしょうか?生産管理の現場で用いられている、業務改善の4原則です。(pp.9-10)
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これって、アイデア創出の「オズボーンのチェックリスト」の一部ですね。
生産性とは、投入したインプット(資源)に対して得られるアウトプット(成果物)の量の比率を言います。・・・より少ないインプットでより多くのアウトプットを出すことができれば、生産性が高く、そうでなければ低いことになります。なるべく少ない原材料、情報量、あるいは時間やコストで、より多くの成果を出し続けられる状態を作る。これが理想です。(pp.10-11) |
「働き方改革」ムードが蔓延するなか、私たちはどうしても減らすことばかりに意識が向きがちです。しかし、減らすだけでは生産性はあがらない。ここにも大きな落とし穴があります。目指すは、ネガティブな仕事を減らして、ポジティブな仕事を減らす。いま私たちに必要なのは、増やす勇気かもしれません。(p.15) |
そうなんです。そこなんです。本当に「減らす」に軸が置かれすぎている気がします。結局n何を目指しているのか、物理的な生産性と、精神的な満足度だろう。確かにムダは多いのだろうと思うが、そればかりではない。例えばゾーンに入れたとすると、ものすごい生産性を発揮していると思う。それはなくしてはいけないのです。そこが見逃されている気がしてなりません。
生鮮性が高い状態を目指すために、何を増やして、何を減らせばいいのか?それを見極めるには、実行して成果を得るためにはどうしたらいいのか?そのための4つの活動フェーズと、8つのステップを紹介します。(pp.15-17)
生産性向上4つのフェーズ 生産性向上の8つのステップ |
本書では、ステップ1から詳しく説明がなされています。それぞれに具体策が掲載されています。
ネガティブ発見3ダイワード ①「わざわざ」 ②「いちいち」 ③「毎度毎度」 ネガティブな形容詞がつく仕事や工程に、改善の余地が潜んでいます。言い換えれば、ネガティブワードはムダに気づくための宝の山なのです。(p.88) |
いろいろと現場の話を交えながら、説明がされていきます。こういう現場の話を聞けるのは非常に有用です。是非、読んでみてください。