HUMAN+MACHINE 人間+マシン: AI時代の8つの融合スキル


HUMAN+MACHINE 人間+マシン: AI時代の8つの融合スキル

著者:ポール・R・ドーアティ,H・ジェームズ・ウィルソン … 

AIが人間の仕事を奪うのではなく、新しいパワーを与えてくれるという発想は痺れました。(Inobe.Shion)

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内容紹介

製造、サプライチェーン、会計、R&D、営業、マーケティング
ヒトと人工知能との「協働」が始まる

GE、マイクロソフト、BMW、グーグル、アマゾン・・・・・・
先進企業に学ぶ「これまでと違う仕事」と「これまでと違う仕事のやり方」

AI革命とは「人間の能力を拡張する」ために業務プロセスを根本的に変えることである。
本書はこの新しい時代を理解し、勝ち抜くためのガイドとなる。

【主要目次】
イントロダクション AI時代における人間の役割とは

パート1 「人間+マシン」の未来を現在から考える
第1章 自己認識する工場―製造・サプライチェーン、流通におけるAI
工場内のAI/倉庫とロジスティクスにおけるAI
第2章 会計業務をするロボット―コーポレートファンクションにおけるAI
業務プロセスにおけるAI/人間を中心にプロセスを再設計する
第3章 究極のイノベーション・マシン―R&Dとビジネス・イノベーションにおけるAI
製品・サービスデザインにおけるAI/R&Dのリスク要因
第4章 フロントオフィスにボットがやってくる―カスタマーサービス、営業、マーケティングにおけるAI
買い物客を自動認識する店舗/小売業におけるAI

パート2 ミッシング・ミドル―AIで業務プロセスを再考する
第5章 アルゴリズムを正しく設計する―「責任あるAI」を実現する上で人間が演じる3つの役割
トレーナー(訓練者)/エクスプレイナー(説明者)/サステイナー(維持者)
第6章 普通の人々が素晴らしい結果を生み出す―AIが新しいレベルの生産性を実現する3つの方法
能力拡張の3つのタイプ/増幅/相互作用/具現化
第7章 業務プロセスを再設計する―リーダーのための5つのステップ
[ M ] マインドセット:あるべき業務プロセスを想像する
[ E ] 実験:実験をデザインする
[ L ] リーダーシップ:人間とマシンのミックス文化をつくる
[ D ] データ:データのサプライチェーンを設計する
第8章 人間とマシンのコラボレーションを発展させる―AIが働く職場のための8つの新しい融合スキル
人間性回復スキル―仕事に人間らしさを取り戻す力
定着化遂行スキル―人間とマシンの共存を日常化する力
判断プロセス統合スキル―マシンの力を借りて判断する力
合理的質問スキル―マシンから必要な情報を引き出す力
ボットを利用した能力拡張スキル―ボットを使いこなす能
身体的かつ精神的融合スキル―心身ともにマシンと融合する力
相互学習スキル―マシンに教え、マシンから学ぶ力
継続的再設計スキル―マシンとともに変わり続ける力
結論 人間+マシン時代を生き残るために
解説 日本語版監修によせて、日本と日本企業が取り組みべきこと

内容(「BOOK」データベースより)

製造、サプライチェーン、会計、R&D、営業、マーケティング―ヒトと人工知能との「協働」が始まる。GE、マイクロソフト、BMW、グーグル、アマゾン…先進企業に学ぶ「これまでと違う仕事」と「これまでと違う仕事のやり方」。

第3の波は新たな世界への扉を開いてくれる。そこでは人間とマシンが協力して、ビジネスにおけるパフォーマンスを桁違いに改善する。私たちはこの世界を、「ミッシング・ミドル(失われた中間領域)」と呼んでいる。「失われた」という言葉を使っているのは、誰もそれについて語ってこなかったからだ。そしてこの重要な隙間を埋めようとしている企業は、ごくわずかしか存在しない。(p.10)
ミッシング・ミドルでは、人間とマシンが協力して作業し、お互いが得意とする領域を担当する。例えば、人間は、さまざまなAIアプリケーションの開発、トレーニング、管理を担当する。そうすることで、AIシステムは真のパートナーをして機能することができる。そしてマシンは人々に、無数のソースから大量のデータを取得しリアルタイムで処理・分析するなど、人間の能力を超えたスーパーパワーを与える。マシンが人間の能力を拡張するのだ。(p.10)

 一般的に、AIは人間の仕事を奪うなどと言われることが多いですが、この考え方は魅力的です。確かにアルファ碁などのああいった人工知能についてもこれまで人間が見出せなった一手を見つけ出したりしてくれるわけで、これは新しい囲碁の世界へと導いていってくれるものでしょうし、ほかにもそういったことはいろいろとあるでしょう。

そういう意味では、下記の図にあるように元々機械にしてもらえばいいことを人間がやっていて、またさらにテクノロジーの進化によって機械ができることが増えてきたことも大きなことなのでしょう。

▼ミッシング・ミドルの図

主導 共感 創造 判断 訓練 説明 維持 増幅 相互作用 具現化 トランザクション 反復 予測 適応
人間だけの活動 人間によるマシンの補完 AIによる人間へのスーパーパワー付与 マシンだけの活動
人間とマシンのハイブリッド活動
 ミッシング・ミドルでは、人間とマシンは仕事をめぐって争う敵同士ではない。彼らは共生するパートナーであり、より高いレベルのパフォーマンスを達成するために助け合う。さらにミッシング・ミドルでは、企業は業務プロセスを見直し、人間とマシンが共に働くチームを活用することができる。(p.11)

さまざまな業界におけるリーディングカンパニーが、すでにこの第3の波に乗っていて、彼らは自動化を最大限まで進め、今では人間とマシンのコラボレーションから価値を生み出すための、次世代プロセスとスキルの開発に取り組んでいるという。

こうしたリーディングカンパニーは、どのようにしてそれを達成したのだろうか?研究の結果、5つの重要な原則の採用が、彼らの成功をもたらしたことがわかった。その原則とは、組織のマインドセット、実験(エクスぺリメンテーション)、リーダーシップ、データ、スキルの5つ(MELDS)である。(p.17)
マインドセット ミッシング・ミドル(人間がAIを改良し、スマートなマシンが人間にスーパーパワーを与える領域)における仕事を再検討することで、ビジネスに対して従来とは根本的に異なるアプローチを考える。
実験(エクスペリメンテーション) AIをテストし、ミッシング・ミドルの観点から再検討されたプロセスを検討し、その規模を拡大していくために、業務プロセス内のさまざまな部分を積極的に観察する。
リーダーシップ 最初の段階から、AIの責任ある使用にコミットする。
データ インテリジェント・システムを動かすための「データ・サプライチェーン」を構築する
スキル ミッシング・ミドルにおいてプロセスを再構築するために必要な、8つの「融合スキル」を積極的に開発する。

▼ミッシング・ミドルにおける融合スキル

人間とマシンによるハイブリッド型活動
人間によるマシンの補完 AIによるスーパーパワーの付与
訓練 説明 維持 増幅 相互作用 具現化
人間性回復 合理的質問
定着化遂行 ボットを利用した能力拡張
判断プロセス統合 身体的かつ精神的融合
相互学習
継続的再設計
ミッシング・ミドルの概念は、仕事の未来に関する、現在の二極化された議論(そこでは人間とマシンが対立するものとして位置付けられている)の多くで見過ごされてしまっている。そして最先端の企業が業務プロセスを再設計し、パフォーマンスの大幅な改善を実現している場所こそ、この「ミッシング・ミドル」の領域なのである。しかしこうした結果を手にするためには、経営者は必要な投資(ミッシング・ミドルにおける役割を担えるように従業員を再投資するなど)を行って変革を推し進め、組織を導かなければならない。(p.292)
現在の問題は、ロボットが人間の仕事を奪っているということではない。AIのような新しいテクノロジーによって急速に進化している仕事に対して、求められる適切なスキルを備えた労働者が不足しているということなのだ。たとえば従業員数でのトップ100社は、2020年までに、従業員に求められるスキルセットのうち3分の1以上が、現在は重要だと考えられていないものになるだろうと回答している。(p.295)

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