自分らしく働く パラレルキャリアのつくり方

自分らしく働く パラレルキャリアのつくり方

著者:三原菜央 … 

普段漫然と「働いている」と思いますが、改めて、自分の仕事に対する概念を見直すいい機会を与えてくれます。(Inobe.Shion)

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内容紹介

会社に勤めながら、別のシゴトをしたり、非営利活動に参加する、
そういう働き方をする人=パラレルワーカーが増えています。

パラレルワークの魅力はたくさんあります。

いきなり起業するよりも安定した環境で、自分の可能性を拡げることができること。
未来の選択肢が増えること。
人脈が増えること。
成長スピードが加速すること。
「好き」や「楽しい」が強みになること。
代わりのきかない「オンリーワンの人材」になれること……。

本書は、パラレルワークを実践している著者の体験と、
22名のパラレルワーカーへのインタビューを通して、
パラレルキャリアを築くとはどういうことか、
どうすれば始められるのか、軌道に乗せることができるのか、
考え方とともに実践的なノウハウをお伝えしていきます。

組織に縛られず自分らしく働きながら、
キャリアを形成していきたいビジネスパーソンにとって、
一歩を踏み出すための有益なヒント満載の一冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

本業だけでは得られない経験をしたい!スキルアップのスピードを速めたい!代わりのきかない人材になりたい!…その願い、「パラレルキャリア」で叶います。本業×4つの仕事を持つ著者と22人の実例でよくわかるキャリアの幅が広がる「複業」の始め方・続け方。「好き」「楽しい」が強みになる!

少し考え方の視点を変えることで、見えなかったものも見えてきます。

パラレルキャリアは、本業を持ちながら、別のシゴトをしたり、非営利活動に参加することです。・・・いわゆる「副業」と何が違うのか。「副業」と「複業」は似て非なる働き方です。その大きな違いは「目的」にあります。「副業」の目的は、副収入を得ること。しかし「複業」の目的は、どれだけ時代が変化しても「代わりのきかない人材=オンリーワン」になるための、自分らしい働き方の実現です。自分の可能性を広げるようなスキルアップや、やりたいことを実現するための新しい働き方として注目を集めています。(pp.4-5)

「複業」とは何でしょうか?

複数の本業を持つこと。副業のような片手間仕事としてではなく、生業として別の業種を2つ以上兼務すること。(引用元:コトバンク)
複業も本業以外の仕事のことだが、副業はあくまで本業が空いた時間を利用して行うサブ的な仕事を指すのに対し、複業はどちらが本業か区別できないようなものをいう。(引用元:日本語俗語辞書)
「副業」と「複業」の大きな違いは目的です。副業の目的は副収入を得ることですが、複業の目的は、どれだけ時代が変化しても「代わりのきかない人材」になるための自分らしい働き方の実現です。(pp.20-21)

さて、下にある「仕事をする目的」、これを見直すと広がります。

そもそも仕事をする目的は、収入だけとは限りません。スキルアップして自分の可能性を追求したい、「あれもやってみたい、これもやってみたい」といった好奇心を満たす、新しい挑戦をしたい。そんな願いを叶える働き方が、複業=パラレルキャリアなのです。(p.21)
企業だから、個人だからということではなく、クライアントを知り、クライアントのニーズを読み取り、ニーズに合わせた提案を的確に行うことができれば、信用力の高い企業に個人が勝ることもあるということを。・・・個人だからこそ、フットワーク軽く、スピード感を持ってクライアントのニーズに対応できる。個人だからこそ、強みを発揮できることもあるのではないでしょうか。(pp.44-45)
本業との相乗効果が発揮できるようになると、平行線を意味する「パラレルキャリア」を超えて、キャリアの線と線が絡み合う「スパイラルキャリア」へと進化させることができます。(p.46)
複業を始めるときに、まず大切なのは、なぜ複業を始めたいのか、ゴール=目的を明確にすることです。ゴールを決めておかないと、遠回りをしてしまったり、どこにもたどり着けず立ち往生してしまいます。複業を通じて何を実現したいのか、どんな自分になりたいのか、目指す状態=ゴールを明確にしましょう。(pp.48-49)
複業を軌道に乗せている人の共通点は、「自分をよく知っている」ということ。そこでおススメしたいのが、「WILL(やりたいこと)」と「CAN(できる)」を整理することです。(p.51)
「WILL」と「CAN」を整理することで、自分の「武器」が見えてきます。複業は「WILL(やりたいこと)」をベースに始めてもいいですし、「CAN(できること)」をベースに始めてもいいのですが、いちばんのおススメは「WILL」と「CAN」の重なるものから複業を始めてみることです。(p.54)
すぐに取りかかれる「CAN」をベースに始めてもいいのですが、「CAN」はすでに「できること」だからこそ、モチベーションが続きにくい傾向があります。できることというのは安定的に成果を出すことに繋がりますが、画期的な成長には繋がりません。一方、「WILL」は「やりたいこと」だからこそ、モチベーションは高く維持することができます。その反面、今はできないことだからこそ、仕事にするにはスキルアップが必要になります。ですので、この2つのメリットデメリットを超えたミックスされた部分にこそ、自分らしく働く複業になり得るヒントが隠されているのです。(pp.54-55)
いくら「WILL」と「CAN」が明確でも、それが世の中から必要とされていなければ、なかなか報酬の得られる仕事には結びつかないものです。要は、出てきた「WILL」と「CAN」が「世の中の困りごととマッチしているかどうか」が、忘れてはいけない視点になるのです。(p.57)
「やりたいこと」「できること」「必要とされていること」で一致するものが見つかれば、それはきっとあなたにとって天職と呼べるような、最も適した複業になるはずです。(p.59)

WILLが変わるのは自然なこと。それがずっと同じであることにこだわることはないと。ただそれが今どうなっているかは大切でそのためには、筆者は次のことをしているのだとか。

私は毎週、日曜日の夜に30分ほど「ジブン会議」というものを開いています。会議といっても、用意するものはノートとペンと時間だけ。自分に質問を投げかけ、1秒で答えをまとめて、ノートに書き出していきます。この「1秒で答えを導き出す」ことがポイントです。瞬時に答えを導き出すことで、思いもよらなかった自分の知らない一面を発見できたり、心の奥底に隠れていた本音を引き出すことができます。「WILL(やりたいこと)」「CAN(できること)」を発見するのに、特に効果があった質問を紹介します。(pp.61-68)

質問① 24時間続けても、苦にならないことは何ですか?
質問② 今まで、いちばん「お金」と「時間」をかけたものは何ですか?
質問③ 人から褒められたことは何ですか?
質問④ どんな夢でも叶うとしたら、何を叶えたいですか?
質問⑤ 明日できること、今週できることは何ですか?

ずっと大切にしている言葉があります。それは、「言葉は心に勝つ」という言葉です。・・・当たり前の話ですが、「心」で思うより「言葉」に出すことのほうがい、よっぽど意味あるんです。・・・ポイントは、誰かれ構わず言葉に出して伝えるのではなく、誰に伝えるとそれが実現しそうかを整理した上で、丁寧に伝えることが大切です。(pp.81-82)
副業・複業支援サービス(p.99-102)
ココナラ
ビザスク
SCOUTER
ストリートアカデミー
Teamlancer
yenta

改めて、「ジブン会議」私自身もやっていきたいと思います。

私は毎週日曜日の夜に、「ジブン会議」に時間を30分間持つようにしています。ジブン会議といっても、用意するのはノートとペンと、時間だけです。その30分間を使って、自分チューニングしています。一度決めたことでもぶれることはもちろんありますし、方向転換したくなることもあります。しかしそれは悪いことでなく、人の思考は、経験を通してどんどん変化していくものなので、起きて当たり前のことなのです、だからこそ私は「ジブン会議」を通して定期的にセルフチェックを行っています。(pp.233-234)

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