成功を習慣化する3つの記憶

成功を習慣化する3つの記憶

成功を習慣化する3つの記憶
著者:横山 信弘

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] 横山さんの本はほとんど読んでる気がする。
[目的・質問] 3つの記憶ってなんだろう?長期・短期のこと?

「予材管理」の考え方に感銘を受けて、以後、横山さんの著作はほとんど読んでいる気がします。ということで、新作、楽しみです。成功を習慣化するのは「私?」「部下?」「組織?」どれだろう・・・などと思いながら、読み進めていきます。

本書では、成功に必要な情報や知識が格納されている3つの記憶装置について解説していきます。キーワードは「短期記憶」「長期記憶」「外部記憶」。しかるべきタイミングで、しかるべき記憶装置にアクセスすることにより、あなたは、あなたの描く夢物語の道しるべを手にすることができるのです。(プロローグ)

いきなり先に掲げた質問への答え。3つの記憶の残りは「外部記憶」でした。それと、「あなた」つまり成功を獲得するのは読者自身のようです。

自問自答を何度も繰り返す「自問自答プロセス」こそが、「願望」という名のデータを長期記憶からワーキングメモリである短期記憶に転送する手助けをしてくれます。これは非常に重要なポイントです。(P.28)
重要なのは、何度も何度も、しつこいぐらいに、飽きるぐらいに問い続けること。そうするうちに、いつしか目的のデータがワーキングメモリ内に@常駐」することです。いったんワーキングメモリにデータがじょうちゅうすればしめたもの。常にそのデータを想起して、脳が処理しようとし始めます。まさに、脳が願望実現に向けて「意識し始める」状態。「引き寄せの法則」は、この状態になって初めて発動するのです。(P.29)

まずは、外部記憶としてノートなどに願望を具体的に書き出す。そしてそれを長期記憶に定着させ、短期記憶ですぐに引き出せるようにまでもっていくことで、はじめていわゆる「引き寄せの法則」として成立するのだと。

 

「潜在意識をみにつけている」状態となることで、長期記憶に入っていたときとは違い、脳が願望実現を意識して常にグルグル回転し始める。ING、つまり現在進行形での運行状態に変わったため、脳の感度が急激にアップします。目にするもの、耳にするものを漏れなくキャッチして、勝手に目的に見合った情報を処理しようとするのです。・・・常に脳がデータを処理し、自分が意識している願望を叶えた姿を実現するために必要な情報を収集しようとします。・・・夢にまで出てくることもあるでしょう。まさに「寝ても覚めても」という状態。・・・もしも「寝ても覚めても」という状態になっていないのであれば、もう一度「自問自答プロセス」に戻りましょう。目先のことで頭がいっぱいとなり、夢や願望イメージを意識している暇などない、という状態が続くと、ワーキングメモリが現実の様々な雑事や願望の実現に関係のないことを直視し始めてしまいます。ですから、何度も何度も、しつこいほどに、飽きるまで、問いつづけるのです。「自分の目標は何か?」「叶えたい夢は何なのか?」と。そして、具体的なイメージ、プランを口に出しましょう。メモに書きましょう。このプロセスを惜しまないことです。飽きずに繰り返すことで、潜在意識を味方につけることができます。すると、あなたの行動も大きく変わります。(P.30-31)

少し長文の書き写しになりましたが、ここは重要なポイントです。これもよく本で読んだ話ですが、なかなか続けられないんですよね。毎日やること、そのタイミングでやるようにすればよいということで、やっていたんですが、ここに書かれているように目先のことに煩わされるとそれを忘れてしまうんですよね。そこをなんとかしないと。毎日の習慣とシンクロさせるってことですが、その例は、朝の歯磨きのとき、ワイシャツのボタンを留めるとき、会社に行くときの駅の改札を通るときなどに、ここに書かれているような「自問自答プロセス」を繰り返すということです。

 

願望がワーキングメモリに常駐することで、そのために必要なデータを取りに行きたくなる、自然に行動したくなるわけです。こうした行動の結果、徐々に願望イメージの実現に必要なデータが脳に蓄えられていきます。この状態になると、もはや努力を努力だと思わなくなります。頑張ろうと思って頑張らなくても、信じられないほどフットワークが軽くなり、今まで無理だと思っていたことすら難なくできるようになります。・・・夢や願望が自分のほうへ引き寄せられるのではなく、ワーキングメモリに願望が常駐されたことで、自分自身がその願望イメージに引き寄せられるほど行動するようになる。これこそが「引き寄せの法則」の真相であり、再現方法なのです。(P.32-33)

そういうことなんですよね。「好きこそものの上手なれ」もそうですし、「ゾーンに入る」というのはそれの最上級かもしれませんね。

 

適切な情報をワーキングメモリに入れることが必要なのですが、そこがノイズで詰まってしまうと、大事なことに焦点が合わなくなってしまいます。願望実現にとって不必要なデータは一掃し、本当に必要な情報だけに整理することが、成功するためには必須なのです。(P.35)

それを打破するためには・・・・

 

「すぐやる」習慣がある人は、思考ノイズがたまりにくく、ワーキングメモリにいつも一定の余裕があるために、脳が適切な処理をしようとします。・・・結果、仕事ができる人ほど、スケジュールに余裕がなくても、ワーキングメモリには余裕があるために、ストレスをためることなく膨大な仕事量をこなすことができるのです。ぜひとも今日から、先送りの悪しき習慣を止め、「すぐやる習慣」を身につけてください。そうすれば、常にワーキングメモリをクリーンな状態に保つことができます。(P.37)

それがなかなか難しいんですよね。どうすればいいか・・・・

 

自分の力でやる気アップをさせること、持続させることは難しいことですが、他人の力を借りて自分をその気にさせていくのなら何とかなりそうな気がします。やる気アップより、その気アップを心掛けましょう。・・・高度情報化時代の利点として、SNSなどの存在も挙げられます。そういった情報ツールを使いこなし、意欲的な人が集まるコミュニティに参加するのも手です。・・・現代ならではのメリットです。自分の力だけを信じず、積極的に他人の力を頼りましょう。周りの空気で自分を動かしていくのです。(P.63-64)

次は脳を活性化させるための「3つの質問」・・・それはどんなのでしょうか。

「意識しているもの」がいったいどのようなもので、どの記憶装置のどこに格納されているか。それを確認することで、本当に「目標達成に向けて意識してるかどうか。」を見抜けます。そのために「3つの質問」を投げかけてみましょう。3つの質問とは、
①アバウトな質問
②具体的な切り口を使った質問
③正しい答えを使った質問
 「意識が高い」とは、ワーキングメモリに目標が常駐しているため、日々、その目標に合わせた行動ができている、ということなのです。すぐ処理できる場所に目標が入っているため、具体的なアクションを起こせるし、アクションを起こしているからこそ、ラン&テストを繰り返すことになり、行動が改善され、目標達成のために立てる仮説の精度も上がっていく。このように、高いところで意識レベルが保たれているなら、、彼が目標を達成する可能性は極めて高いと言えるでしょう。(P.89)

とにかく、ワーキングメモリに夢をインストールすることですね。あと、その夢も具体的に。分かっているんですが、大きなプロジェクトになるので、始められないというよろしくない状態。小さなことからでいいので、始めます。

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