「いまの説明、わかりやすいね! 」と言われるコツ

「いまの説明、わかりやすいね! 」と言われるコツ

「いまの説明、わかりやすいね! 」と言われるコツ
著者:浅田すぐる

内容紹介
★発売たちまち続々重版!
★「この本自体がわかりやすい」と大反響!
★ベストセラーランキング「ビジネス書」第1位! (4/3~9、SHIBUYA TSUTAYA)
★就職や転職で「面接に強くなる」と話題!著書累計20万部突破、“思考整理の超プロ”が明かす
誰でもたちまち「説明上手」になれる画期的なメソッド!「一生懸命説明したのに、わかってもらえない……」
「『で、結局どういうこと?』と聞き返されてしまう……」
「自分の言いたいことがうまくまとまらない……」

そんな経験、ありませんか?
こうした悩みを一挙に解決する“ヒミツ”を明かすのが本書です。

シリーズ20万部突破のベストセラー
『トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術』の著者であり、
「思考整理」「コミュニケーション」「わかりやすい説明」をテーマに
これまで5000人以上に“目からウロコ”の指導を行ってきた浅田氏が、
自らの集大成ともいえる説明スキルアップの秘訣を大公開。

「あれもこれも……」とポイントを詰め込むあまり
かえってわかりにくくなりがちなビジネスコミュニケーションについて
「あれ」と「これ」と「それ」――すなわち「3つのポイント」に絞ることで
わかりやすさを飛躍的に高めるコツをアドバイスします。

巻頭には、全体像がひと目で分かる
オールカラー「1枚」折り込み付き!
「わかりやすさ」にとことんこだわった構成とつくりで、
「説明下手」に悩む日々からの卒業をお約束します。

【目次より】
PART1 なぜ、うまく説明できないのか?
●理由その1 「動作」にできていないから
●理由その2 「数」を増やしすぎるから
●理由その3 「すべてカバー」しようとするから

PART2 「わかりやすい説明」の条件とは?
●ポイントその1 数を「3つ」に絞ること
●ポイントその2 「構造」にはめること
●ポイントその3 「動作」で伝えること

PART3 どうすれば、説明上手になれるのか?
●方法その1 「3つの視点」で「情報を整理する」
●方法その2 「3つの構造」で「考えをまとめる」
●方法その3 「3つの動作」で「伝える」

内容(「BOOK」データベースより)
「考えがまとまらない」「言いたいことが伝わらない」「仕事が進まない」…そんな悩みを一挙に解決する“ヒミツ”。ポーズをとる、見せる、指さす。『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』の著者が明かす新メソッド。

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] わかりやすいね!」というタイトルの本は、「わかりやすい」か!?・・・というのは冗談で、“トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術”・・・もわかりやすかったので、改めてノウハウを頂きたく思います。
[目的・質問] 「わかりやすさ」の真髄・・・学べるか⁉
[分類] 336.4:人事管理.労務管理.人間関係.ビジネスマナー

私は「動詞」と「動作」の違いを特に重視して、次のように分けています。(p.19)

  • 動詞:その言葉だけを見聞きしても「何をしたらいいか」が分からない表現
  • 動作:その言葉を見聞きすれば「どう行動したらいいか」が分かる表現

例えば、動詞の表現である「目的を意識する」というのを、動作的にいうと、色々なバリエーションが考えられますが、「目的を紙に書いて、繰り返し見る」というように「行動」に置き換えて表現しないと聞いている人は分からないということです。

ポイントは、この表現を見聞きした相手が「行動」できるか、「実践」できるか、「習慣化」できるかです。すなわち「動作」に移せるか。(p.20)

確かにここまで具体的に、書いたことありません。つまり、相手は動くときにたじろいだということになるのでしょう。確かに納得です。

ほとんどの人が、もやもやとした「動詞」レベルの話を始めてしまいます。どこかのビジネス書や経営書に出てきそうな表現を引っ張り出し、なんとなく意味がありそうなことを話している―そんな雰囲気だけは十分伝わってきます。ただ、聞いているほうからすると、その方が何を言いたいのかさっぱりわかりません。(p.20)

これは耳が痛いです・・・ちょうど今作っていた資料もまさに「動詞」で構成されています。こんなことでは煙に巻いている感が満載ですね。これはすごい、このノウハウ・・・・しっかり学びたいと思います。

「・・・する」という語尾の表現のせいで、一見行動できそうな気にはなってしまうのですが、実際には思考も行動もフリーズせざるを得ない。これが、「動詞」の特徴です。ところが、日々仕事をしていると、こうした「動詞」表現と頻繁に遭遇します。・・・これだけ「動詞」が大量に氾濫していると、さらに深刻な問題が発生します。それは、あまりにも「動詞」表現が当たり前となっているせいで、多くの人が「『動詞』では何の説明にもなっていない」という事実に気づいていない、という問題です。(p.23)

「動詞」表現がもたらす3つの事実が挙げられています。(p.25)

  • ビジネスコミュニケーションの多くが「動詞」でごまかされている
  • プロによるビジネス書やセミナー、講演ですら「動詞」でうやむやになっている内容がたくさんある
  • 「動詞」表現が多すぎるために、「これでは行動できない」という感覚が麻痺した「動詞人間」がビジネスの現場で大量発生している

これは衝撃ですね。ほんとにそうです。私もお世話になっているビジネス書・・・改めて考えると「で?」っていうのの連続ですね。でも分かったつもりになっていたんですね。そりゃ、読んでも読んでも進歩ができないはずですね。いわゆるノウハウ本でも「動詞」本ばっかりで、「動作」本はほんとに少ないような気がしてきました。これじゃあ、ノウハウだけで、まだにDOできない状態ですね。

だれもが行動に移せるほどシンプルで、カンタンな表現。「実践できる」という文脈があって初めて、価値を見出していける。これが「動作」の最大のポイントです。(p.25)
「目的を意識する」を知識としてただ「知っている」だけで終わらせず、実際に行動に移すために必要なのは、こういったシンプルであっけない「動作」に変換していくことなのです。仕事ができるかどうかの「違い」は、じつはこうした基本的なことの実践によって生じています。ところが残念なことに、そのことが腑に落ちている方は、必ずしも多くないのが実情です。(p.28)

社会人として20数年やってきましたが、これはまさに衝撃です。こんなこと考えたこともありませんでした。これは、今年ベスト5に入る「気づき」だと思います。

「動詞人間」の方々の多くが、そもそも「動作」の価値を低く見ているようだということです。彼らは、えてして知的な雰囲気が演出できる言い回しを好みます。「ビジョナリー」「ゼロベース」「ポジショニング」など、ビジネス書に出てくるヨコ文字表現が大好きです。逆に、知的な雰囲気からほど遠いシンプルな表現、すなわち「動作」レベルの表現を用いる人を評価しようとせず、なかなか耳を傾けようともしません。(pp.29-30)

参りました。私、完全に「動詞人間」だと思います。これはやばい。これまでもよく部下がついてきてくれたものだなぁと、反省です。

なぜ、うまく説明できないのか?その理由は、そもそもこれまで、「わかりやすい説明の仕方」自体を学んだことがなかったから。あるいは、学んだことがあったとしても、その内容が「動詞」レベルだったからです。そのために、あなたの説明自体も「動詞」レベルになっていた可能性が高いといえます。(pp.31-32)

また有益な情報を活かせないもう一つの原因、「数が多すぎるから」ということのようです。

大半のビジネスパーソンが、仕事で有益、あるいは必須とされる情報について「見聞きしたことはあるが覚えていない、そして使えていない」という事実です。これは、「数」が多すぎるから。それを解消するには、どんなときも「自分の手に負える数、すなわち『3つ』以内に自分でまとめ直す」ということを、自身の思考習慣のベースとしていくことです。(pp.40-43)

そして、うまく説明できない理由の最後として、次のことが挙げられています。

説明が苦手な方の大半が、「代表性」ではなく「網羅性」優先で説明してしまっているために、うまくまとめて伝えることができないのです。(p.53)
膨大な情報の中から「あれもこれも」ではなく代表的な「これ」だけを残し、後は捨てる。その代わり、その1つだけは繰り返し実践する。(p.60)

このあとも「わかりやすい」の実現に向けての説明が続くのですが、このPART1の部分が、コアなところです。

先にも書きましたが、「動詞」→「動作」、これは衝撃でした。なんとか、すぐにでもマスターしていきたいと思います。

こちらは、浅田さんのWEBサイトです

 

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