夕学講座「人を動かす『仕掛学』」 / 松村 真宏教授

タイトル:人を動かす『仕掛学』
講師:松村 真宏(大阪大学大学院経済学研究科 教授)

日時:2018/1/17(水) 18:30~20:30
場所:慶應大阪シティキャンパス(サテライトLIVE放送)

昨日に引き続き、連荘で「夕学講座」への参加。
松村先生の「仕掛学」についての書籍はすでに読んでいましたが、本にない部分もあり大変面白かったです。

結論から言いますと、資料最終のまとめがポイントとなります。

  • 「仕掛け」は行動の選択肢を増やすもの
  • 「仕掛け」は自発的な行動変容を促すもの
  • 「仕掛け」はFAD要件
    ・公平性(Fairness)
    ・誘因性(Attractiveness)
    ・目的の二重性(Duality of purpose)
  • 「仕掛け」は万能ではないが役に立つ
  • 仕掛学は人を動かく考え方のリテラシー

セイラー先生が行動経済学でノーベル賞を受賞してから「ナッジ」が取り上げられていますが、松村先生曰く、ナッジはリバタリアン・パタナリズム(選択の余地を残したまま、望ましい方向へ誘導していく)で仕掛けはリバタリアン・オルターネイティヴィズムだと。「迂回路」という言い方もされていましたが、代替性ということなのでしょう。

先生は、ずっと仕掛けを探していて、仕掛け事例のデータベースをつくってらっしゃるとのことですが、その「仕掛け探し」をするうえでの心構えというのを聞きたくて質問したところ、「仕掛=遊び心」とのこと。遊び心の目で日常ずっと仕掛け探しのスイッチは入ったままとのことです。確かにそうだと思います。私も何か新しいのを見つけたく、ここ2カ月ほど意識するようにしていましたが、なかなか見つからないですから、根気も必要そうです。

でも、そうやって考えながら世の中を見ていれば、何か不便も見つかるだろうし、それが見つかればそれ自身が問題意識となるでしょうから、仕掛案ができてくるような気もします。

私も日々、仕掛け探し・・・やっていきます!

 

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ありがとうございました。

 

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