1分で心に効く50の名言とストーリー
著者:西沢泰生
内容紹介 この本は、「あなたの心を軽くしてくれる名言」と、「スピーチなどにも使える面白エピソード」を合体させてお届けする本です。 収録している名言は、しゃっちょこばった堅苦しい名言ではなく、「あなたの疲れ気味な心を癒してくれる名言」 「心がやわらかくなる名言」 「悩みが軽くなる名言」 など、「心が癒される」という観点でセレクトしました。 そして、名言の主は、歴史上の人物や世界の偉人だけでなく、タレントやスポーツ選手など、幅広いジャンルから選出しています。それぞれの名言のあとのストーリーは、よく名言本にありがちな、その名言についての単純な解説ではなく、その名言にからめたエピソードや雑学など、名言と独立しても、それだけで読み物として楽しめるようにまとめました。名言は、偉人や一流の人たちの知恵が凝縮された言葉の宝石です。たった1行の言葉が、ときとして何ページにもわたる人生論に勝るパワーを発揮します。 内容(「BOOK」データベースより) |
★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] みんなの前であいさつするときのネタとして。
[目的・質問] ちょっといい話をゲットします。
[分類] 159.8:金言.格言.箴言, 箴言
坂本龍馬は、議論で相手を負かすことには何の意味もないと言っています。これ、たとえ相手のほうが100%間違っていてもです。相手の間違いを指摘して言い負かしても、相手は考えを改めることはなく、ヘタに恨みを買うだけ。だったら、議論なんかしないで、相手に花を持たせておけばよいというわけですね。(p.31) |
三木谷さんは、仕事を楽しむ考え方として、こんなことを言っているのです。「仕事に恋すればいいのだ。恋人と違って、仕事は自分の努力で変えることができる。本人がどう取り組むかによって、理想の恋人になることもあれば、顔も見たくない天敵になることもある。それが仕事というものの不思議さだ」 三木谷さんのおっしゃるとおり、「仕事に恋して」しまえば、どんなことも楽しくなってきます。(p.46) |
どんなくジャンルでもそうですが、毎日、努力を積み重ねていると、確実に成長をします。野村元監督が言うように、「もうダメ」とあきらめずに、「まだダメ」と思って努力を続けることで、ある日突然、「実力をつけている自分」に気が付くのです。「練習の積み上げ」という「量」をこなしていると、いつの間にか、それが積み重なって「質」が変わるのですね。(p.57) |
孫正義さんにはたくさんの名言がありますが、私はこの言葉がとりわけ好きです。「髪の毛が後退しているのではない、私が前進しているのだ!」って、もはや、不条理ギャグの世界。もう、楽観主義の極みです。・・・コンプレックスなんて、悩むだけ、時間の無駄。ネタにして笑い飛ばすくらいで、ちょうどいいんです。(pp.61-63) |
いつも「失敗するんじゃないか」と思ってしまう人は自ら失敗を引き寄せているのし、逆に「大成功を引き寄せるものです。失敗を恐れて、保険ばかりかかていると、いつの間にか、「バニラ王国」のようになってしまいますぞ。(p.71) |
高田好胤さんの名言、「とらわれない心、こだわらない心、かたよらない心」とは、そうした「思い込み」「プライド」「偏見」など「間違ったこだわり」の原因となるものを戒めた言葉ではないでしょうか。あなたの、その「こだわり」は何に起因しているのか、「こだわる」ときは、一度考えてみてください。(p.87) |
田中角栄さんが1962年に大蔵大臣に就任した時、日本の超エリートと言える大蔵官僚を前にして行った演説は「伝説のスピーチ」と呼ばれています。
「言葉」は聞いている相手に伝わって初めて意味を持つということをお忘れなく。(pp.106-107) |
運命は、かくのごとく気まぐれです。風のように、すぐに向きが変わる。「最悪」と思っていたことで、命を拾うこともある。だから、どんなに「最悪だ」と思うような出来事に見舞われても、必要以上にがっかりすることはないのです。その出来事は、実は「これ以上ない幸福」なのかもしれないのですから。(p.111) |
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英語教師のキーティングは「自分で考えること」の大切さを訴え続けます。
ココ・シャネルの言葉の通り、「自分で考えること」には勇気が要ります。そして、その意見を堂々と主張することには、さらに勇気が必要でしょう。しかし、「検索」という行為によって、すぐに「答えのようなもの(決して『答え』ではありません)」を見つけられれてしまう現代だからこそ、余計に、「自分で考えること」の価値は高まっているのです。(p.123) |
二宮金次郎こと二宮尊徳は、荒地を開墾して収穫を上げ、お金を貯めた農政課であり、小田原藩の財政を立て直した尊徳さんは、こんなことを言っています。 「道徳なき経済は、罪悪である。経済なき道徳は、寝言である」 若い頃にお金に苦労した尊徳さん。キレイごとではない。リアルな言葉です。道徳を無視して、あさましく金儲けだけに走ることは罪悪につながる。逆に道徳ばかりに走っては採算を無視すれば、それはただの「夢物語」でしかない。(pp.126-127) |
ビートたけしさんは、海外でよく「映画監督なのにタレントもやっていて、努力していますね」と声を掛けられることがあるそうです。このことについて、たけしさんがテレビ番組の中でこんなことを言っていました。
「魚は努力して泳いでいるわけではない。俺も魚のように泳いでいるわけで努力はしてない。生き方なんだよ」 プールで泳ぐ人に対して「よく泳ぐねぇ」「うまいねぇ」という人はいても、プールで泳ぐ魚に同じことを言う人はいません。魚にとって、「泳ぐこと」は努力でもなんでもなくて、「泳いでいないと死んでしまう」というだけのことなのですね。 「魚じゃなくて人間がプールで泳いでいるから努力しているように見えるだけなんだよね。だからオイラ、『その商売の魚になれ』って思うんだよね。プロとして当たり前にできるっていうことが、なんにでも必要だと思うんだ」とたけしさん。(pp.142-143) |
相手から2つの選択肢を提示されて、そのどっちもイヤなとき、両方とも拒絶するという手があることを忘れないでください。ただし、そのためには「第三の選択肢」で相手を納得させることが必要。(p.147) |
『ムーミン』に出てくるリトルミイの名言。 「何とかなる。それは、やることをちゃんとやっている人のセリフ」(p.167) |
さまざまな名言・・・刺激を受けました。
どこかで使えるのもいろいろありました。