情報だけ武器にしろ。: お金や人脈、学歴はいらない!

著書:堀江貴文 … 

最近、連発して出版されていますがうまいこと棲み分けして書かれているようで、ダブり感はあまり感じなかったです。(Inobe.Shion)

Information

内容紹介

常識を捨て、未来を見抜け! 必要なことは誰も教えてくれない。自由な人生を選択していくためのアウトプット&インプット40の方法。「情報弱者」に陥らず、人生の恐怖と不安から脱していく、情報を武器にする全方法を一挙公開。
【まず根本的なところで、多くの人は「未来」について勘違いしている。(中略)僕が見ている未来は「相対的未来」だ。つまり僕にとっては現在でも、他の人にとっては未来に見えているだけ。「絶対的未来」は僕にとっても他の人にとっても、紛れもない「未来」。たとえば、明日のドル円のレートとかは「絶対的未来」で、「コンビニの未来の姿」は「相対的未来」だ。為替レートはさまざまな見えてない変数で決まるので、僕もあてずっぽうになるが、コンビニのレジがなくなり、キャッシュレス化して冷凍食品のレベルが上がり格安居酒屋のシェアを食っていくということは、現在でも技術的に可能なことは、情報から知っている。だから他の人から見たら、僕は「未来を見抜ける」となるのだ。僕は人より情報を検索し、所持し、処理しているから、「相対的未来」がわかるだけなのに。】(本文より)

◎情報は、「狩り」にいくもの
◎人ではなく、情報と会おう
◎「ノイズ情報」に、アイデアの原石が潜んでいる
◎考える、調べる、試す。「思考実験」を繰り返せ
◎「運のよさ」とは、情報に飛びつけるかどうか
◎「知識の差」は「情報の差」
◎文章なんて、スマホで片手間書けばいい
……など、「相対的未来」を見抜く40の方法!!

堀江貴文 ほりえ・たかふみ
1972年、福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在、ロケットエンジンの開発を中心に、スマホアプリのプロデュース、有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の配信、会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」の運営、和牛ブランディング「WAGYUMAFIA」の活動、「ゼロ高等学院」の主宰など、幅広く活躍。主な著書に、『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『本音で生きる』(SB新書)、『多動力』(幻冬舎)、『好きなことだけで生きていく。』『自分のことだけ考える。』(以上、ポプラ新書)など、共著に『10年後の仕事図鑑』(SBクリエイティブ)、『バカとつき合うな』(徳間書店)など多数。

内容(「BOOK」データベースより)

情報を所持することは、未来を見抜くこと。未来がわかれば、あらゆる不安は消え去る。「今の『常識』はフィクションでしかない」「『思い込みの罠』にはまってはいけない」。あらゆる嘘に振り回されず、今に集中し自由な人生を選択していくためのアウトプット&インプット術。「情報弱者」に陥らず、人生の恐怖と不安から脱していく、情報を武器にする全方法を一挙公開。

「皆に暗示にかかってもらおう」と企む人たちが暗躍している。社会全体が「集団的な思い込み」にかかっているほうが都合が良かったり、自分たちに利益誘導ができたりするからだ。(p.14)
要は、国家や宗教、貨幣など社会には「ルール」があって、皆その枠の中で生きているが、それらはすべて人間が作り出した思い込み、フィクションにすぎないのだ。(p.15)
時代に取り残されないためには、どうすればよいのだろうか。また、自分のお金や時間などのリソース(資源)を他者に奪われないためには、どうすればよいのだろうか。僕は、「情報を高速で取捨選択する力」が、今後はますますカギになると考えている。有益な情報を効率よく大量にインプットして、自分が望むときに、ベストな形でアウトプットする。そんな姿勢が身についていれば、誰かに騙されたり、いいように使われたりせず、どんな未来でも生き抜けるだろう。(pp.20-21)
伝えたいのは「情報とは、自分から積極的に取りにいくもの」という点だ。向こうから舞い込んでくるような情報には、むしろ警戒したほうがよい。(p.21)
情報をハントする「狩り」が終わったら、次は自分の頭で考え、自分なりの言葉で世界中に発信し、頭の中を整理するクセをつけるのだ。(pp.21-22)
使える情報を手に入れるには、情報の選択眼を養うことが必要だ。そのためには、「質より量」。前提として「圧倒的な量の情報」のインプットが大切になってくる。(p.25)
「結果を出している人」は例外なくインプットを大量にしている。「情報シャワー」というと、僕はジャーナリストの池上彰さんを思い浮かべる。あるとき、彼の情報収集術が紹介されている記事を読んだ。僕の覚えている限り、彼の日常的な情報収集術は次のようなものだった。(過去の記事なので、当然、今はまた違うだろう)。(p.28)

①オフの日は「CNN」を流しっぱなしにする
②毎日、すべての全国紙に目を通す
③専門誌を5冊定期購読する
④毎日3店の書店を訪れる

池上さん、すごいですね。本文にも書かれていますが若干アナログ感はありますが、それにしても強烈です。これくらいしないとダメなんでしょうね。

情報収集を怠ることは、社会的な「死」を意味する。
大変な時こそ、情報を集める。(p.29)
「情報を浴びる」というインプットだけでは、実は足りない。単なる「情報メタボ」の状態に陥ってしまう。情報のシャワーを浴びることに加えて、「自分はどうすればよいのか」という「思考実験」を繰り返すべきだ。要は「考える、調べる、試す」ということをやり続けるのだ。(pp.30-31)
今の自分の「教養」のレベルと同等の情報しか手に入らない。だから普段から、「教養」を磨こう。(p.44)
「自分とは反対派」の意見にあえて触れる行為を、僕は「ノイズを入れる」と呼び、習慣化している。心の中に生じる違和感が、良い意味で刺激となってくれる。一見整理された、「精度が高そうな情報」よりも「ノイズ的な情報」の中にこそ、アイデアの原石が潜んでいることが多い。(p.46)
自分とは180度異なる見識の中にこそ、成長させてくれる種が眠っている。(p.48)
「どうすれば信用を得られるか」「どうすれば信用してくれる相手を増やせるか」「どうすれば信用され続けるか」このように、人が本当に考えなければいけないのは、「信用」の生み出し方だ。「お金とは信用を数値化したものに過ぎず、お金自体に価値がある訳ではない」(p.58)
「お金を得ること」より「信用を得ること」に尽力する方が、自分もまわりも早く幸せになれる。(p.60)
自分の目の前にあるものが「桃」かどうかをどうやって見分ければいいのだろうか。結局それは、「自分が熱狂できるかどうか」で判断するしかないだろう。気になる情報をキャッチしたとき、それが自分の琴線に触れるものであればまずはやってみる。そうするしか「桃」をつかむ方法はない。(p.68)
アイデアを生み出すためには日頃からの情報収集は欠かせない。「ひとつひとつの情報がなければ、新しいことなんて考えつけない」、そいう意識して毎日の情報に接してほしい。真に革新的なアイデアとは、既存の情報のハイブリッド、つまり掛け合わせの産物である。(p.77)
英語で情報を浴びて、狩り、世界に発信できれば、あなたの前にはまた違ったポジティブな道が見えるはずだ。それは「未来を見抜く」と言い換えることもできる。自分の情報を、意思を持って発信でければ、より広い未来を予測できることになるのだ。(p.91)
アイデアに行き詰ったら、今ある情報を再定義してみる。ブルーオーシャン化は必ずできる。(p.96)

具体的には違った軸を入れてみるということ。軸と軸でマトリクスになることでブルーオーシャンに気づくことができるということ。

 

情報を手つかずにしておくことで、貴重なお金や時間を「搾取」されている人は思いのほか多い。「忙しいから」「ほかのことに集中したいから」などと理由を並べて、わずかな手間を惜しむ。それは時間の倹約ではなく、思考停止状態だと指摘したい。(p.98)
人は情報に寄ってくる。ただいいサービスや商品をつくっているだけでは、お客からは相手にされない。その熱狂的なストーリーを、どれだけ口コミで広げられるかにかかっている。・・・物が売れない、サービスが広がらない、自分が評価されない、そんな弱音を吐く前に、この「ストーリー」を意識して行動してみてほしい。きっと現状を打開するきっかけになるはずだ。(p.115)
人はも「面白い」と思えばお金を出す。モノに「ストーリー」を載せて売ることが、大事。(p.115)
動画や写真で「視覚」に訴える情報へのこだわりが、気づけば大きな差を生む。(p.118)
新商品や新サービスを生み出したいとき、「ゼロから生み出すこと」「今までにないものをつくること」を前提にしているため、結果を出せない人が多い。・・・ビジネスにおいては、まず「近しい情報を真似てみる」というのが王道だ。それは決して恥ずかしいことでも、志が低いことでもない。(p.119)

これはスティーブ・ジョブズも言ってます。

「既存の情報」と「手持ちの情報」を掛け合わせればいい。それだけで革新的なものが生まれる。(p.122)

まさに connecting the dots です。

 

ビジネスへの原動力は、「面白い」という直感と情熱。うわべの「情報」のみでは、モノにはならない。(p.126)
アウトプットするには「見切り発車」でいい。走り出すうちに、新たな知見が増え、質も上がる。(p.137)
面白ことに、ちゃんとアウトプットをすれば、必ず新たな発見があり、さらなるインプットがついてくるようになっている。どんなビジネス、どんな分野でもそうだ。逆にいえば、行動で示さない限り、近い将来さえも予測できないしわからないということだ。ただ頭で考えているだけでは、それは「予測」でも何でもなく、単なる自己満足に過ぎない。行動で示さなければ、近い未来さえも予測できない。時代から取り残される一方だ。(p.141)
情報発信元の肩書に惑わされてはいけない。おかしな情報はどこにでも紛れ込む。(p.176)

先日読んだ、数名の自己啓発系の本は、それぞれ前作を踏襲したような内容で、いまいちパッとしなかった印象ですが、堀江さんのはそうでもなかった。不思議ですね。今回も「情報」という切り口が一貫しているからなんでしょうね。たまにこれまでの作品ともかぶるようなところが、ところどころありましたがあまり気にならずに読めました。

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