アナール派歴史学


【現代思想フォーカス 01】

フランスの歴史学者マルク・ブロックとリュシアン・フェーヴルが、1929年に『社会経済史年報』(俗に言う『アナール誌』)を創刊し、政治史や事件史を中心とする歴史学から脱し、社会、経済、集合心性の歴史を研究対象として、経済学、地理学、社会学、言語学など学際的な考察によって人間活動の全体を論じることを提唱したのが始まり。

ブロックとフェーヴルの草創期から始まり、フェルナン・ブローデルの第二世代、その後第三世代へと更なる幅広い捉え方まで広がってきているようです。

File:Cornelis Schut - The Seven Liberal Arts - WGA21070.jpg

単なる歴史を点としてとらえるのではなく、もっとマクロ的にそしてある意味ではミクロ的にも広く深く民衆の心性までも含めて社会を捉えようというようなムーブメントだと理解しました。

まさにリベラルアーツとして知識を幅広く網羅的にも押さえておかないといけないということを示唆する流れだと思います。

そうはいいつつも、この100年の動きからしても地球の歴史からすれば、ほんの砂粒のようなもの。そういう視点もどこかで持っていないといけないのでしょうね。

たまにこれは見て、自分自身のちっぽけさを再認識するようにしています。

こんな感じで、『現代思想フォーカス88』を追っかけていきたいと思います。

 

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