「読書レビュー 2018」カテゴリーアーカイブ

サピエンス全史

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

著者:ユヴァル・ノア・ハラリ …  

メディア掲載レビューほか
「歴史」を超えたスコープで私達を捉えなおす

出版社にはたいへん失礼なのだが、ゲイツ、ザッカーバーグ推薦の帯を見て「何だかなぁ」と敬遠した人には是非手にとってもらいたい一冊だ。「五胡十六国を覚えなさい」と言われたあたりから世界史とは関わりのない人生を歩もうと心に決めた人にも、強く勧めたい。

この本の最大の魅力は、スコープが「歴史」に留まっていないこと、そしてそのおかげで「歴史」の理解がより深まるところにある。七万年前からわれわれが生物学と歴史の両方の線路を走る存在になったこと。そして、生物としての順応力を超えたスピードで飛躍してしまったために、不安を抱えたとても危険な種になっていること。超ホモ・サピエンス(シンギュラリティ)は科学技術だけでは語れず、否応なしに哲学、社会学を巻き込んでいく。小賢しく言ってしまえば、リベラルアーツを学ぶことの重要さへの示唆が、この本には詰まっている。

「サバンナの負け犬だったわれわれサピエンスが今の繁栄を築いたのは妄想力のおかげ」という主題には説得力があって、この魔法の杖一本でネアンデルタール人駆逐から資本主義隆盛までの大イベントを語りつくす。「農業は史上最大の詐欺」という奇を衒(てら)ったような主張も、種の繁栄か個の幸福かという重たいテーマを考える糸口となっている。

ヘブライ大学での歴史の講義が下敷きになっているそうだ。本文中に「歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、(中略)私たちの前には、想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解するため」というくだりがあるが、この本を一味違った出来栄えにしているのは、社会に出ていく若者たちに歴史への興味を持って欲しい、という一途な熱意かもしれない。理解を助けるエピソードにも工夫があって、こなれた日本語訳と相俟って、読みやすい。たとえばオランダ東インド会社設立のあたりの名調子は、池上彰さんの時事問題解説を聴いているようだ。

イスラエルでは歴史本は売れないとかで出版社に断られ続け、五社目で漸(ようや)く出版に漕ぎつけたところ大ベストセラーとなり、今や四十八ケ国語に翻訳、そんな成功譚が似合う本でもある。

人類の誕生に始まり、コンピューターの進化、そして超ホモ・サピエンス……映画ファンならお気付きだろうが、キューブリック=クラークの「2001年宇宙の旅」とよく似た筋立てだ。七万年前にご先祖様が妄想力を獲得したのはモノリスの力かもしれない、と思わず妄想した。

評者:西澤 順一

(週刊文春 2016.11.14掲載)
三つの重要な革命

私たち現生人類につながるホモ・サピエンスは、20万年前、東アフリカに出現した。その頃にはすでに他の人類種もいたのだが、なぜか私たちの祖先だけが生き延びて食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いた。40歳のイスラエル人歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』は、この謎を三つの重要な革命──認知革命・農業革命・科学革命──を軸に解き明かす。

たとえば、サピエンス躍進の起点となった認知革命はおよそ7万年前に起きた。原因は遺伝子の突然変異らしいが、サピエンスは柔軟な言語をもって集団で行動できるようになり、先行する他の人類種や獰猛な動物たちを追い払った。この認知革命によって獲得した〈虚構、すなわち架空の事物について語る〉能力は神話を生み、大勢で協力することを可能にした。後に国家、法律、貨幣、宗教といった〈想像上の秩序〉が成立するのもここに起因している。

文理を問わないハラリの博学には驚くばかりだが、レトリックの利いた平易な文章も魅力のひとつだ。そんな彼の知見と表現力に導かれ、私たちは三つの革命や壮大な文明史を再認識するだけでなく、人工知能や遺伝子操作の進歩によって現れるかもしれない〈超ホモ・サピエンスの時代〉についても考えることになる。私たちが生みだした、私たちにそっくりのサピエンスがこの世界を支配する時代の到来……ハラリは最後にこう書いている。

〈私たちが直面している真の疑問は、「私たちは何になりたいのか?」ではなく、「私たちは何を望みたいのか?」かもしれない〉

今、読まれるべき本である。

評者:長薗安浩

(週刊朝日 掲載)

内容紹介
【ビジネス書大賞2017 大賞受賞 】

【ビジネス書グランプリ2017 リベラルアーツ部門 第1位 】

なぜ我々はこのような世界に生きているのか?
ホモ・サピエンスの歴史を俯瞰することで
現代世界を鋭く抉る世界的ベストセラー!

「歴史と現代世界の最大の問題に取り組んだ書」
──ジャレド・ダイアモンド

【目次】
歴史年表

第1部 認知革命

第1章 唯一生き延びた人類種
不面目な秘密/思考力の代償/調理をする動物/兄弟たちはどうなったか?

第2章 虚構が協力を可能にした
プジョー伝説/ゲノムを迂回する/歴史と生物学

第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
原初の豊かな社会/口を利く死者の霊/平和か戦争か?/沈黙の帳

第4章 史上最も危険な種
告発のとおり有罪/オオナマケモノの最期/ノアの方舟

第2部 農業革命

第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
贅沢の罠/聖なる介入/革命の犠牲者たち
第6章 神話による社会の拡大
未来に関する懸念/想像上の秩序/真の信奉者たち/脱出不能の監獄

第7章 書記体系の発明
「クシム」という署名/官僚制の驚異/数の言語

第8章 想像上のヒエラルキーと差別
悪循環/アメリカ大陸における清浄/男女間の格差/生物学的な性別と社会的・文化的性別/
男性のどこがそれほど優れているのか?/筋力/攻撃性/家父長制の遺伝子

第3部 人類の統一
第9章 統一へ向かう世界
歴史は統一に向かって進み続ける/グローバルなビジョン

第10章 最強の征服者、貨幣
物々交換の限界/貝殻とタバコ/貨幣はどのように機能するのか?/金の福音/貨幣の代償

第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン
帝国とは何か?/悪の帝国?/これはお前たちのためなのだ/「彼ら」が「私たち」になるとき/
歴史の中の善人と悪人/新しいグローバル帝国

原 註
図版出典

内容(「BOOK」データベースより)
なぜホモ・サピエンスだけが繁栄したのか?国家、貨幣、企業…虚構が文明をもたらした!48カ国で刊行の世界的ベストセラー!

続きを読む サピエンス全史

NETFLIXの最強人事戦略ー自由と責任の文化を築く

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

著者:パティ・マッコード … 

イノベーションというアウトプットばかりが言われていましたが、やっとここ最近それを生むための土台となる組織や人事こそが大切ということに気づき始めたように思います。組織や人事系のビジネス書が増えてきた気がします。(Inobe.Shion)

Silhouettes, Hierarchy, Human, Man, Woman, Organization

内容紹介

■発売即重版! ! ネットで激賞の嵐■

本間浩輔氏推薦! (ヤフー常務執行役員)
「まさに隕石のような人事論。あなたはこの衝撃に耐えられるか?」

業態の大進化を遂げながら、なぜ急成長できたのか――
その秘密は、ラディカルな人事戦略と文化創造にあり!
“シリコンバレー史上、最も重要なドキュメント”と
シェリル・サンドバーグ[フェイスブックCOO]が絶賛し、
ネットで1500万回以上も閲覧されたスライド資料
NETFLIX CULTURE DECKを元に書籍化!

NETFLIXの躍進を可能にした企業文化について説得力豊かに語られた本書は、今世紀のビジネスで成功を願う全員にとって必読だ。――アリアナ・ハフィントン

・すべてのポストに優秀な人材を採用する
・業界トップレベルの給料を払う
・有給休暇は廃止(従業員の裁量で休む)
・これからの業務に適さない人には退職してもらう
・人事考課制度は時間と労力のムダ

DVDの郵送レンタルから、映画のストーリミング配信、オリジナル・コンテンツ製作へとビジネスモデルを変化させ、驚異的な成長を続けるNETFLIX社。現在の時価総額は1500億ドル以上、世界190カ国以上で配信事業を展開し、総会員数は1億人以上、ピーク時では全米のインターネット帯域幅の三分の一を占めている。 同社がわずか20年のうちに驚くべき業態進化と成長を遂げた秘訣は、型破りな人事制度に支えられたカルチャーにある。本書は、長年NETFLIXで最高人材責任者を務めた著者が、不確実な時代に生き残りと成長を目指す企業のために、その刺激的な戦略の精髄を示すものである。

内容(「BOOK」データベースより)

DVDの郵送レンタルから、映画のストリーミング配信、オリジナル・コンテンツ制作へとビジネスモデルを変化させ、驚異的な成長を続けるNETFLIX社。現在の時価総額は1700億ドル以上、世界190カ国以上で配信事業を展開し、総会員数は1億人以上、ピーク時では全米のインターネット帯域幅の3分の1を占めている。同社がわずか20年のうちに驚くべき業態進化と成長を遂げた秘密は、型破りな人事制度に支えられたカルチャーにある。本書は、長年NETFLIXで最高人事責任者を務めた著者が、不確実な時代に生き残りと成長を目指す企業のために、その刺激的な戦略の精髄を示すものである。

続きを読む NETFLIXの最強人事戦略ー自由と責任の文化を築く

足ぶみ下腹ダイエット

1回30秒! 座ったままやせる! 足ぶみ下腹ダイエット

著者:宮腰 圭 … 

非常に簡単な足踏み体操。これで痩せられるか・・・人体実験開始。これは眠気防止にも効きそうな気もします。(Inobe.Shion)

「footstep」の画像検索結果

内容紹介

◇座って足ぶみするだけ! がんばらなくてもお腹がへこむ!◇
3週間で下腹-5.5cm、ウエスト-6.5cmの実績!(30代・女性)

座って足ぶみするだけで、
「お腹まわりの筋肉強化」「骨盤の調整」
「脂肪燃焼」「便秘解消」をまとめて実現するスゴ技メソッド!
「お腹やせしたいけど、つらくて面倒なのは嫌!」というズボラさんにおすすめです!

—————————-
椅子に座って足ぶみをしながら呼吸することで、
大腰筋、腹直筋、腹横筋、腹斜筋、横隔膜など
お腹まわりの筋肉を強化!
同時に、骨盤の傾きを改善し、脂肪を燃やし、
大腸を刺激して便秘を改善。
「ながら」でできるほど簡単なのに、
下腹ぽっこりの原因をまとめて解消できます!

内容(「BOOK」データベースより)

筋肉、骨格、脂肪、便秘。下腹の原因をまとめて解消!ズボラでも続けられる!足ぶみするだけのながらエクササイズ。太ももや二の腕もやせる!3週間チャレンジをチェック!

続きを読む 足ぶみ下腹ダイエット

HRテクノロジーで人事が変わる

HRテクノロジーで人事が変わる

著者:労務行政研究所[編] … 

なかなかここまでHRについて、事例も含めて書いてくれているのはなかったので、大変参考になり勉強になりました。(Inobe.Shion)

「human resources」の画像検索結果

 

内容紹介

これからの人事の必須ツール
HRテクノロジーの可能性と法的留意点を多角的に徹底解説!

■政府、学識者、コンサルタント、弁護士が、HRテクノロジーの可能性と法的留意点を多角的に徹底解説。
■「勘と経験」から「データ分析・活用」へと人事の変革をサポートする1冊!

続きを読む HRテクノロジーで人事が変わる

ドローン産業応用のすべて―開発の基礎から活用の実際まで―

ドローン産業応用のすべて―開発の基礎から活用の実際まで―

著者:野波 健蔵 … 

会社のIoT案件で、ドローン活用の場のアイデアが浮かんだので、いろいろと調べるために手に取ってみました。(Inobe.Shion)

「ドローン」の画像検索結果

 

内容紹介

最新の導入事例を通じてドローンビジネスのキモがわかる決定版!

ドローンはここ数年、応用分野が広がり、経済産業省主導で応用のロードマップが示されるなど、今後ますます実用化が進展していく見込みです。
本書は、ドローンを利活用したい企業の方を主たる読者対象として、導入目的に応じたドローンの選び方や使い方を具体的な事例や実証実験の例を通じて紹介するとともに、実用レベルの今後のドローンの発展の未来についても紹介するものです。

★このような方におすすめ
農業、インフラ点検、空撮、警備、物流などの分野で、ドローンの導入を検討している企業の方、ドローンの使い方をビジネスとしている企業の方、ドローンの研究開発をしている技術者

★主要目次
序章 「空の産業革命」はどこまで進んでいるか?
1章 ドローンの歴史と要素技術・飛行制御
2章 ドローンの自律制御技術
3章 ドローンの利活用最前線
4章 ドローンの管制システム/運航管理システム構築に向けて
5章 「空の産業革命」推進に向けた課題と展望

内容(「BOOK」データベースより)

これからドローンビジネスをはじめる企業の方、試験的に導入済みだがさらに本格的な利活用を進める企業の方、ドローンメーカーのエンジニアの方に最適な、ドローン開発・ビジネスを体系的に解説した決定版!

続きを読む ドローン産業応用のすべて―開発の基礎から活用の実際まで―

RFタグの開発技術〈2〉

RFタグの開発技術〈2〉 (CMCテクニカルライブラリー―エレクトロニクスシリーズ)

監修:寺浦信之 … 

2009年出版ということで若干古いですが、少しでも情報を取得したく図書館で借りました。(Inobe.Shion)

「RFID」の画像検索結果

 

著者略歴

寺浦/信之
日本自動認識システム協会RFID部会部会長。テララコード研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

続きを読む RFタグの開発技術〈2〉

研究開発費の会計 -制度・理論・実証-

研究開発費の会計

著者:譚鵬 … 

研究開発は企業にとっての未来投資。決してコストではないはずです。しかし見誤っている企業もあるのではないでしょうか。(Inobe.Shion)

「research development」の画像検索結果

内容紹介

研究開発費会計を対象として、制度・理論および実証研究を行うことにより、諸論点を綱羅的に考察し、体系的な研究開発費会計を構築することを目的とする研究書。

内容(「BOOK」データベースより)

企業価値創造の源泉である研究開発費の会計はいかにあるべきか?制度・理論・実証の視点から網羅的・体系的に提示。

続きを読む 研究開発費の会計 -制度・理論・実証-

実践 英語のセンスを磨く――難解な作品を読破する

実践 英語のセンスを磨く――難解な作品を読破する (岩波現代文庫)

著者:行方 昭夫 … 

英語の授業を受けているような感じです。ここまで解釈するのかぁと感心です。筆者の意図には添えていない気がしますが、それだけでも興味深く読めました。(Inobe.Shion)

「english reading」の画像検索結果

内容紹介

英語は上級者なのに、一つ壁があって先に進めないと悩んでいませんか? 英文を正しく読むにはコンテクストの理解が必須です。難解で知られるヘンリー・ジェイムズの短篇を丸ごと解説し、細部まで読みこなしていくのを助けます。この短篇を徹底的に学べば、今後どのような英文に出会っても自信を持って臨めるはず。現代文庫オリジナル版。

内容(「BOOK」データベースより)

英語は得意なのに、一つ壁があって先に進めないと悩んでいませんか?英文を正しく読むにはコンテクストの理解が必須です。難解で知られるヘンリー・ジェイムズの短篇を丸ごと解説し、読みこなすのを助けます。この短篇を徹底的に学べば、今後どのような英文に出会っても自信を持って臨めるはず。現代文庫オリジナル版。

続きを読む 実践 英語のセンスを磨く――難解な作品を読破する

日本人の9割が知らない英語の常識181

日本人の9割が知らない英語の常識181 (ちくま新書)

著者:キャサリン・A・クラフト …

ちょっとしたことなんでが、そもそもの視点の違いがある意味浮き彫りになっていてわかりやすいです。楽しく読めます。でもこの感覚を身につけないといけないんですよね。(Inobe.Shion)

「english speak」の画像検索結果

内容紹介

“maybe”を「たぶん」の意味で使うと誤解される?!
日本在住30年超の著者だからこそ気づいた、
日本人の「勘違い英語」の実態。

・”travel”と”trip”の違いは何?
・”had better”はアドバイスするときに使わないのがベター
・「クレームをつける」は”claim”じゃない。
・toilet,bathroom,restroom…結局「トイレ」は何て言えばよい?
・「インスタ映え」は英語でどう言うの?

日本語を直訳して変な表現をしていたり、あまり使われない古臭い表現を多用していたり、
全然通じないカタカナ語を使っていたり、日本人の英語は勘違いだらけ!
長年日本人の英語に接してきた著者が、日本では意外と知られていない英語の常識を伝授します。
10万部突破のベストセラー『日本人の9割が間違える英語表現100』待望のシリーズ第2弾。

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、日本人の9割が知らないと思われる「英語の常識」について考察したものです。現代日本には英語があふれていますが、英語のネイティブ・スピーカーなら誰でも知っているのに、日本人にはほとんど知られていない「常識」もまた数多く存在します。知っていると役に立つ、嬉しくなる知識が満載!

続きを読む 日本人の9割が知らない英語の常識181

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)

著者:三戸 政和 … 

○○はXXしなさい系のやつ、どうも好きでないのですがこれは気になって手に取ってしまいました。(Inobe.Shion)

Mergers and Acquisitions

内容紹介

ネットメディア「現代ビジネス」に「飲食店経営に手を出したら、その先には『地獄』が待っている」「60過ぎたら、退職金で会社を買いなさい」などをアップ、累計500万超のPVという記録を打ち立てた話題の記事の書籍化です。
サラリーマンには定年・早期退職後、飲食業を始める夢を描く人がたくさんいます。しかし、それは「地獄への道」。廃業率は20%で全業種トップ。実際には素人では勝てない世界。一方で、起業を考える人もたくさんいます。こちらも「地獄」。日本で起業して10年後に残っている会社はわずか5%。
著者の三戸さんは言います。業界大手企業でマネジメント経験があるなら、会社を買って社長になったほうが遥かにいい、と。黒字経営であるにもかかわらず、後継者不在のために休廃業する優良中小企業はたくさんあります。事実、中小企業380万社の約7割で後継者がおらず、中には株式1円でもいいから譲りたいと考えているところも。
在職時同様30~50人規模のチームを率いて、今度はサラリーマンではなく社長として力量を発揮し、役員報酬を得て、最後は会社を売却してキャピタルゲインを手にする。雇われる人生を脱して、資本家になる。
中小企業が後継者不足で事業承継に悩む「大廃業時代」は、本当はサラリーマンの「期間限定」の大チャンス。本書は、人生を変える「あかるい資本家講座」です。

内容(「BOOK」データベースより)

投資ファンドのビジネスの現場で実践しているノウハウを広く開陳して現在日本が直面する大きな課題、中小企業100万社が廃業するといわれる「大廃業時代」への一つの解決策を提示。Web「現代ビジネス」の人気連載を書籍化!あかるい資本家への道。

続きを読む サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい