ゼブラ企業ってご存じですか?
Wikipediaによると、「ゼブラ企業は、21世紀に提唱されている企業の類型」とのこと。どんな企業のことを言うのでしょうか。これからどんどん出てきそうです。
さらに次のように説明しています。
急激な成長や市場の独占などを特徴とするユニコーン企業とは対照的な成長を目指す。ゼブラ企業は持続可能性や共存性を重要な価値とする。「ゼブラ」(シマウマ)の呼称は、企業利益と社会貢献という相反する課題の両立を目標とする点に由来する。
2017年に設立されたアメリカ合衆国のゼブラズ・ユナイトがこの概念に沿った企業の増加を呼びかけている。 |
そのゼブラ・ユナイトのサイトに、ユニコーンとの比較が書かれていました。非常に興味深いです。
抜粋しますと・・・・
UNICORN | ZEBRA | |
目的 | 指数関数的成長 | 持続的な繁栄 |
最終目的 | 株式売却、株式現金化、10倍の成長 | 高い収益性、持続可能、2倍の成長 |
結果 | 独占 | 複数 |
手段 | 競争 | 協力 |
優先順位 | 顧客獲得 | 顧客の成功 |
チーム編成 | エンジニア中心 | コミュニティマネージャ、カスタマーサクセスエンジニア |
なかなか興味深い比較です。従来の日本の企業っぽいですよね。やっぱりその考え方が日本人には合うんじゃないでしょうか。共存共栄というか。
世界には創業1000年以上の企業が12社あるらしいのですが、そのうちの何と9社が日本国内の企業らしいですから。企業の価値を、どこに置くか、それは根本ですよね。
と言いつつ、ユニコーンも結果的にそうなっていますが、始まりは「カスタマーサクセス」であることが多いので、それがなければユニコーンになんてなれるはずもないんですけどね。
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