今の巨大中国は日本が作った


今の巨大中国は日本が作った

著者:副島 隆彦

今の中国があるのは、習近平さんももちろんすごいのですが、、鄧小平さんの随所に埋め込まれた中長期戦略の効果だということがよくわかります。まさに、国家元首はビジョンをしっかりと持って国を引っ張っていくリーダーシップこそが必要だと気づかされる1冊です。(Inobe.Shion)

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内容紹介

私たちの目の前で日に日に巨大化していく共産中国。
その一方で世界中に渦巻く中国経済欺瞞論、米中軍事対決説、
共産党一党独裁vs.民衆の蜂起予測、習近平暗殺の噂etc.……。
一体日本人は、この見たくない現代中国という“現実”を
どう受け止めるべきなのか?

日本経済の停滞と中国経済の巨大化のはざまで見過ごされてきた、
誰も指摘してこなかった最重要ファクターを徹底分析! !
日本、そしてすべての日本人を叱咤激励する副島節が大炸裂の1冊登場! ! !

習近平政権がもっとも知られたくない“真実”!
日本人が教えた設計図<OS>で
共産中国は未来(デモクラシー)を手に入れた!!

<本書の巨大な真実3つのポイント>
★爆発的発展を遂げた現代中国に“巨大な影響を与えた日本人”とは誰なのか?
★習近平が進める史上最も“手荒な人民解放軍改革”とは何なのか?
★そして、共産党独裁の次にくる新体制で、
中国はどのように“ドラスティックな国家変革”を遂げるのか?

☆知られざる中国発展の秘けつと未来像が初めて明かされる! ☆

<本書の主な登場人物>
○習近平(1953~)
国家主席・総書記

○王滬寧(1955~)
国家ブレイン・中央書記処書記

○王岐山(1948~)
習近平最側近・対米外交担当

○鄧小平(1904~1997)
改革開放・中越戦争指導者

○森嶋通夫(1923~2004)
LSE教授・『マルクスの経済学』著者

○青木昌彦(1938~2015)
スタンフォード大学教授

○ヘンリー・キッシンジャー(1923~)
世界戦略家・メンター

○デイヴィッド・ロックフェラー(1915~2017)
世界皇帝・ダビデ王

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鄧小平はキッシンジャー・アソシエイツ(財団)の資金と
アメリカ政府の外国人留学生プログラムに頼って、
何万人もの優秀な若者を留学生としてアメリカに学ばせた。
そのなかの秀才たちが、らんらんと目を輝かせて、
「資本主義の成長発展の秘密」を、
森嶋通夫と青木昌彦という2人の日本人学者から学び取った。
それが今の巨大な中国を作ったのである――まえがきより
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出版社からのコメント

もはや中国を、「好き」「嫌い」の感情論だけで語れる時代は終わった!
巨大化する「紅い帝国」を冷静に冷酷に分析した末に到達した、
本書で明かされる驚くべき真実をいち早く理解したものだけが、
この厳しく、狡賢く、そして明日をも知れぬ国際社会を
勝ち抜くことができる!

<本書の内容>
第1章
中国国内の権力闘争と2022年からのデモクラシーへの道
この先5年と次の5年、民主中国の始まり
タクシー運転手が知っていた中国の未来像
習近平の知られざる人生の転機
鄧小平が40歳の習近平を見込んだ理由
腐敗の元凶となった江沢民と旧国民党幹部の地主たち
中国の金持ちはこうして生まれた
デモクラシーへの第一歩となった共産党の新人事
今後のカギを握る王岐山の力
中国を動かす重要な政治家たち
中国初の野党となる共青団
台湾はどこへ向かうのか
バチカン(ローマ・カトリック)と中国の戦い
人類の諸悪の根源はローマ・カトリック
チベット仏教について物申す

第2章
人民解放軍vs.習近平のし烈な戦い
北朝鮮“処理”とその後
北朝鮮が“処理”されてきた歴史
近い未来に訪れる朝鮮半島の現実
鄧小平が行った中越戦争(1979年)がモデル
7軍区から5戦区へと変わった本当の意味
軍改革と軍人事の行方
勝てる軍隊作りとミサイル戦略

第3章
今の巨大な中国は日本人学者が作った
中国を冷静に見られない日本の悲劇
日本はコリダー・ネイションである
日本国の“真の敗北”とは何なのか
現実を冷静に見るということ
国家が仕込んだ民間スパイ
中国崩壊論を言った評論家は不明を恥じよ
「日本は通過点に過ぎない」とハッキリ言い切った人物
本当のデモクラシーではないのに他国に民主化を説くいびつさ
アメリカに送り込まれた中国人エリートたちのとまどい
今の中国の政治社会のOSは日本が作った
森嶋通夫との浅からぬ縁
中国社会を作ったもう1人の日本人
森嶋、青木の頭脳と静かに死にゆく日本のモノづくり
そしてアメリカは西太平洋から去っていく
尖閣防衛と辺野古移転というマヤカシ

第4章
大国中国はアメリカの言いなりにならない
中国の成長をバックアップしたアメリカ
ロックフェラー、キッシンジャーからのプレゼント
米軍と中国軍は太平洋で住み分ける
米・中・ロの3大国が世界を動かしている
チャイナロビーは昔の中国に戻ってほしい
アメリカと中国の歴史的な結びつき
その他

冒頭にも書きましたが、鄧小平さんはすごいですね。いろいろな制度を利用したり、作りながらいまのこの中国の繁栄を描いていたのでしょう・・・・そんなふうに考えさせられる1冊です。

 

中国の国家体制は、このあとももっともっと強大になって、経済的にも繁栄して、中国人がどんどん豊かになっていく。あと20年間は、成長は止まらないだろう。この異様な大成長が私たちの目の前で、この30年間起きたのだ。この事実をとにかく嫌がって、憎んで嫌って、ねたんで、中国の悪口を言って見下し腐すことを、日本国民の一部がやってきた。その総数は500万人くらいだ。彼らが、まさしく安倍政権を支えてきた中心的な勢力だ。(pp.118-119)
今の日本は、真実はポーランドやウクライナと程度の同じ国なのだ。そうした認識すらない。これがどういうことか説明する。「回廊国家(コリダー・ネイション)」という考え(知識)がある。回廊(廊下)国家とは、大国と大国の間に挟まれて、両方から脅され、踏み荒らされる小国ということだ。ポーランドがまさしくそうだった。ロシア帝国とドイツ帝国に挟まれて、両方から侵略されてひどい目に遭って、国が消滅したこともある。実は朝鮮半島も、コリダー・ネイションである。大国に囲まれて踏み荒らされた。そのとき国民に主体性がなくなる。それが知恵のなさとなって表れて、「どちらか一方の大国にしがみつく」という考え方をする。日本の強硬保守や反共右翼も、とにかくアメリカにしっかりついていく(これが「日米同盟の堅持」だ)という一本やりで動いている。それが彼らの知恵の足りなさである。彼らは「アメリカ軍は帰れ。私たちは自分の国を自分で守る」という、大事な一行が言えない、言わない人たちだ。(pp.121-122)
青木昌彦と森嶋通夫の業績はものすごく重要だ。きっと、このことを中国人は日本人に知られたくないだろう。・・・特殊な能力を持った日本人学者たちが、今のこの巨大な中国を作ったのである。・・・森嶋通夫の『マルクス経済学』が、中国の今の巨大な成長を作った源泉であり出発点なのだということ。このことを、私はどうしても書かなければいけないのだ。(pp.156-157)

中国の凄さはこれを見てもわかるでしょう。

 

世界の時価総額ランキングhttp://www.180.co.jp/world_etf_adr/adr/ranking.htm

2018年6月度で50位までには、日本はトヨタの1社ですが、中国は8社も入っています。この事実をしっかり認識しないといけません。

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