TRUST

TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか

著者:レイチェル・ボッツマン … 

サブタイトルに「 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか」とあります。「〈信頼〉を攻略」という言い回しは気になります。そのあたりを読み取っていきたいと思います(Inobe.Shion)

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内容紹介

新しい「信頼」がビジネス、経済、社会を動かす!

政府や企業、マスコミへの不信感がこれほど強いのに、他人の口コミで宿泊先やレストランを選び、知らない人が運転する車を頻繁に利用するのはなぜだろうか?

前作『シェア』で共有型経済を提唱した著者が、急激なパラダイムシフトのなかで企業・個人がデジタル時代の「信頼」を攻略する仕組みを解説。

ウーバー、アリババ、エアビーアンドビー…
成功者は「信頼の壁」を打ち破る!

これまでとは違うやり方で何かをするときに「信頼の飛躍」が起きる。それによって人々は「信頼の壁」を飛び越え、新しい可能性が生まれる。
アイデアやミームを意外な形で混ぜ合わせ、新しい市場を開き、これまで想像もできなかった新しいつながりや協力が可能になるのだ。
(本書より抜粋)

「信頼の3原則」でビジネスチャンスをつかむ

・馴染みのないものを身近に感じさせる「カリフォルニアロールの原則」
・自分の得になることを知らせる「メリットの原則」
・独自の影響力をもつ人を味方につける「インフルエンサーの原則」

内容(「BOOK」データベースより)

新しい「信頼」がビジネス、経済、社会を動かす!政府や企業、マスコミへの評価は最低でも、ネットの見知らぬ人間の口コミは信用する。そのような「信頼革命」はなぜ起きたのか?ビジネスや社会はどう変わっていくのか?前作『シェア』で共有型経済を提唱した著者が、急激なパラダイムシフトのなかで企業・個人がデジタル時代の「信頼」を攻略する仕組みを解説。

「訳者あとがき」が非常に上手に全体をまとめてくれている感じなのです、そこから備忘録作成します。

信頼は3つのじきに分けられる。昔々、私たちは小さなコミュニティに住み、顔見知りの人だけを信頼していた。これが「ローカルな信頼」。その次に、わたしたちは役所や学校や警察署や企業や報道を信じるようになった。これが「制度への信頼」だ。いま私たちは第3のステージに入っている。それが「分散された信頼」だ。今のわたしたちは、大企業より他人の方をはるかに信頼している。分散された信頼を可能にするのがレビューのシステムだ。一握りの権力者のお墨付きよりも、数多くの自分たちと同じようなユーザーの意見を私たちは信じる。ユーザーのレビューに多少の偏りがあったとしても、制度よりは信頼できると私たちは思っている。(p.371)

また、国家によるレビューシステムでは中国では始まっているという。

分散した信頼を可能にするのはレビューシステムだが、国家がレビューの基準を決め人々のレーティングを監視し始めたらどうなるだろう。実はそんな世界はもう始まっている。中国では国民格付け制度(SCS)がはじまった。今はまだ加入は任意だが、2020年までに義務化されることが決まっている。企業がデータを集めて分析し、レーティングを付け、その点数によってできることと制限されることが決まる。まさにジョージ・オーウェルの世界がここで現実になっている。(p.373)
『シェア』で著者が提起したのは「何が他人への信頼を可能にするのか?」という問題だった。今の問題は「テクノロジーに頼って他人を一瞬で信頼しすぎてしまうこと」だ。「信頼の飛躍」のスピードが加速する中で、私たちを一瞬立ち止まらせてくれるのが、分散した信頼だとボルツマンは言う。自動的にクリックしたりスワイプしたりする前に、それが私たちに正しい問いを自問させ正しい情報を探させてくれる。(p.373)

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