「読書レビュー」カテゴリーアーカイブ

上手な機械学習と統計的品質管理の使い方入門

上手な機械学習と統計的品質管理の使い方入門

著者:渡邉 克彦

トヨタ流のデータ分析を学べる

本書は、長年トヨタおよびトヨタグループで困り事解決の実践支援に携わった著者が、統計的品質管理(SQC)と機械学習というデータ分析手法のより良い使い方を解説したものである。
本書で、従来のデータ分析手法「統計的品質管理(SQC)」と、近年脚光を浴びている「機械学習」それぞれの得意とするところを理解でき、これらを上手に実務へ活用できるようになる。

著者について
東京理科大学基礎工学研究科修士課程修了。トヨタ自動車(株)第3電子技術部に入社。その後、TQM推進部、SQCグループのグループ長として応答曲面法、信頼性、品質工学、感性評価などの社内講座における質向上の取組みを行う。現在は、SQCおよび機械学習におけるデータ分析の普及推進や実践活用の支援に従事。 社内およびトヨタグループのデータ分析推進・ 指導アドバイザ。日本規格協会講師、中部品質管理協会講師。

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ChatGPT超実践活用法: 「ビジネスシーン」におけるマジで使える利用方法10選【使い方・入門・教科書・初心者・利用法

ChatGPT超実践活用法: 「ビジネスシーン」におけるマジで使える利用方法10選【使い方・入門・教科書・初心者・利用法】

著者:葵 あすか

ちまたで話題の「ChatGPT」ですが、概要を知るには非常にわかりやすくまとめられています。

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スモールデータ解析と機械学習

スモールデータ解析と機械学習

著者:藤原 幸一

スモールなデータの解析手法・ノウハウが身につく!

《内容紹介》
Webデータや画像データに代表されるようなビッグデータが注目される一方で、機械の故障データのように発生自体がまれであったり、患者さんの検査データのように倫理的な問題からデータを集めることに制約があったり、あるいはデータの判読が専門家以外では困難で機械学習に利用しにくいデータは、どうしても忘れられがちです。ビッグデータの時代において、収集が難しいために私たちが忘れかけているデータのことをスモールデータとよびます。

スモールデータでは、測定されている変数の数に比べて学習に必要なサンプルが不足していたり、それぞれのクラスのサンプル数が極端に偏っていたりするため、深層学習のようなビッグデータの方法をそのまま適用するのは適当ではなく、異なるアプローチが必要になります。

本書は、スモールデータとはどのようなデータであるのかを具体的に紹介して、スモールデータ解析の基本となる次元削減と回帰分析を説明します。特に部分的最小二乗法(PLS)はスモールデータ解析の大きな武器となるでしょう。そして、機械学習においてモデルの性能向上のために必要な変数(特徴)選択を紹介し、特にクラスタリングに基づいた新しい変数選択手法を説明します。つづいて、不均衡なデータの解析手法と異常検知を紹介して、最後にスモールデータ解析についての筆者の経験に基づいたポイント・考え方を述べました。本書ではPythonプログラムとスモールデータ解析の例題を通じて、読者がスモールデータを有効に解析できるようになるよう工夫しています。

ビッグデータの世界は、もはやデータ量と資本力が支配するレッドオーシャンとなっています。しかし、スモールデータの世界は、まだまだ現場の創意工夫次第でデータから新たな価値を引き出すことのできるブルーオーシャンなのです。みなさんも、この未知の世界に飛び込んでみませんか?

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「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術

「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術

著者:高松 智史

――答え=正解のない課題にどう立ち向かうか?――

★3000人以上に「考え方」を教えてきた元戦略コンサルの著者が記す思考の秘訣!
★この1冊で「考えること」が楽しくなる!
★ベストセラー『変える技術、考える技術』『フェルミ推定の技術』の著者、待望の4冊目!

(本書の内容)
第1章「答えのないゲーム」の戦い方をしませんか?
▼「答えのないゲーム」にはこの3ルール
①「プロセスがセクシー」=セクシーなプロセスから出てきた答えはセクシー。
②「2つ以上の選択肢を作り、選ぶ」=選択肢の比較感で、“より良い”ものを選ぶ。
③「炎上、議論が付き物」=議論することが大前提。時には炎上しないと終われない。

第2章「示唆」
▼ファクトから示唆=メッセージを抽出するためのキーワード
①「見たままですが」
②「何が言えるっけ?」
③「それは何人中何人?」

第3章「B◯条件」
▼炎上を回避し、議論を健やかにする思考技術
①A(自分の意見)とB(相手の意見)を真っ向から対立させて議論してしまうと、「答えのない」ゲームにおいては、「水掛け論」になってしまう。
②だからB(相手の意見)を直接否定してはいけない。相手の意見を直接否定した瞬間に水掛け論に突入する。
③だからB(相手の意見)が○となる(成立する)「条件(b)」を提示して、その「条件」を否定(a)する。

第4章「ゲーム&ゲーム」
▼思考プロセス、問題解決プロセスを体得する

①論点を立てる。
②ファクトから示唆を抽出する。
③仮説をつくる。
④仮説を検証する。

第5章「5つのゲーム感覚」
▼「答えのないゲーム」とその先へ
①答えのないゲームVS答えのあるゲーム
②ボジョレー思考VSロマネコンティ思考
③理解ドリブンVS暗記ドリブン
④100分の70VS100分の3
⑤アーティストモードVSクリエイターモード

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そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。

そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。

著者:上野 雄史 (著), 星野 崇宏 (著), 安田 洋祐 (著), 山口 真一 (著), 今井 誠(編著者) (その他), 坂井 豊貴(編著者)

パート1 なぜ経済学が、今、「働く人」に必須なのか?
1章 ビジネスパーソンの「武器」としての経済学(大阪大学大学院経済学研究科准教授 安田洋祐)2章 オンライン上に新しい市場をつくる(慶応義塾大学経済学部教授 坂井豊貴)パート2 経済学の初心者でも!
知っているだけでビジネスの結果が変わる4つのツール
3章 利益を最大化するツール=「FSP-D」モデルの基礎知識(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授 山口真一)

4章 世界標準の学知に基づく新しい顧客関係管理(慶応義塾大学経済学部教授 星野崇宏)

5章 会計とESG 価値観とルールの大きな変化をざっくりつかむ(静岡県立大学経営情報学部教授 上野雄史)

6章 ダメな会議はなぜダメで、どうすれば改善できるか(慶応義塾大学経済学部教授 坂井豊貴)

終章 ビジネスに経済学の視点を加えるだけで、新しいチャンスが加速度的に広がっていく(株式会社エコノミクスデザイン代表取締役・共同創業者 今井誠)

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人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学

人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学

著者:松本 健太郎

話題のデータサイエンティストが解き明かした、大ヒット&大ブームの「悪魔の法則」…人間の50%はクズである!「キレイごと」より「本音トーク」がウケる理由、「メガ盛り」が食べたいのに「サラダ」が欲しいと嘘をつく心理、人々を新型コロナ論争に駆り立てるバイアス…。「つい、買わされてしまう…」禁断のテクニックを解説!

めちゃくちゃ腹落ちしますね。これこそがデータサイエンティストの醍醐味だと思います。私も長年BtoCでのデータマイニング~データサイエンスをやっていますが、よく面接でもデータサイエンティストとして応募があるのですが、ここが分かってないとBtoCのデータサイエンティストとしては難しいという観点で厳しく見てしまっています。

 

実例について、行動経済学の要素をうまく絡めながら説明してくれています。BtoCマーケティングをしていくうえで、そしてそれを下支えするデータアナリシス、データサイエンスとして忘れてはならない大事なポイントが列挙されています。Kaggleなどのデータコンペで設定された課題の精度を上げるということも大切ですが、この洞察力がないと実務では役に立たないと思っています。

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バレットジャーナル 人生を変えるノート術

バレットジャーナル 人生を変えるノート術

著者:ライダー・キャロル

思考、情報、タスク、時間、習慣、目標―箇条書きを使えば、まわりに振り回されず主体的に「自分」のすべてを整理・管理できる!世界最強の自分整理術初めての公式ガイド。

友人がやり始めたということで私も読んでみることにしました。

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22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる

22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる

著者:成田悠輔

断言する。若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは日本は何も変わらない。

これは冷笑ではない。もっと大事なことに目を向けようという呼びかけだ。何がもっと大事なのか? 選挙や政治、そして民主主義というゲームのルール自体をどう作り変えるか考えることだ。ゲームのルールを変えること、つまり革命であるーー。

22世紀に向けて、読むと社会の見え方が変わる唯一無二の一冊。

政治家に任せられない・・・それはすごくわかる。なぜなら、政治家は自分に不利になるような制度への変更はすることがないから。でも社会はどんどん変わっているのに、政治家を選ぶ選挙制度は何ら変わっていない。これっておかしかくない?

 

それならどうしたらいい??ということに対して、いろいろな切り口で著者の考えが書かれています。

いろいろと考えさせられるクールな一冊。

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心理的安全性をつくる言葉55

著者:原田将嗣、監修:石井遼介

ちょっとした言葉の言い換えで、聞いている人の感じ方も大きく変わってくるというのが、自分が言われた身になって考えるとすごくよくわかる言葉の数々です。

大きく4つの観点が書かれています。
それは、「話助挑新」です。
・話しやすさ:ちょっといま、いいですか?
・助け合い:何かサポートできる?
・挑戦:まずはやってみよう!
・新奇歓迎:その視点はなかった!

この4つの観点で、55の言い換えが載っています。

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