クリエイティブ思考の邪魔リスト

クリエイティブ思考の邪魔リスト

クリエイティブ思考の邪魔リスト
著者:瀬戸和信

内容紹介
日本マイクロソフトなどで活躍してきた著者による
「NewsPicks」人気連載を書籍化。
今、世界中の企業で職種を問わず重視される「クリエイティブ思考」。
しかし「規則の島」で仕事や通勤に長時間を費やす私たち日本人は、
誰しもが生来持つこの思考を封印されてしまっている。
創造性の「芽生え」を邪魔する15の悪習慣さえ取り除けば、
私たちは「クリエイティブ思考」を取り戻し、
豊かな思考を持つ人になれる。
(解説/NewsPicks編集長・佐々木紀彦氏)〈内容〉
【Chapter.1】クリエイティブ思考って何?
・クリエイティブ思考とは「考える力(スキル)」
・ジョブズが見せた「無限に成長していくための過程」
・まずつくるべきものは「型」
・名刺代わりのビジュアル
・「守破離」
・それを好きでやっている人【Chapter.2】いま、世界中が注目する理由
・忘れていくクリエイティブ思考
・人にしか持ちえない力
・脅威に映るクリエイティブ思考
・わらしべ長者論
・上司に求めるのは直感
・「規則の島」の住人たち
・切迫感を失わないように
・「トヨタ以外、世界で活躍している日本企業はあるの?」

【Chapter.3】クリエイティブ思考の邪魔リスト
1.制約を侮ってはいけません
・メニューのないバー
・1万文字までOKのTwitter
・言語障害を持った弁護士
・「僕はあと何日生きられるのか」という制約
・タクシー運転手に道順を指示してはいけない
・リーダーは戦略を伝えるのみ

2.名刺は名前以外を見てはいけません
・「リバースメンターシップ」という発想
・「若い者はついてこい」という意識を捨てる
・肩書=権威と考えない

3.慎重に計画を練ってはいけません
・動きながら身につけろ!
・「小さく始める」ことが大きく化ける
・行動は幸福度にも影響する

4.「考えても仕方がないこと」を考えてはいけません
・妬みは頭を悪くする
・月収5万円の大連赴任でわかったこと

5.周囲からの影響を軽く見てはいけません
・「内輪」ばかりでは限界が来る
・故郷を離れてみよう
・汚れた1滴がボトル全体を濁らせる

6.「知ったか病」に冒されてはいけません
・茶碗を空っぽにしているか?
・恐ろしい前置き

7.自分の「型」に他人をはめてはいけません
・自分の「型」しか見えていない人
・相手と自分を取り換えてみよう

8.「男だからハイヒールは履かない」と言っていてはいけまいけません
・「スーパーマン」で「忍者」で「ロックンローラー」な人を求む!
・女性的クリエイティブ思考
・男もしたたかにハイヒールを履こう

9.弱みを克服してはいけません
・自分の強みが使えていない現実
・弱みを克服している時間はない
・「自分アンケート」をやってみよう

10.グローバル時代に異文化を学んではいけません
・「石の上にも3年」を説いた翌週退職した同僚
・どこにいても「元のさやに戻る」
・おいしいコーヒー」の伝え方

11.違和感から逃げてはいけません
・米国人は「ゴキブリホイホイ」が苦手
・箱の外で考える
・日本人は寛容ではない?

12. 「自己ブランディング」に罪悪感を持ってはいけません
・自慢という勘違いはもったいない
・自分の広報係は自分しかいない

13. 惰性リズムを積み重ねてはいけません
・マイクロソフトで教わったリズムの概念
・世界のクリエイティブな人たちのリズム
・仕事ができる人はオフィスの自席にいない
・村上春樹さんもリズムの達人

14. 「運動」を仕事と切り離してはいけません
・「フィットネス」は仕事上の能力
・「健康」が株式市場でも評価される時代
・オバマ大統領のトレーニング持続法

15. 徹夜した自分に酔ってはいけません
・従業員の睡眠を大事にするGoogle
・日常生活の基本が脳をつくる

【Chapter.4】結び

謝辞
解説/佐々木紀彦氏(「NewsPicks」編集長)「日本が世界一クリエイティブになるために」

内容(「BOOK」データベースより)
マイクロソフト、フィットビットなどで活躍してきた凄腕マーケターが実践していること。計画は練らない、弱みは克服しない、徹夜はしない、など15の悪習慣さえ取り除けば、創造的思考を持つ人になれる。

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯]
[目的・質問]
[分類] 141.5:思考.想像.創造性, 創作力(心理学)

問題を定義(発見)し、ぐるぐると遠回りしながら解決のためのアイデアをひたすら考え、それを実行に移し、フィードバックを得て、またひたすら考える。この「考える工程」を「クリエイティブ思考」と言います。後から、この工程を振り返ってみると、多くの場合、関係がない複数の事柄から得たヒントをもとに価値を再定義していることがわかります。(p.4)
クリエイティブ思考を使える人と使えな人の違いは何か。それは、どこかの時点で「気づけるか、気づけないか」ということなのです。そして、日本では、社会全体に古くからある考え方や慣習によって気づきにくい環境ができてしまっている、と僕は感じています。(pp.5-6)
クリエイティブ思考とは、あらゆる人が当たり前に持っているものです。そして日常のビジネスの現場や生活の中で利用すべき「力」です。自分の能力を生かし、新しいことを学ぶ意欲を湧かせ、仕事や生活の質を高める根源です。クリエイティブ思考を使わないということは、「自分は何も新しいことを考えません」と言っていることと同じです。(p.7)
どんなものでも小さな疑問「なぜか?」と立ち止まり、問題を発見し、その問題の解決に向けて考えに考え抜く。それこそが、クリエイティブ思考を利用することなのです。(p.25)
イギリスの思想家カーライルの『衣服哲学』にも出会いました。この本の中に、こんな言葉がありました。「蜜蜂は暗闇の裡でなければ働こうとしない、思想は沈黙の裡でなければ働こうとしない」これは、のちのち忙殺されてクリエイティブ思考を失いそうになる僕に向けての戒めの言葉だったのかもしれません。(p.28)

[amazonjs asin=”4003366816″ locale=”JP” title=”衣服哲学 (岩波文庫 青 668-1)”]

以後、クリエイティブを阻む考え方、15種を説明してくれています。(冒頭の目次にある通りです)

全体的には冗長な感じもありましたが、筆者の思いは良く伝わってくる内容でした。

あらためて、15の内容は下記のとおりです。煮詰まったとき、邪魔していないか、チェックしてみるのもいいと思います。

1.制約を侮ってはいけません
2.名刺は名前以外を見てはいけません
3.慎重に計画を練ってはいけません
4.「考えても仕方がないこと」を考えてはいけません
5.周囲からの影響を軽く見てはいけません
6.「知ったか病」に冒されてはいけません
7.自分の「型」に他人をはめてはいけません
8.「男だからハイヒールは履かない」と言っていてはいけまいけません
9.弱みを克服してはいけません
10.グローバル時代に異文化を学んではいけません
11.違和感から逃げてはいけません
12. 「自己ブランディング」に罪悪感を持ってはいけません
13. 惰性リズムを積み重ねてはいけません
14. 「運動」を仕事と切り離してはいけません
15. 徹夜した自分に酔ってはいけません

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