捏造のロジック

捏造のロジック 文部科学省研究公正局・二神冴希 (『このミス』大賞シリーズ)

捏造のロジック  文部科学省研究公正局・二神冴希 (『このミス』大賞シリーズ)
著者:喜多 喜久

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] 「研究公正」というキーワードで図書館の書籍検索でHIT。タイトルに惹かれて。
[目的・質問] 久しぶりの小説も良いでしょう・・・ということで。

興国科学研究所に勤める研究員・円城寺は、突然センター長の呼び出しを受けた。二年前に論文捏造の疑惑で日本中を騒がせた“PAX細胞”についての論文が、今になって再び投稿されたというのだ。当時、疑惑の渦中にいた人物たち―一人は失踪、一人は謎の死を遂げているにもかかわらず。いったい誰が、何のために疑惑の論文を投稿したのか。クビ寸前の円城寺は、文部科学省に新設された研究公正局から派遣されてきたキレ者役人・二神冴希とコンビを組み、計算科学者など秘密のサポート・メンバーとともに、捏造論文の真相に迫っていく―。(「BOOK」データベースより)

めったに小説は読まないのですが、楽しく一気に読み切りました。作者は実際に、大手製薬会社の研究員に勤務されているということで、非常にリアリティのある描写、論理的に展開されていきます。二神の怒らせて本音をさらけ出すという手法には恐ろしさを感じました。実際に使えなくもないのでしょうけど、これを使うにはものすごくタフな精神力がいるなぁと思いました。そういう意味でも円城寺とのコンビがよかったのかもしれません。

研究公正」というのは、学者にとっては忘れてはならないことです。
日本学術振興会というところで、eラーニングやテキストがアップされていますので、ご利用されてはいかがでしょうか。

小説だったのですが、結局、研究と結びつけて発展しちゃいました。

 

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