考え方~人生・仕事の結果が変わる

考え方~人生・仕事の結果が変わる

考え方~人生・仕事の結果が変わる
著者:稲盛 和夫

内容紹介
本来、人生とは素晴らしい希望に満ちているものです。(中略)未来に希望を抱き、明るく積極的に行動していくことが、仕事や人生をより良くする第一条件です。――本文より京セラ創業から第二電電(現KDDI)の設立、そして、2010年の経営破綻からわずか2年で日本航空をスピード再生させた当代随一の経営者・稲盛和夫が、自ら一貫して実践し、社員一人ひとりに語り続けてきた、「自己成長を促し、真の充足をもたらす」唯一つの方法を示す。渾身の書下ろし新刊!!「人間として正しいことを正しいままに貫くこと」「どんな境遇にあっても、ひたむきに人間を磨くこと」がもたらす素晴らしい未来を熱く語り、一度きりの人生を、真に実り豊かで輝かしいものにするための要諦を伝える。
これから就職を目指す人、社会に出る人から経営者まで、人生の目的に迷うとき、生き方に悩むとき、心が晴れないとき、支えになってくれる一冊!

出版社からのコメント
本書を構成している九つの章は「大きな志を持つこと」「常に前向きであること」「努力を惜しまないこと」「誠実であること」「創意を凝らすこと」「挫折にへこたれないこと」「心が純粋であること」「謙虚であること」「世のため、人のために行動すること」から構成されており、それぞれが独立したテーマとなっています。しかし「人生は考え方によって形づくられる」という本質の部分では互いにしっかりと結びつき、一体となって、人生に幸福をもたらす「人間のあり方」を指し示しています。――本文より

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯]
[目的・質問]
[分類] 159:人生訓. 教訓

私は、どのような「考え方」を選択するかによって、自分の人生を、素晴らしいものにつくり上げることもできれば、壊すことにもなると考えています。人は誰でも、人生で、思いもよらぬ障害に遭遇します。そんな困難に直面したとき、どちらに向いて進むのかは、すべて自分の「考え方」から来る判断です。その一つ一つの判断が集積されたものが、人生の結果となって現れるのです。ならば、常日頃より、自らを正しい方向に導く「考え方」に基づいた判断をしていれば、どんな局面でも迷うことはありません。いつも正しい行動がとれ、結果も素晴らしいものになっていくはずです。一方、自分だけよければいいという利己的な心や気まぐれな感情など、自分を悪しき方向へ導く「考え方」がもたらす判断基準しか持っていない人は、常に揺れ動く自分の心に左右されることになります。(p.13)

これがすべて・・・・と思えるようなことが序章で言われています。

私の考える人生の方程式

人生・仕事の結果=考え方 × 熱意 × 能力

「考え方」こそが、最も大事な要素であり、方程式の結果を大きく左右することになりますなぜなら、先の「能力」や「熱意」が0点から100点まであるのに対して、「考え方」には、悪い「考え方」から、良い「考え方」まで、それぞれマイナス100点からプラス100点までのおおきな振れ幅があるからです。「能力」も「熱意」も、高ければ高いだけいいのは、言うまでもありません。しかし、それ以上に、自分の「考え方」がプラスなのか、それともマイナスなのか。さらに、その数値は高いのか、低いのかということが、人生や仕事の悔過を大きく左右するポイントになります。(pp.17-18)

才能を使うのは「心」だと言われるように、「考え方」が自分の能力を動かしていかなければなりません。心を失い、能力だけがあるという人は、「才に溺れる」と言われるように、必ず失敗します。人間として正しい、つまりプラスの「考え方」を持って「心を高める」ことに努めるのがたいへん大事なのです。(p.23)
プラスの「考え方」 マイナスの「考え方」
  • 常に前向きで、肯定的、建設的である。
  • 皆と一緒に仕事をしようと考える協調性を持っている
  • 真面目で、正直で、謙虚で、努力家である。
  • 利己的でなく、「足る」を知り、感謝の心を持っている。
  • 善意に満ち、思いやりがあって優しい。
  • 後ろ向きで、否定的、非協力的である。
  • 暗く、悪意に満ちて、意地が悪く、他人を陥れようとする。
  • 不真面目で、嘘つきで、傲慢で、怠け者。
  • 利己的で強欲、不平不満ばかり。
  • 自分の非を棚にあげて、人を恨み、人を妬む。
たった一回しかない人生を、生きがいに満ちた、素晴らしい人生だったと言えるものにしていこうと願うなら、自らの「考え方」を美しく、気高いものに磨き上げることに努めていかなければなりません。つまり、全人格的に優れているという意味での「全き人」を目指す努力をしなければなりません。(p.28)
大切なのは、「こうありたい」と思い続けることです。「こういう自分でありたい」と思って一生懸命努力し続ければ、必ず人間は成長するものです。もともと生まれながらに立派な人格を持った人はいません。人間は一生を生きていく中で、自らの意志と努力で高邁な「考え方」を持った人格を身につけていきます。(p.29)

「高邁(こうまい)」という言葉が出てきました。私自身、この言葉、あまり使ったことはありません。

調べてみると・・・・

アリストテレスおよびデカルトにおいて重視された概念。原義は「寛大な心」「雄大な魂」を意味するが,特にアリストテレスでは中庸の徳の一種として,これが不足すると卑屈となり,過剰になると虚栄に陥る。したがって高邁は名誉と不名誉にかかわっている。またデカルトにおいては「気高さ」の意味をもち自由意志の正しい使用に対する決意感,それを支える自尊感として重視される。

というような深い言葉でした。

ここから下記の9つの章を設け、3つの言葉を挙げながら、稲盛さんの経験を踏まえて含蓄のある説明がなされていきます。

一 大きな志を持つこと──気高く、素晴らしい夢を描き、追い続ける
二 常に前向きであること──明るい心には、必ず幸運が宿る
三 努力を惜しまないこと
──頑張ることをあきらめない人に、真の充足感は訪れる
四 誠実であること──正しいことを正しいままに追究する
五 創意を凝こらすこと
──昨日よりは今日、今日よりは明日、明日よりは明後日と改良改善する
六 挫折にへこたれないこと──災難は天が与える素晴らしい贈り物
七 心が純粋であること──行動の成功は、その心の美しさによる
八 謙虚であること──自らを愛する心を抑える
九 世のため、人のために行動すること──自己犠牲をいとわず相手に尽くす

「考え方」には私たち一人ひとりの人生を180度変えるほどの大きな力があります。また同時に、一人ひとりが意識を変え、善き「考え方」を持つことで、個人を超えて、集団そのものの運命をも変えていく力を持っています。(pp.250-251)
人生を、大海原を旅する航海にたとえるならば、我々は思い通りの人生を送るために、まずは必死になって自力で船を漕ぐことが必要です。また、仲間の協力や支援してくれる人々の助けも必要ですが、それだけでは遠くにたどり着くことはできません。船の前進を助けてくれる他力の風を受けることではじめて、はるか大海原に乗り出し、航海することができます。(p.254)

稲盛さんの教えは本当に、愚直、真面目、真摯というなかで、自分自身に足りないところをいつも突いてくれるように感じます。

読みやすい本ですので、手元において何かの機会ごとに目に触れて、気を引き締めるという役割を果たしてもらえる本だと思います。

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