豊田章男

豊田章男

著者:片山 修

内容(「BOOK」データベースより)
トヨタを牽引する男は何を見ているのか。知られざる内面に初めて迫るビジネス・ノンフィクション。
著者について
片山 修(カタヤマ オサム)
経済ジャーナリスト
愛知県名古屋市生まれ。経済、経営など幅広いテーマを手掛けるジャーナリスト。鋭い着眼点と柔軟な発想力が持ち味。長年の取材経験に裏打ちされた企業論、組織論、人事論には定評がある。
『時代は踊った――オンリー・イエスタディ ’80s』(文藝春秋)、『ソニーの法則』『トヨタの方式』(ともに小学館文庫)、『本田宗一郎と「昭和の男」たち』(文春新書)、『なぜザ・プレミアム・モルツはこんなに売れるのか?』(小学館)、『ふるさと革命――“消滅”に挑むリーダーたち』(潮出版社)、『社員を幸せにする会社』『技術屋の王国――ホンダの不思議力』(ともに東洋経済新報社)、『パナソニック、「イノベーション量産」企業に進化する!』(PHP研究所)など、著書は60冊を超える。

日本一の大企業を支える、豊田章男社長。
精神的なバランスを保つため、もう一つの顔「モリゾウ」を持つ。

  • 道がクルマを作る(p.70)
  • 豊田綱領のベースに二宮尊徳の「報徳仕法」(P.92)
  • 変化はリスク。しかし成長し続けるためには、常に変化しなければならない(p.111)
  • 基本的には自分に責任があるって思いたい(イチロー)(p.113)
  • 思った方向に走って行って、間違いだと気づいたらそこから直していけばいい。それが、ピンチがチャンスになるということ。(p.114)

7つのムダ(p.204)
・根回しのムダ
・会議のムダ
・資料のムダ
・調整のムダ
・上司のプライドのムダ
・マンネリのムダ
・ごっこのムダ

彼が見ているのは、20年先のトヨタの競争力だ。足元の数字いじりはしない。将来のための投資にも躊躇しない。明らかに時間間隔、時間軸が違う。彼は、日頃からこう言ってはばからない。
「今評価されるのではなく、20年後、50年後に評価されることを目指そう」
在任中に好業績を残すことに執着する短期志向のサラリーマン社長とは、基本的に時間軸が違っている。”未来の先”を見ているというか、先見性の上に経営がなされている。(p.252)
「一からやり直しですか?」「ゼロから」(p.258)

前半の章男社長の苦悩の部分は非常に考えさせられるところがありましたが、後半は最近の実績のような感じで前半ほどのパワーはなかったが、興味深い内容でした。

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