世界一簡単なアルゴリズムトレードの構築方法


世界一簡単なアルゴリズムトレードの構築方法 (ウィザードブックシリーズ)

著者:ペリー・J・カウフマン

アルゴリズムトレードは、「アルゴリズム取引」とも呼ばれ、コンピューターシステムがマーケットの動向に応じて、自動的に売買注文のタイミングや数量を決めて注文を繰り返す取引のことをいいます。

「アルゴリズムトレード」の画像検索結果

内容紹介
本書を読んでアルゴリズムトレードのことが理解できなければ、裁量トレードを続けるしかない!1970年代、ペリー・カウフマンが自動化システムでトレードを始めたとき、プロのトレーダーたちは「バカバカしい」と一笑に付した。しかし、今や高頻度トレードは「一般投資家からお金を盗んでいる」として、その不公平なまでの優位性を非難されるまでになった。本書で公開されたアルゴリズムトレードのテクニックを習得すれば、ホームトレーダーのあなたにもパワーを取り戻すことができるだろう!プロのトレーダーにとっても、自動化システムの完璧化を目指すマネーマネジャーにとっても、あるいは今日のテクノロジーを使って財務管理を試みる一般投資家にとっても、成功するアルゴリズムトレードシステムの洗練された構築方法を、簡単なハウツー形式で提供するこのコンパクトなガイドは大いに役に立つはずだ。本書は、バックテストの単なるステップバイステップの枠を超えて、あらゆるタイプの市場を40年以上にわたって練り歩いてきた著者の幅広い経験から最良のものを抜粋して、読者にトレードの神髄を伝授してくれる。トレードで成功するためには、利益の出るところで売買するだけではダメで、正しいトレード法を構築してリスクを管理できなければならない。信頼の置けるトレードシステムを一から構築するために、実績のあるこのガイドラインに従うことで、必要な理論はもとより、歴史的観点を見据えたうえで、システムを自信とテクニカルなノウハウに基づいて構築し、あなたのパラメーターやリスクに合わせて微調整することができるようになる。

●アルゴリズムに正しい深さのルールを含めよ
●システム開発と検証の各段階において、よくあるワナにはまるのを避けよ
●つもり売買からリアルトレードにいつ移行すべきなのかを知れ

これらは本書に出てくるアドバイスの一例だが、本書にはほかにも役立つアドバイスが満載されている。

本書で最も重視するものはシンプルさである。基本的なベストプラクティスから実際のシステム設計に至るまで、簡単なアプローチのほうが人々に好まれ、勝利を収めることが実証されている。アルゴリズムシステムは実際に市場で使うと失敗することが多い。本書では、失敗の原因となる落とし穴にはまらないように、勝率を大幅に高めるためのプロセスを紹介している。本書を一度読めば、それはあなたの一部になる。だから、何度も読み返したくなるだろう。

トレーダーとして洞察力を磨き、その洞察力を利益の出る戦略に変えることから、トレードを生計手段とするうえで直面する現実的な問題に至るまで、第一線で戦ってきた40年以上に及ぶ経験を惜しげもなく披歴し、エキスパートと戦えるまでの近道を教えてくれるのが、アルゴリズムトレードの最高傑作ともいえる本書である。

内容(「BOOK」データベースより)
トレーダーとして洞察力を磨き、その洞察力を利益の出る戦略に変えることから、トレードを生計手段とするうえで直面する現実的な問題に至るまで、第一線で戦ってきた40年以上に及ぶ経験を惜しげもなく披露し、エキスパートと戦えるまでの近道を教えてくれるのが、アルゴリズムトレードの最高傑作ともいえる本書である。

あなたのトレード方法―つまり、あなたのトレードの性質―に合ったアイデアを見つけられるかどうかは、あなた次第だ。ポジションを取ってそれを1年間保有する投資家もいれば、価格が間違った方向に行った途端に市場から撤退する人もいる。あなたを惑わせるようなトレードを自分に強要してはならない。(p.19)
あなたのトレードの性質は簡単には変えられないということである。もしあなたが短期トレーダーなら、短期戦略を見つけよということである。市場を毎日見るのが面倒くさい人は、長期トレンドフォロー、あるいは週次シグナルを使えということである。そして毎週結果をチェックする。あなたの性格にあらがってはならない。そんなことをすれば失敗するだけである。(p.20)
「シンプルにしておけ!この間抜け(Keep it simple, stupid)」という言葉は聞いたことがあると思う。これは本当のことだ。システムをわけもなく複雑にするのは自殺行為だ。複雑にするのちうことは洗練されたものになるどころか、混乱を招くだけである。可動部がたくさんありすぎれば、何がうまくいき、何がうまくいかないのかは分からなくなる。それに複雑なものを理解するのは難しく、間違ったときに修正するのが難しくなる。これは多くの人が犯す過ちだ。アイデアは簡単に理解できるようなものでなければならない。アイデアをトレードシステムに変換することもシンプルにすることが重要だ。(p.23)
トレード戦略を構築するとき、よく使われるアプローチは2つある。
①それぞれのルールを定義し、一度に1つずつ、ほかのルールとは独立して検証する。
②すべてのルールを同時にブレンダーに投入して検証し、どういった相互作用がるのかをチェックする。
・・・私は一つ一つ積み上げていく過程を重視している。私が知りたいのは、それぞれの要素がきちんと機能しているかどうかである。困るのは、あるルールは単独だと損失を出すが、ほかのルールと組み合わせると利益が出るときである。10個のルールを組み合わせたときの利益が、1つ1つを別々に検証してそれを足し合わせたときの利益よりも大きくなるといった極端なケースもある。これぞまさに統合的解決法である。(pp.26-27)

私が大学の研究でやっている「アンサンブル・アルゴリズム」。これはここで言われる「統合的解決法」と同じようなものです。

堅牢さとは、同じルールを使って、さまざまな市場でさまざまな時間枠で機能することを言う。つまり、特定の株式や先物の経路に依存して調整されていない戦略ということである。もうすでにお分かりかと思うが、堅牢なシステムにはわずか2~3のルールしかない。(p.31)
ルールは以下の通りである。(p.40)

  • 移動平均システムは、移動平均線が上昇したら買い、下落したら売る。
  • ブレイクアウトシステムは、高値を更新したら買い、安値を更新したら売る。
  • 線形回帰の傾きシステムは、傾きが正になったら買い、傾きが負になったら売る。

ブレイクアウトは、そのまま「高値更新」という意味でよさそうです。いろいろと専門用語もあるので知見が広がります。

トレンドフォローはさておき、短期トレードには大きな利点がある。市場にいる機会が少ないというのも大きな利点の一つだ。また、短期トレードはトレンドフォローよりも資産曲線がスムーズである。長期トレンドトレーダーの場合、トレンドは存在しても大きなドローダウンに見舞われる可能性が高く、トレードを保有し続けようと思ったら、大きな損失が出ることもある。(p.43)
短期トレードは勝率が高い。短期トレードの一般的な特徴は、ファストブレイクアウトにしても、値動きのフェーディング(平均回帰)にしても、利益と損失は比較的小さく、利益の出る頻度は損失の出る頻度よりもはるかに多い。おそらくは全トレンドの70%以上は価値トレードになる。(p.43)
短期トレードにはもう一つ興味深い利点がある。例えば、あなたの戦略が市場にいる時間が全トレード日の15%しかないのであれば、価格ショックの85%を避けられたことになる。「価格ショック」とは、大きく激しく動く値動きで、大概は不愉快な値動きのことを言う。価格ショックを避けられるのは大きな利点だ。価格ショックを予想するのは不可能で、時には口座が吹き飛んでしまうこともあるために、市場にいないことが価格ショックを避ける唯一現実的な方法である。日々の不確実性にあまりされされることなく大きな利益を得ることができれば、そのほうが良いに決まっている。(pp.43-44)

やはり短期のほうが見極めやすいと思います。毎日ウォッチしていけば小さなトレンドはつかめますし、都度都度の修正が可能でしょうから。

トレンドもそうだが、検証をコントロールするには相当な規律が必要になる。(pp.89-92)

  • データは多いほどよい
  • データの一部は最後に行う検証のために取っておく
  • 結果をどのように評価するかを事前に決めておく
  • 検証値にはパーセント刻みの値を使う
  • 手当たり次第はやめよ
  • 新しいルールを加えても、大した改善が得られなければ、新しいルールは加えるな
  • フィードバックは無用―一番難しい部分
健全なアルゴリズムトレード戦略の構築についてはこれまでたくさん議論してきたが、これらのアイデアを固めるには議論をまとめる必要がある。長期トレンドに基づく戦略を構築したい場合、戦略について意思決定しなければならないことはたくさんある。(p.151)

  1. トレンドテクニック
  2. 買いと売りのルール
  3. 損切りをはじめとする個々のトレードのリスクコントロール
  4. 利食いと再仕掛け
  5. 1つ、あるいは複数の仕掛けと手仕舞い
どういった戦略についても意思決定しなければならないことは以下のとおりである。(pp.151-152)

  1. ポジションサイジング
  2. ボラティリティフィルター
  3. 検証プラン(検証する銘柄、戦略が機能する期間、成功かどうかを判断するときの基準)
  4. 株式、ETF(上場投資信託)、または先物市場のポートフォリオを構築・検証

あらためて、ボラティリティとは・・・。

「金融工学においてボラティリティ(volatility)とは、広義には資産価格の変動の激しさを表すパラメータ。 」

です。

あなたにはぜひとも覚えておいてもらいたいことがある。それをまとめたものは以下のとおりである。(pp.179-180)

  1. あなたの戦略には、健全な前提がなければならない
  2. あなたの戦略は、あなたの個性に合うものでなければならない
  3. 成功の秘訣は、ルールを少なく、アイデアを明確にすることである
  4. それぞれのルールは独立したものでなければならない
  5. 良い戦略は、いろいろな市場で長年にわたって機能する
  6. ボラティリティが非常に高いとき、リスクをとっても見合わない
  7. 結果を安定化させるためには複数のパラメータを使え
  8. 損切りを使うのは最悪の事態に備えるときのみ。戦略のなかで自然に発動する手仕舞いを使うようにすること
  9. 短期トレーダーは利食いせよ。しかし、トレンドフォロワーは利食いしてはならず、複数の利益目標を使え
  10. 完璧なシステムなどない。リスクを受け入れ、管理せよ。ポジションサイズはいつでも小さくできる
  11. システムがアウトオブサンプルデータでうまくいかなくてもそれを受け入れ、前に進め。個々の損失を取り除こうとしてはならない
  12. 市場にいないときは、価格ショックとは無縁でいられる
  13. ポートフォリオに組み込む銘柄をランク付けするときは、シンプルなのが一番
  14. できるだけ均等加重を使え。
  15. 市場を分散化するよりも、戦略を分散化したほうがよい

これらの最後のまとめは折を見て、見返したいですね。うまくまとめられているかと思います。

私は株はやってはいないのですが、企業の確定拠出年金を運用していて、これまた非常に厄介で、売買に時間がかかるので読みにくい形になっております。

基本的に長期運用が視点が置かれているのですが、短期でのスイッチングも非常に効果的ですので、うまくやっていくためにもアルゴリズム確定拠出を作りたいと思っています。

(気に入ったら投票をお願いします!)

にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

 

 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください