人生を決める「ありがとう」と「すみません」の使い分け

人生を決める「ありがとう」と「すみません」の使い分け

人生を決める「ありがとう」と「すみません」の使い分け
著者:七條 千恵美

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] こちらも図書館での出会い。
[目的・質問] 言葉の大切さを改めて学びたいと思います。

「すみません」という言葉がさまざまな意味を含む便利さゆえに、感謝であっても謝罪であってもこのフレーズが多く使われています。しかし、場合によっては「ありがとう」という言葉を使う方が、相手にとっても心の琴線に触れるような「嬉しい言葉」になることは、決して少なくありません。自分の行動や相手の心情に寄り添った言葉を丁寧に使い分けることで、あなたは誠実さや謙虚さが滲み出る豊かな心の持ち主になるのです。(P.6-7)

同じ内容をどこかで読んでから、僕も気をつけています。確かその例では、エレベーターでボタンを押して、先に出させてくれるときなどがありますが、「すみません」でなく「ありがとう」を使うべきなどと書かれていました。

人間とは不思議なもので、「謝罪」を期待していたにもかかわらず、実際に「謝罪された」だけでは気持ちが満たされないことが多いのです。(P.23)

事例が挙げられていて、部下がミスをして上司が訂正をして対応した場合、部下としては、まずミスを「謝罪」して、かつ訂正に対して「感謝」すべきと書かれています。両方を同時に使うということは怠りがちです。注意して使いこなしたいと思いました。ホントに言葉って大事です。

「申し訳ございません」は堅苦しい感じがする、使い慣れない、という感想を持つ方もいるかもしれません。しかし、ここ一番のお詫びのシーンでは、なにかと便利な「すみません」よりも、お詫びの意味しか持たない「申し訳ございません」が相応しいと思います。(P.31)

「すみません」ってホントに便利ですけど、気を付けて使わないとせっかくの気持ちが伝わらないとなると残念です。便利だからこそ、気を付けて使うようにしたいと思います。

私の経験上、貢献欲求の強い人は「ありがとう」と言われることを好み、自己重要感の強い人は「すみません」や「申し訳ございません」と言われることを好む傾向があるように思います。まずは、自分の心にある感情を把握することがファーストステップになりますが、言葉として発するときには「ありがとう」と「すみみません」のどちらを相手が好むのかによって「使い分ける」という視点も、是非持っていてほしいと思います。(P.36)

この視点はなかったです。確かに相手あっての言葉。伝わり手が違えば、伝え方も違う。深いです。

相手に敬意を払う人はその恩恵を受け、相手の幸せを願う人もまたその恩恵を受けるものです。その「敬意」や「想い」を相手に届ける際に、大いに役立てていただきたいものが「言葉」なのです。そして、せっかく伝えるならば、あなたのその「気持ち」が相手に正しく届いてほしいと願っています。(P.38)

ということですね。よく分かります。

先に自分の中にある反省点を見つけて「ゴメンね」と伝えてみて下さい。小さなことでいいのです。それが、相手の「価値ある存在でありたい。大切にされたい」という自己重要感を満たすことにつながります。「自分を理解し、大切にしてくれる人だ」ということが伝わると、相手も心を開きやすくなるものです。「ごめんなさい、すみません、申し訳ございません」という謝罪の言葉は「良好な人間関係の構築」という意味でも大きな役割を果たします。(P.52)

勝ち負けではありませんし、最終のゴール達成のためには、余計なプライドなどは不要です。

頼りにされたお客様もきっと「助けてあげられてよかった。喜んでくれてよかった」と思ってくださるはずです。そうはいいながらも、実は、私も過去には「大丈夫です!」と言って、ひとりでやってのけることがプロだと思っていた頃がありました。今思えば、せっかくの厚意をムダにしてしまったかもしれないと申し訳ない気持ちです。「貢献したい、役に立ちたい、喜んでもらいたい」。そのような気持ちが満たされたとき、人は幸せを感じるものですし、また素直に厚意を受け取る人のほうが可愛げがあると思うのです。(P.53-54)

これは大きな気づきです。私も相手に手を煩わせると思って、厚意でも「大丈夫」と言って自分でやることばかりでした。そう言ってくれたら、「素直に頼む」・・・これも一つの人間関係のテクニックなんですね。

 

心の中をのぞき見ることや、脳で考えていることを目で見ることは不可能です。しかし、相手の想いを受け止めることはできると思うのです。それが、自分と違う考えであったとしても、きちんと耳を傾けることや心を寄せることで距離を縮めることはできます。そうすれば、相手の心の中に、「この人は自分を否定しない」という感情が湧いてきます。否定されないことが分かれば、相手は安心して心を開いてくれるようになります。そして、さらに信頼関係を深めるためにひと役買ってくれるのが、「ごめんね」と「ありがとう」という2つの言葉です。(P.68)

相手を思いやる気持ち・・・これがあるかないかです。

あなたが、相手の心の内を想像することをできたとしても、完全に見ることはできないのと同じです。相手から、あなたの心の中は見えないのです。かなり見透かされていたとしても、それは相手のフィルターがかかっているものですよね。本当の気持ちは、本人しかわからない。だからこそ、本当に伝えたい想いならば、言葉にする必要がある。私はそう思っています。(P.69)

そのときの言葉の使い方がまた難しいですね。「伝え方」「伝わり方」の難しさです。

 

「ありがとう」という言葉も、「ごめんね」「すみません」という言葉も、相手に何かしらの見返りを求めて使うものではないということです。反省すべきところがあれば素直に「ごめんなさい」と言うこと、感謝したいことがあれば素直に「ありがとう」と言うこと、その行動は自分の意志で選んでいるものであるという自覚が必要です。・・・まずは、「伝える習慣をもつこと」がはじめの一歩ではありますが、そん言葉にこめられている「想い」が素直なものかということを是非振り返ってみてください。(P.71)

・・・いったんここまでで。また後日、追記します。

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