40代を後悔しない50のリスト

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2011年5月5日の記録・・・
あのとき、こんなことをメモってました。

●ある意味50代というのは、それまでの蓄積で生きるというか、それまでの総仕上げの時期になります。終わりよければすべてよしではありませんが、尻すぼみの人生だけは避けたいものです。

●ビジネス人生を10ずつ区切るなら、20代は「種まき期」、30代が「育成期」、40代が「収穫期」ということになるでしょう。40代で収穫したもので50代を過ごし、60代でハッピー・ リタイアというのが人生の双六です。つまり、収穫期である40代にきちんとした成果を刻むことができないと、それからの人生で精神的、物質的な豊かさを味わうことが難しくなってしまいます。もっといえば、良い人生を送れたかどうかは、40代の過ごし方に大きく左右されるといっても過言ではないのです。

●40代になると、それまではプレーヤーとして個の力を発揮することに集中していればよかったものが、今度は自分ひとりではなく、まわりの力を発揮させて、さらにそれぞれの力を結集することだけでなく、その力を発揮する方向までを描くことを求められるようになるのです。

●30代までは個のスキルを磨くことがメインでしたが、40代になると個のスキルアップはもちろん、もっとまわりを巻き込んで、まわりを動かすマネジメントスキルが求められる役回りになるといってもいいでしょう。20、30代とは求められているものが違うわけですから、当然、考え方や行動を変えないと業績を上げられなかったり、まわりの期待に添えなかったりということも少なくありません。

●「チーズはどこへ消えた?」より・・・
・自分のチーズが大事であればあるほど、それにしがみつきたくなる
・新しい方向に進めば新しいチーズが見つかる
・古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズが見つかる
・従来どおりの考え方をしていては、新しいチーズは見つからない
・新しいチーズを見つけることができ、それを楽しむことができるとわかれば、人は進路を変える

●40代を後悔しない50のリスト
◆この10年で何より大切にしたいこと
01.「自分にとって大切なこと」を優先できなかった
→「人生で手に入れたいこと」を3つに絞り「円グラフ」に描く
02.わかっていても結局「守り」に入ってしまった
→20%は必ず「オフェンスモード」を入れる
03.「二元論」で考えなければよかった
→豊かな人生は「グレーゾーン」から生まれる
04.「仕事」と「家庭」のバランスが取れなかった
→一週間ごとに「仕事」と「家庭」のウェイトを振り分ける
05.未来の成功より「今日一日」を大切にすればよかった
→一年ではなく、一日のスパンで「元気のもと」を探す
06.負けない「絶対的な自信:が欲しかった
→基準を設定して「相対的な自信」を持つ
07.誰にも負けない「強み」がつくれなかった
→「勝てる土俵」を自分でつくって勝負する
08.「スピード決断」ができなった
→意思決定は「小分け」して判断できるサイズにする

◆プレイング・マネージャとして本当に必要なこと
09.社内外で「本当に頼りにある人脈」を築いておけばよかった
→「人間検索」できるキーパーソンを3人持つ
10.「自分の特性」をもっと意識しておけばよかった
→自分の強みが「マネジメント脳」か「マーケティング脳」かを知る
11.会社が自分に「何を求めているのか」をもっと意識すればよかった
→会社が自分に「何を期待しているのか」を把握する
12.仕事に追われて「すべきこと」ばかりやっていた
→「ドキドキするゴール」を毎週設定する
13.「どこまで目指すか」を考えるべきだった
→ラストチャンスとして「具体的に」未来設計する
14.自分が「何を成し遂げたか」がわからなくなった
→「四半期ごと」に会社に貢献できたことを書き出す
15.「他人を動かすスキル」が身につかなかった
→業務以上に「モチベーション」をマネジメントする
16.負けない「交渉力」が欲しかった
→「大局観」「共感ポイント」「落としどころ」を常に意識する
17.「伝える力」が足りなかった
→相手の心を動かす「伝達力」三つの奥義を知る
①最初の「つかみ」と「落としどころ」を大切にする
②ワンフレーズで言い切って、言葉をつなげる
③事例で伝える
18.「意思決定」が苦手だった
→意思決定は感覚的ではなく、「定量的」に行う習慣をつける
19.「スピード」をもっと重視すべきだった
→常に今より「スピードアップ」することを考える
20.「対人音痴」が直らなかった
→まずは相手の立場を考えた「ひと手間」から始めてみる

◆忙しいだけで終わらないために工夫すること
21.もっと「時間の使い方」を工夫すればよかった
→効率より「週末時間」を稼働させることを意識する
22.「週末時間」を有効に使えなった
→週末を「六分割」してどう過ごすか計画する
23.もっと「家族との時間」に気を遣えばよかった
→家族時間を長時間取るのが無理なら、ひと手間加えて「10倍演出」する
24.「相手に合わせて」飲みに行かなければよかった
→「月・火・木」は飲み会に行かないなどと、自分で取捨選択する
25.「付き合いのいい人」である必要などなかった
→「期限付きで人付き合いが悪くなる」宣言をする
26.「優先順位」を間違えてしまった
→「関係者軸」と「時間軸」で優先順位を見極める方法を知る
27.忙しいなりに「細かい時間」の使い方を考えればよかった
→意識的に「10分でできる仕事」を持つようにする
28.「やりたいこと」にチャレンジできなかった
→常に「時間ができたらやることリスト」を書いておく

◆人生を左右する「人付き合い」で知っておくべきこと
29.利害を超えた「人付き合い」を軽視してしまった
→「本当に困った時に助けてくれる仲間」を持つ
30.頼まれたときに「上司として」応えられなった
→「人的ネットワーク」で問題解決できるようにする
31.「年下との人間関係」を大切にすべきだった
→年下との付き合いは自己成長を促し、「情報とチャンス」を運んでくれる
32.「コミュニケーション下手」を克服したかった
→相手への関心をベースにした「質問力」を磨く
33.「話し方」で損をした
→キーワード、キーフレーズ、エピソードの「三段論法」で話すクセをつける
34.「言葉」ではなかなか伝わらなかった
→「ノンバーバル・コミュニケーション」を身につける
35.「会社以外の居場所」を見つけておくべきだった
→自分の存在価値を実感できる「仕事以外の活動」に意識的に参加する

◆年相応に学ぶべきこと
36.自分自身を「振り返る時間」を持つべきだった
→通勤電車の中は「フィードバック時間」にあてる
37.もっと「仕事に役立つ本」を読めばよかった
→「ばっかり読み」で確実に腹に落とす
38.時間がなくてなかなか「本」が読めなかった
→「バイブル読書」で、内容を講演できるくらい読み込む
39.「読書の効用」をもっと活かせばよかった
→本は「言葉探し」のために読む
40.「教養」を深めておけばよかった
→いつでもどこでも、すぐに勉強を始められる意識をもつ
41.年相応の「お金の使い方」を考えればよかった
→「結局、ケチは損をする」ので、後輩にはおごる
42.「介護」について準備しておけばよかった
→犠牲者が出るなら「介護のプロ」に任せる
43.「自分の世界が広がる趣味」を始めておけばよかった
→世界広げる近道として「人の趣味:に乗っかる
44.「親業」にもっと積極的に取り組めばよかった
→親業とマネジメントの共通項から「人を育てる」ことを学ぶ

◆会社・社会と向き合い続けるために考えておくこと
45.「上司の能力」を積算しておくべきだった
→上司の能力を「意思決定の基準」から積算する
46.「会社の価値観」を見極めるべきだった
→会社が「人」を育てようとしているか見極める
47.やはり「出世」したかった
→出世するには、長いものに「8割」巻かれる
48.人事を「感情的に判断」すべきではなかった
→「誰もが納得できる人事はない」ことを知る
49.サラリー以外の「生活の糧」を持つべきだった
→一つに絞らず、滑り止めを持ちながら「月7万円」稼げる副業を持つ
50.もっと「地域社会」と付き合えばよかった
→地域社会で「さようなら」と言い合える関係を築く

●「マーケティング脳 vs マネジメント脳」より
・マネジメントはよりよい商品を求める、マーケティングはほかと違う商品を求める
・マネジメントは抽象的な言葉を使う、マーケティングは視覚的な表現を使う
・マネジメントはライバルの真似をする、マーケティングはライバルの反対を狙う

●仕事に追われているということを避けるために、毎週ドキドキする「ゴール」を設定する方法を提案します。週次で自ら目標設定し、そのゴールを追う工夫をすることによって、かなりの部分を防止することができるようになります。一年ではなく、「一日」というスパンで考えようと提唱しましたが、そこに毎週ドキドキする「ゴール」を設定するとさらに効果的なのです。週次の能動的な目標設定の最大の効果は、自分の方から仕事を追いかけるようになれることです。しかも、一週間という短いピッチでゴールが決められるために、ゲーム感覚で目標が追えるようになります。

●「伝え方」の奥義
①最初の「つかみ」と「落としどころ」を大切にする
②ワンフレーズで言い切って、言葉をつなげる
③事例で伝える

●「10分でできる仕事」を常に持つ
・企画案のアイデア出し
・ウェブの情報検索
・メンバーへのフィードバック時間

●コミュニケーションといっても何でもいいわけではなく、もっとも有効なものがメンバーへのフィードバック、つまりメンバーからの報告、連絡に対してコメントやアドバイスを返すことなのです。たいたい部下のマネジメントに課題を抱える40代は、このフィードバック不足が原因でることが一番多いのです。

●自分のキャリアの棚卸しとこれからのキャリアパスを設計するに当たり、「すべきこと」「できること」「やりたいこと」の三視点が、よく使われる考え方です。その三視点を集合の円のように描いて、三つの円の交わった部分が一番力の出る部分というのがキモである。

●自分自身を振り返るフィードバックの時間があるからこそ、実力が自分の中にたまっていくのです。実力を熟成させる時間と考えてください。ただただ会社に振り回されて、忙殺されているだけでは、力は蓄積されません。ただ行動するのではなく、反省して軌道修正して再実行、そしてまた反省して微修正しながら再実行するから成果につながるのであって、 振り返ることなしに馬車馬のごとく働いても、成果にはつながりません。自分では頑張っているつもりなのに、なかなか成果につながらないというのは、ただやみくもにエネルギーを放出しているからです。通勤時間に自分を振り返って、正しい方向に適切な方法でエネルギーを費やすことが大切です。

●力のない上司は、この「意思決定の基準」がぶれるという共通の特徴を持っています。また、基準がみえにくいというか、「ない」に近い人もいるのですが、そういう人はだいたい日和見的に、その上の上司の意見に従うのがほとんどです。その場合もそこまでの人と評価すべきです。逆に、力のある上司に共通しているのは「意思決定の基準」が明確なので、ジャッジが非常に速く、なおかつ、その「意思決定の基準」を普段からメンバーに対して伝えています。

●企業には二つのタイプがあると思っています。「事業」を育てようとしている会社と「人」を育てようとしている会社の二つです。もちろん、両者とも企業ですから事業を行っているには違いないのですが、「人」の扱いが会社によって随分と違うのです。確かに事業がうまく回らないことには、雇用もままならないのは事実ですが、会社の業績や成長が注目される一方で、社員の多くが辞めたがっているというのも変な話です。「人」ではなく「事業」を育てようとしている会社の出身者というのは、あまり愛社精神を持っていない傾向にあります。

●一番優れた人事というのは、「みんなが少しずつ不満を持つ人事だ」といわれるように、そもそも誰もが納得できる人事などないのです。

当時、せっかくいいことを学んでいるのに、なかなか実践には及んでませんね。一期一会の精神で、知行合一を心がけていきたいものです。

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