GISマーケティングのすべて


監修:平下 治 … 

内容紹介

企業経営におけるGIS(地理情報システム)の活用法を、大手・中小企業10社以上の詳細な事例記事で紹介します。エリアマーケティングに欠かせない“戦略マップ”の作り方から、実務に直結する資料まで豊富な図表を交えてわかりやすく解説。一般企業の販促部門や企画部門の担当者、およびGISでビジネスをするITベンダー営業担当者必読のGIS解説本の決定版です。

内容(「MARC」データベースより)

企業経営におけるGIS(地理情報システム)の潜在的な可能性を10社以上の詳細な事例記事で紹介。実践ノウハウを盛り込んだGIS読本の決定版。各種アプリケーション・ソフト、地図データ、統計データなどもリストアップ。

P.43にあるマーケティングGIS構築失敗の構図というのが秀逸です。

マネジメント層失敗への道 マーケティングスタッフ失敗への道
  • GISの理解不足
  • 導入コンサルティング不足
  • 導入費用が高価なための及び腰導入(中途半端な導入なゼロ以下に!)
  • GIS導入投資効果の判断ミス
  • GISに結果を求めすぎる失敗(欲張り導入の失敗)
  • 重要な仕事という位置づけがないための担当者育成不足
  • 担当者を頻繁に変える
  • GISはすごいの幻想・妄想
  • GISへの過度な期待
  • 欲しい欲しいが招く失敗(複数セクションによる共同購入)
  • 各セクションの活用が中途半端になる失敗
  • 活用目的が不明確なための失敗
  • GISに限界があるという認識不足
  • データベースの選択ミス
  • すぐにカスタマイズ
  • 操作トレーニング不足
  • 運用コンサルティング不足

GISに限らず、新しいツールを導入した際に常にぶち当たる問題です。ユーザーにとっては手厳しい言葉ですが、気が引き締まります。逆に成功の構図についても示されています。

マーケティングGIS構築成功の構図
  • 自社(自部署)専用GISにするつもりで構築
  • ハード・ソフトのバージョンアップに対応させる
  • インナーデータ取り込み
  • オープンデータベースの無駄のない選択
  • どこまでやらせるかを明確に
  • 何に使うかを明確に
  • GISにあくまでも「道具」であるという考え方
  • 運用面でもコンサルティング会社の活用
  • 操作のスペシャリストを育てる
  • 他ソフトとの連携
  • オープンデータとインターデータのリンク
  • インナーデータの各セクションでの共有化
  • 各種データを知る
  • 導入を検討するときからGISコンサルタントを
  • GISが何であるかを理解したうえで

ケーススタディとしては4社が掲載されています。

●カルチャア・コンビニエンス・クラブ
全国3000店の確保に邁進、会員情報や売上高を一目で確認

●日本マクドナルド
出店計画と売上予測に必須、毎年10億円かけてデータ更新

●カーコンビニクラブ
年間1000か所の超スピード出店、地図付き提案書でオーナーを説得

●菱食
取引先への提案型営業に利用、スーパーに代わって商圏分析

この書籍が、2002年の発刊で、もう20年近く前ですが改めて色々な発見がありました。当時できなかった色々なデータが今では入手できるようになり、連携できるようになって、様々なことが分かるようになってきました。

ただそのような環境になったからといって、うまく活用ができているかというと実際には物足りない気もします。私もデータベース・マーケターとして、更なる精進をしながら新しい提案をし続けなければなりません。

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