「読書レビュー 2018」カテゴリーアーカイブ

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

著者:小林 昌平 … 

哲学者の考えた問いを日常の分かりやすい絵にして説明してくれている書です。非常に大胆な切り口の書だと思います。(Inobe.Shion)

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内容紹介

「将来が不安」「お金がほしい」「死ぬのが怖い」
これらの現代人の悩みははるか昔から私たちを苦しめていた人類共通の悩みです。

であるならば、哲学者や思想家と呼ばれる、思考そのものを生業とする人たちが、これらの悩みに答えを出しているはずです。

平易な言葉で哲学を学べて、あなたの悩みが解決します。

■仕事
「将来、食べていけるか不安」⇒アリストテレスが答えを出しています。
「忙しい。時間がない」⇒アンリ・ベルクソンが答えを出しています。
「お金持ちになりたい」⇒マックス・ウェーバーが答えを出しています。
「やりたいことはあるが、行動に移す勇気がない」⇒ルネ・デカルトが答えを出しています。
「会社を辞めたいが辞められない」⇒ジル・ドゥルーズが答えを出しています。

■自意識・劣等感
「緊張してしまう」⇒ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)が答えを出しています。
「自分の顔が醜い」⇒ジャン= ポール・サルトルが答えを出しています。
「思い出したくない過去をフラッシュバックする」⇒フリードリヒ・ニーチェが答えを出しています。
「自分を他人と比べて落ちこんでしまう」⇒ミハイ・チクセントミハイが答えを出しています。
「他人から認められたい。チヤホヤされたい」⇒ジャック・ラカンが答えを出しています。
「ダイエットが続かない」⇒ ジョン・スチュアート・ミルが答えを出しています。
「常に漠然とした不安に襲われている」⇒トマス・ホッブズが答えを出しています。
「人の目が気になる」⇒ミシェル・フーコーが答えを出しています。

■人間関係
「友人から下に見られている」⇒アルフレッド・アドラーが答えを出しています。
「嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない」⇒バールーフ・デ・スピノザが答えを出しています。
「家族が憎い」⇒ハンナ・アーレントが答えを出しています。

■恋愛・結婚
「恋人や妻(夫)とけんかが絶えない」⇒ゲオルク・W・F・ヘーゲルが答えを出しています。
「不倫がやめられない」⇒イマヌエル・カントと親鸞が答えを出しています。
「大切な人を失った」⇒ジークムント・フロイトが答えを出しています。

■人生
「やりたいことがない。毎日が楽しくない」⇒道元が答えを出しています。
「人生の選択に迫られている」⇒ダニエル・カーネマンが答えを出しています。
「夜、孤独を感じる」⇒アルトゥール・ショーペンハウアーが答えを出しています。

■死・病気
「死ぬのが怖い」⇒ソクラテスが答えを出しています。
「人生がつらい」⇒マルティン・ハイデガーが答えを出しています。
「重い病気にかかっている」⇒ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが答えを出しています。

出版社からのコメント
紀元前、古代ギリシャのプラトンは師ソクラテスの突然の死に遭遇し、その後ずっと人の死についての思いをめぐらせながら、「哲学とは死の練習である」という考えに至りました。

戦後のフランスで活躍した哲学者サルトルは、背が小さく斜視であるという外見的コンプレックスに苦しみながら、「人は今ある自分じゃないものになることができる」とする「実存主義哲学」でそれを克服しようとしました。

このように、「悩み」は紀元前から人類を悩ませ続け、それに思考で解決してきたのが哲学者たちなのです。

あなたの悩みをアリストテレスやニーチェに相談してみませんか?

内容(「BOOK」データベースより)

現代人の悩みを哲学者の言葉を使って解説。読むと、悩みが消えて、哲学を学べます!

著者について
1976年生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。専攻は哲学・美学。
著書『ウケる技術』(共著、新潮文庫)は20万部のロングセラーとなり、東京大学i.schoolでのワークショップの教材となるなど、その後のビジネス書に大きな影響を与えた。大手企業に主任研究員として勤務する傍ら、学会招待講演、慶応義塾大学ゼミ講師も務める。テーマは人文科学の知見をビジネスに活用する “ Humanities on Industry(HoI)”。

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真説 – 孫子

真説 - 孫子 (単行本)

著者:デレク・ユアン … 

中国圏と英語圏の解釈の相違と継承の経緯を分析という点が画期的なところだと思います。西洋の方々にとっては、分かりやすく訳すること、孫子の思想体系を理解するkと、中国文化を理解すること・・・という非常に大きなハードル越えを狙った作品です。(Inobe.Shion)

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内容紹介

中国圏と英語圏の解釈の相違と継承の経緯を分析し、東洋思想の系譜から陰陽論との相互関連を検証、中国戦略思想の成立と発展を読み解く。気鋭の戦略思想家が世界的名著の本質に迫る

目次
第一章 中国の戦略思想の仕組み
第二章 『孫子兵法』の始まり
第三章 孫子から老子へ:中国戦略思想の完成
第四章 孫子を読み解く
第五章 西洋における孫子の後継者たち
第六章 中国の戦略文化

内容(「BOOK」データベースより)

中国圏と英語圏の解釈の相違と継承の経緯を分析し、東洋思想の系譜からタオイズムとの相互関連を検証、中国戦略思想の成立と発展を読み解く。気鋭の戦略思想家が、世界的名著の本質に迫る。

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教養として知っておきたい 地政学

教養として知っておきたい 地政学 (スッキリわかるシリーズ)

編者:かみゆ歴史編集部

最近よく聞く「地政学」というワード。英語では、geopolitics というそうです。そもそもどんな学問で何を目指しているのか。既存の学問とはどこがどう違うのか。基本的な定義としては、「地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を、巨視的な視点で研究するものである。」(Wikipedia)だそうです。(Inobe.Shion)

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内容紹介

■今、地政学が熱い!
地政学とは、歴史や政治の本質を知ることで、これからの世界がどう動くかを予測し役立てる
学問。本書では、それぞれの国や地域の地理的特徴や近現代史を説明した上で、現在の諸問題の
原因や今後の動向を探ります。

■マンガや豊富な地図・図版でわかりやすい!
本書では、各章頭にマンガを、またそれぞれの項目で地図や図版、イラストを多用しながら解説
していますので、はじめて地政学を学ぶ方でも楽しみながら読むことができます。

■巻頭口絵では、主要国をキャラ化して紹介!
巻頭の口絵では、地政学を学ぶうえで知っておきたい「宗教と紛争」「核兵器の保有」「経済と
軍事の枠組み」という3つのキーワードについて、を世界地図とともに紹介しました。さらに、
現在の国際情勢をリードする13の国をキャラクター化して解説しています。

【主なもくじ】
総 論 地政学とは何か?
第1章 日本を取り巻く状況
第2章 朝鮮半島から見た世界
第3章 シーパワーを目指す中国
第4章 覇権国家アメリカの行方
第5章 難攻不落のハートランド・ロシア
第6章 転換期をむかえるヨーロッパ
第7章 大国に翻弄され続ける中東世界

【監修者紹介】
神野 正史(じんの・まさふみ)
1965年名古屋生まれ。河合塾世界史講師。世界史ドットコム主宰。学びエイド鉄人講師。
ネットゼミ世界史編集顧問。ブロードバンド予備校世界史講師。歴史エバンジェリスト。
自身が運営する世界史専門のネット予備校「世界史ドットコム」は、絶大な支持を誇る
人気講座。また「歴史エバンジェリスト」としての顔も持ち、TV出演、講演、雑誌取材、
ゲーム監修なども多彩にこなす。主な著書に『世界史で読み解けば日本史がわかる』(祥伝社)、
『世界史劇場』シリーズ(ベレ出版)、『最強の成功哲学書世界史』(ダイヤモンド社)、
『現在を読み解くための「世界史」講義』(日経BP社)、『戦争と革命の世界史』(大和書房)
などがある。

出版社からのコメント

●「地政学的に日本は特別な位置にある! 」「朝鮮半島をめぐる大国の思惑とは?」
●世界情勢の「なぜ?」がわかる
●歴史や政治の本質を学び、これからの世界を予想する

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人事こそ最強の経営戦略

人事こそ最強の経営戦略

著者:南 和気 … 

「日本型・グローバル人事の教科書」というサブタイトルがつけられています。第一印象としては、“人事こそ”の人事がどこまでのスコープかが気になりましたがどうやら、曖昧ですが本文でのおおよその使い方としては「人事制度」のことをおっしゃっているようです。(Inobe.Shion)

Business, Staff, Head Of Human Resources, Selection

内容紹介

発売後、たちまち重版出来! !
ダイヤモンド・オンライン、NewsPicks 掲載記事で話題沸騰の1冊! !

【著者より】
今、日本企業に求められているのは、イノベーションであり、世界で勝負することです。
しかし、その変化を牽引する「人」の育て方は、この20年ほとんど変わっていません。
しかも、日本の労働人口は今後ますます減少していきます。

本当に、このままで日本企業は世界で勝てるのか。

この本では、これからの時代を勝ち抜くために、「人」という戦力を育成し、活かすためのノウハウを網羅的にまとめています。
また、パナソニック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、オムロン、国連、SAPなど先進的な人事施策に取り組む事例も掲載しています。

日本企業の「良さ」と、海外企業がもつ「強さ」を合わせて、最強の「人材戦略」を実現するために、ビジネスに関わるすべての方に読んでいただきたいと思います。

【読者からの反響の声多数!】
・弊社の人事は、変化に対して拒否感があり、消極的でした。
この本によって客観的に、理論に基づいて人の可能性を見出す方法がよく分かりました。(40代 金融 人事部)

・グローバルリーダーとはどういう人材なのか、いろんな意見があってわからなくなっていました。
評価制度のあり方や、育成方法まで具体的なノウハウが一冊にまとまっていて、まさに教科書として何度も読み返しています。(30代 製造業 人事部)

・「イノベーションを起こす人材を育てるように」と経営者から言われ、どうすればいいか試行錯誤していました。
人を変えるより先に組織を変える、という考えが非常に納得できました。やり方を変えてみようと思います。(40代 製造業 経営企画)

・管理職になるために、人材育成や人の管理について学びたくて、先輩から勧められました。
人の価値の考え方や、日本の人事制度の特徴について、素人にも分かりやすく、現実に即してまとめられていて、企業事例も大変参考になりました。(20代 サービス業 営業)

・弊社は、これからグローバルでもっと勝負していかなければならないという時で、海外の人材がどういう考え方で働いているのか、よく分かった。
日本の人事のやり方も世界で通用するところがあるという点に非常に勇気づけられた。(50代 サービス業 経営職)

早稲田大学ビジネススクール准教授
入山章栄氏、大絶賛!
本書は、人事が意思決定するための知識や考え方を網羅的に解説した良質な手引書である。
また、経営学的な視点からも非常に親和性が高く、これから日本企業が進むべき選択肢が体系的に記されている。

パナソニック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、オムロン、国連、SAP……先進企業の事例も掲載!

出版社からのコメント

第1章 グローバル人事とはなにか?
第2章 「人の価値」を正しく測る
第3章 「人材配置」を成功に導く戦略
第4章 グローバル・リーダーをどのように育てるか
第5章 自ら成長し変化する最強の組織づくり
第6章 テクノロジーがもたらす未来の人事
【特別寄稿】早稲田大学ビジネススクール準教授 入山章栄
内容(「BOOK」データベースより)
パナソニック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、オムロン、国連、SAP…最先端の事例掲載。

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リーダーの本棚 決断を支えた一冊

リーダーの本棚 決断を支えた一冊

著者:日本経済新聞編

さまざまな業界のリーダーの座右の書とそれを選んだ理由についてが取材されています。好きな本ってその人の人となりが出ると思いますので、そのあたりが聞けるのは面白いです。(Inobe.Shion)

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内容紹介

●あのリーダーはこの本をこう読み解いている
慶応義塾長清家篤氏「知的強靭さを感じる本を読むと、自分も少し強くなれそうな気になります」
衆院議長大島理森氏「山本作品は説教くさくて嫌だという人がいるかもしれません。人間の弱さを前提としたうえで、どう生きるべきかを考える。周五郎さんの終生のテーマだったと思います」
神戸市長久元喜造氏「私は西郷隆盛や高杉晋作、坂本龍馬などにはほとんど関心がありません。あの人たちは暴れた英雄です。その後に、天才ではなく、カリスマ性もないが、近代日本のシステムをつくり上げた人々が好きなのです」
修羅場を乗り越えてきたリーダーたちはどのような書籍に心打たれ、育てられてきたのか――本書は、日経新聞読書欄で経営者・政治家から研究者まで日本を引っ張るリーダーたちが愛し、他人に勧める書籍を紹介するコラム「リーダーの本棚」の書籍化。聞き手は日経新聞の編集委員、読書観・リーダー観を引き出し、仕事に直結するヒントが獲られる内容になっています。毎回一冊名著を詳細に紹介する内容ではなく、リーダーたちの人間的魅力がどのように形成されたのかを複数の本とキャリアを交えて明らかにします。新聞掲載時の著者近影と書籍の写真を大きくあしらい、雑誌的なレイアウトで構成します。
【本書に登場するリーダー】櫻田謙悟 石塚邦雄 高原豪久 尾崎裕 遠藤勝裕 村井嘉浩 尾堂真一 真中満 重延浩 神津里季生 橋本徹 毛利衛 出雲充 魚谷雅彦 金丸恭文 清家篤 磯崎功典 古賀信行 大島理森 久元喜造 澤田浩 平井伸治 坂本すが 中島敏 末松誠 小松和彦 国分良成 田嶋幸三 芳賀徹 遠藤利明 北村雅良 吉永泰之 田口三昭 髙橋則広 山本公一 中鉢良治 松本大 小林哲也 酒井忠康 朝妻一郎 石田忠正 中村道治 秋山昌廣 坂東眞理子 一宮なほみ 松本紘 加藤丈夫 村田晃嗣 稲葉延雄 熊倉功夫

内容(「BOOK」データベースより)

リーダーは孤独だ。最後の最後は、一人で決断を下さなければならない。誰にも相談できない状況で、本の力を借りる。かけがえのない相棒として本をとらえたい―。本書に登場するのは、大企業を率いる経営者を中心に、大学や公益団体のトップ、政治家など各界のリーダー50名。古典から経済・経営書、歴史書、科学書、エンターテインメントと、座右の書、愛読書として挙げる本は実に多種多様だ。青雲の志を抱かせてくれた本、仕事や人間関係で悩んだときに開く本、世俗を離れて心を遊ばせる本と、本との向き合い方も百人百様である。日本経済新聞・読書面の好評連載「リーダーの本棚」の書籍化第2弾。

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デジタル・ポピュリズム

デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義 (集英社新書)

著者:福田 直子 … 

サブタイトルに「 操作される世論と民主主義」とあります。余計なお世話だと思いますが、このサブタイトルをメインにした方が、売れたんじゃないかなぁと。(Inobe.Shion)

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内容紹介

無意識のうちにクリックした「いいね!」が悪用される――。現代はもはやそんな時代だ。
嘘を混ぜたプロパガンダや個人の不安に直接訴える「マイクロ宣伝」。これら巧妙なサイバー戦略は、世論形成に使われている。近い将来行われるであろう日本の国民投票でも使われるのは時間の問題だ。欧米ですでに問題となっているデジタル・ポピュリズムの事例を細かく取材し、徹底的に書き尽くす!

■主な内容
・ビッグデータの最大の効用は「先読みすること」
・グーグル検索が「人の心のうち」を語る
・購入履歴から消費者ごとに異なる価格が設定されている
・スマートスピーカーがあなたを24時間監視している
・トランプを勝たせた、イギリスの分析会社「ケンブリッジ・アナリティカ社」の正体
・イギリスのEU離脱キャンペーンに莫大な寄付をした大富豪とは
・ネガティブ広告で投票を阻止させることができる
・68個の「いいね!」分析でユーザーのプロフィールがわかる
・面白い偽ニュースを紛れ込ませるという新ビジネス
・ロシアのウイルス対策ソフト会社「カペルスキー社」はアメリカ大統領選に関与したか
・皿洗いから大財閥にまでなったロシア人・プリゴジンとプーチンの黒い関係
・嘘の書き込みを組織的に行う“トロール・ファーム”の女性社員の一日
・フェイクニュースがつくる「ある種のムード」

■目次
まえがき
第一章 ビッグデータは監視し、予測し、差別する
第二章 「心理分析」データを使った選挙広告キャンペーン
第三章 ソーシャルメディアは敵か、味方か
第四章 ロシアのサイバー作戦が欧米のポピュリズムを扇動する
―-―ロシアから“ボット”をこめて
第五章 デジタル時代の民主主義
あとがき

■著者略歴
福田 直子(フクダ ナオコ)
ジャーナリスト。上智大学卒業後、ドイツのエアランゲン大学にて政治学・社会学を学ぶ。帰国後、新聞社、出版社にて勤務。著書に『大真面目に休む国ドイツ』『ドイツの犬はなぜ吠えない?』 (平凡社新書)、『休むために働くドイツ人、働くために休む日本人』(PHP研究所)など。

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカの大統領選挙やイギリスEU離脱の国民投票では、私たちが無意識のうちに提供している多くの個人情報が選挙キャンペーンや世論形成に利用された。嘘を混ぜたプロパガンダや個人の不安に直接訴える「マイクロ宣伝」といった、巧妙なサイバー戦略は、近い将来行われるであろう日本の国民投票でも使われるのは間違いない。これらによって醸成されたポピュリズムに私たちはどう抗うのか。欧米での徹底的な取材からデジタル時代の民主主義を考える。

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誰もが嘘をついている

誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

著者:セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ … 

サブタイトルは、「ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性」著者はGoogleの検索結果などを分析していたデータサイエンティスト。検索を「脳鏡」と位置づけ、まさに本性が暴かれる・・・そんな感じ。非常におもしろい切り口の書。(Inobe.Shion)

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内容紹介

実際人々はどれほどセックスをしているのか?
アメリカには人種差別主義者がどれほどいるのか?
ビッグデータで証券市場に勝てるのか?
不況時に児童虐待は本当に減っているのか?
本を買った人のうち何パーセントが読み終えるのか?

検索は口ほどに物を言う
人は実名SNSでの投稿や従来のアンケート調査では見栄を張って嘘をつく一方、匿名の検索窓には本当の欲望や悩みを打ち明けている。グーグル、SNS、ポルノサイトの検索データなど、ありとあらゆる「ビッグデータ」が利用可能になり、それを分析する手法が確立された今、通説とはまったく違う人間の本性が明らかになる!

通説や直感に反する事例が満載
黒人への差別表現はグーグルで「頭痛」「経済学者」と同程度検索されている。
失業者は検索サイトで「職業安定所」や「新しい仕事」よりも、ポルノサイトを探している。
男女ともにセックス回数を過剰に自己申告するが、結婚生活最大の悩みは「セックスレス」。
インドやバングラデシュの男性が、ポルノサイトでとりわけ多く検索する言葉は「授乳」。
ジョークが検索されるのは世間が悲しいムードのときではなく、うまくいっているとき。月曜や曇天・雨天には検索頻度は低く、週末は高くなる。
名門校にギリギリで合格した人とギリギリで落ちた人の人生にはどのような違いがあるか。
オンラインのP2P借金サイトでコメントを書かせると、借金を返す人と返さない人は言葉遣いに差がある。踏み倒す人は特定の単語を使う傾向にある

グーグルの元データサイエンティストで、ニューヨーク・タイムズにも寄稿する著者が、グーグルの検索データを分析して米国の隠れた人種差別を暴くのを皮切りに、男女の性的な悩みや願望から、名門校入学の効果、借金を返す人と踏み倒す人の差まで、豊富な事例で人間と社会の真実を明かしていく。

ビッグデータとは何なのか、どこにあるのか、それで何ができるのかをわかりやすく解説する一方、データ分析にまつわる罠、乱用の危険や倫理的問題にも触れる。ビッグデータ分析による社会学を「本当の科学」にする一冊!

★英エコノミスト紙2017年ベストブックオブザイヤー
★米PBSニュースアワー2017年ブックオブザイヤー
★米Amazonベストブックオブザイヤー(2017年ビジネス&リーダーシップ部門)
★ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー

内容(「BOOK」データベースより)グーグルの元データサイエンティストが、膨大な検索データを分析して米国の隠れた人種差別を暴くのを皮切りに、世界の男女の性的な悩みや願望から、名門校入学の効果、景気と児童虐待の関係まで、豊富な事例で人間と社会の真の姿を明かしていく。ビッグデータとは何なのか、どこにあるのか、それで何ができるのかをわかりやすく解説する一方、データ分析にまつわる罠、乱用の危険や倫理的問題にも触れる。ビッグデータ分析による社会学を「本当の科学」にする一冊!

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THE RHETORIC(ザ・レトリック)

THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

著者:ジェイ ハインリックス … 

サブタイトルが「人生の武器としての伝える技術」
ここ最近、「伝え方」本もたくさん出版されてますよね。結局は伝わったか、なのですよね。そこが本当に大事。(Inobe.Shion)

写真: 亀の微笑み

内容紹介

ハーバード大学の必読図書トップ10に選出! アリストテレス、リンカーンからオバマまで2400年にわたり、世界のリーダーたちが使っているレトリックは、人の気持ちを動かし、望み通りの結果を手に入れるための武器。――しかも誰も傷つけずに。上司を説得したり、長い会議を終わらせたり、家庭での会話をスムーズにしたり、日常で使える100の技法をユーモアを交えて解説。実践編&技法一覧も収録。

・議論を進めるには、「未来形」を使って話せ。
・「感情」はスプーン一杯の砂糖。
・うまくいく夫婦は議論、離婚する夫婦は口論をしている。

ITを使ったコミュニケーションについてずっと考えてきましたが、
この本を読んで相手が自分のメッセージをどう受け取ってくれる
のかが大事なんだとわかりました。
相手が自分のメッセージをどのように受け止めるのか
深く理解できる実用的な本です。
――C Channel CEO、元LINE CEO 森川亮氏

2400年も前から伝わるコミュニケーションの基礎を、
あっという間に習得できる!しかも笑いながら!
――パックン氏(ハーバード大卒)

東大、京大、早稲田、慶應の学生も絶賛!!

小手先のテクニックしか伝えないような本もたくさんある中で、本書はしっかりレトリックの技術の背後にある考え方についても丁寧に説明しているところが良かったです。まさに、かゆいところに手が届く感じでした。
東京大学大学院 医学系研究科

先の内容が気になり、気付いたら没頭して読んでしまっていました。
議論が口論になりがちな方に是非読んでいただきたい本です。
京都大学 農学部4年

読み応えたっぷり、でもまた読みたくなるって感じです! 私自身、この本にこのタイミングで出会えてよかった(本音ではもっと早く出会っていたかった)と思うので、就職活動を前にした学生には持ってこいだと感じました。
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科

「会議で試してみよう」「メモするときに試してみよう」など、細かいシチュエーション別のアドバイスも充実しているので、我が身に置き換えた場合のイメージも湧きやすい。そんな章が30も立てられているので、ありとあらゆる目的と状況に対応した死角のない学びが可能になる一冊だと感じた。
早稲田大学 文化構想学部2年

内容(「BOOK」データベースより)

「人柄」+「論理」+「感情」で、相手を共感させ「イエス」を引き出す!アリストテレス、リンカーンからホームズまで、歴代の達人たちに学ぶ、伝える極意。

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行動経済学まんが ヘンテコノミクス

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

著者:佐藤 雅彦, 菅 俊一, 高橋 秀明 … 

抜群におもしろいです。行動経済学を知るための第一歩としてはこれ以上のものはこれからも出てこないのではないでしょうか。(Inobe.Shion)

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内容紹介

人は、なぜそれを買うのか。
安いから? 質がいいから?
否。そんなまっとうな理由だけで、人は行動しない。
そこには、より人間的で、深い原理が横たわっている。
この本には、その原理が描かれている。
漫画という娯楽の形を借りながら。

雑誌「BRUTUS」の人気マンガ連載「ヘンテコノミクス」が
ついに単行本化!
いま最も注目されている学問「行動経済学」の理論が
サザエさん並みに楽しく学べる唯一無二の一冊です!

人間の経済行動の真実とその理論が
なんと漫画になってあなたに迫る!

全23話にのぼる「行動経済学まんが」から内容をいくつか紹介

◎「塀の落書き」の巻――報酬が動機を阻害する

悪ガキたちの塀の落書きに悩む家の主が
行った秘策とは?
――【アンダーマイニング効果】

◎「れんが亭の新メニュー」の巻――真ん中を選ぶ心理

仲良し三人組がよく使うレストランに新メニューSが登場。
その時から、彼女たちはいつも避けていた
高いランチAを選んでしまうのであった。それはなぜ?
――【極端回避性】

◎「保母さんの名案」の巻――罰金による罪の意識の軽減

お迎えの時刻を守らない母親たちに対して
保育園が取った対抗策は
なんと逆の結果を招くのであった。
――【社会を成立させているのは、モラルかお金か】

全23話の「行動経済学まんが」に加え、
書き下ろしコラム「発見! こんなところにヘンテコノミクス」、
ユニークなビジネス用語解説マンガ「ヘンテコミック」など
愉快痛快でためになるページが次から次へと連続登場!
発見と驚きがクセになる「行動経済学」の決定版。
読むと、新しいあなたがそこにいます。

ここには、本当の経済学がある!
内容(「BOOK」データベースより)
人は、なぜそれを買うのか。安いから、質がいいから。そんなまっとうな理由だけで、人は行動しない。そこには、より人間的で、深い原理が横たわっている。この本には、その原理が描かれている。漫画という娯楽の形を借りながら。

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100年後の世界

100年後の世界―SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来 (DOJIN選書)

著者:鈴木 貴之 … 

サブタイトルは、「SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来」・・・昔、確か電通の未来洞察関連のセミナーで未来を知るには、ハリウッド映画を見るといいということを聞きましたが、そんな感じの著作。テクノロジーを4つの領域に分けて、倫理的観点など様々な切り口で是非を問っていきます。(Inobe.Shion)

Future

 

内容紹介

哲学者、テクノロジーの未来を考える。

テクノロジーの進歩は、社会に大きな変化をもたらす。
私たちは、現在のテクノロジー、そしてまだ見ぬテクノロジーとどう付き合っていけばよいのだろうか。
本書では、生殖医療、遺伝子操作、サイボーグ、不老長寿、人工知能、仮想現実などを取り上げ、
それぞれのテクノロジーの現状を整理し、『ガタカ』『ロボコップ』『マトリックス』といったSF映画も参照しながら、
まだ見ぬテクノロジーと社会の関係を予測する。
気鋭の哲学者による刺激的論考!

◆生命
『ジュニア』で生殖医療技術/『ガタカ』で遺伝子操作/『ジュラシック・パーク』で絶滅動物の復活
◆能力増強
『アルジャーノンに花束を』でスマート・ドラッグ/『ロボコップ』で身体改造/『永遠に美しく…』で不良長寿
◆情報
『2001年宇宙の旅』で人工知能/『ターミネーター』で働く機械/『マイノリティ・リポート』でデータ分析
◆人間の心
『ブレインストーム』でマインド・リーディング/『時計じかけのオレンジ』で心の操作/『マトリックス』で仮想現実

内容(「BOOK」データベースより)

テクノロジーの進歩は、社会に大きな変化をもたらす。私たちは、現在のテクノロジー、そしてまだ見ぬテクノロジーとどう付き合っていけばよいのだろうか。本書では、生殖医療、遺伝子操作、サイボーグ、不老長寿、人工知能、仮想現実などを取り上げ、それぞれのテクノロジーの現状を整理し、『ガタカ』『ロボコップ』『マトリックス』といったSF映画も参照しながら、テクノロジーと社会の関係を予測する。気鋭の哲学者による刺激的論考!

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