チームの生産性をあげる。―業務改善士が教える68の具体策

チームの生産性をあげる。―――業務改善士が教える68の具体策

著者:沢渡 あまね

沢渡さん、本書きまくってますね。つい先日も出版されたんじゃなかったでしたっけ。少しずつ切り口変えて書いている感じでしょうか。(Inobe.Shion)

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内容紹介
シリーズ10万部超!『職場の問題地図』『仕事の問題地図』で話題の、
人気業務プロセス/オフィスコミュニケーション改善士が、
大企業から中小企業、町工場まで、現場に即した68の改善策をまとめた、
「働き方改革」実践書の決定版!日本マイクロソフト、ヤフー、日本旅行、ナムコ、NTTデータ、
大阪王将、ジヤトコ…他、企業事例多数掲載!

効率化×プロセス改善で、生産性向上を実現!
個とチームが一気に回り出す!

生産性の高い働き方をするためには、
残業規制や業務の効率化・高速化だけでは不十分です。
「時短」ばかり意識すると、逆に業務量は増え、
労働時間は増えていきます。

生産性をあげるには、あなたが何気なくやっている仕事の取り組み方を、
根本から変えるプロセス改善が必要です。

本書は、大手から中小企業まで数多くの働き方改革を成功させ、
現場を知り尽くした人気の業務プロセス改善士が、
仕事の進め方を変えて、アウトプットを最大化する手法を解説します。

どんな職場でも働き方は変えられる!

・長時間労働が常態化していて、早く帰れない、休めない
・仕事が属人化していて、処理できない量を抱えている
・定常業務に時間を奪われ、付加価値業務に注力できない
・突発的なミス・トラブルが起きると、予定がすべて狂う
・時間を取られるムダな会議、慣習、手順を変えたい!
・上からの指示が曖昧。手戻り連発で非効率!
・横入り、肩代わりで、マネージャーが日に日に消耗

こんな悩みを抱える職場でも大丈夫。
問題発見から改善策の立て方、運用、定着までを
4つのフェーズ、8つのステップ、68のポイントで整理し、
図解を多用しながらわかりやすく解説していきます。

実務担当者から管理部門まで、現場で使える1冊!

自身も部下も長時間労働が常態化しており、
成果を出しつつ働き方を改善したいと思っている、
課長、部長、チームリーダー、プレイングマネージャーなどの実務担当者から、
働き方改革・社員満足度向上、風土改革などを推進する
経営企画部門、人事部門、広報部門、総務部門などの担当者まで、
どんな業種、どんな職場でも使える、超実践的な1冊です。

内容(「BOOK」データベースより)
問題を引き起こす「隠れ業務」をあぶりだす。「定常業務」の割合を把握して減らす。3大「ネガティブワード」からムダを発見。形容詞・副詞が出てきたら「数字」に変換。仕事を遅らせる「4つの時間」をなくす。イヤな仕事こそ「標準化」して仕組みで回す。横入りを可視化する「インシデント管理簿」。共有化を進める「インシデント会議」。3段階で「やめる」基準を決める…効率化×プロセス改善で生産性向上を実現!仕事の進め方を変えて、アウトプットを最大化する8ステップ。

「ECRSの原則」をご存知でしょうか?生産管理の現場で用いられている、業務改善の4原則です。(pp.9-10)

  1. Eliminate:排除する/なくす→その作業をなくせないか?
  2. Combine:統合する→複数の作業を統合できないか?
  3. Rearrange:順序を変更する→作業の順序を入れ替え・並行できないか?
  4. Simplify:単純化する→作業を省略・簡素化できないか?

これって、アイデア創出の「オズボーンのチェックリスト」の一部ですね。

生産性とは、投入したインプット(資源)に対して得られるアウトプット(成果物)の量の比率を言います。・・・より少ないインプットでより多くのアウトプットを出すことができれば、生産性が高く、そうでなければ低いことになります。なるべく少ない原材料、情報量、あるいは時間やコストで、より多くの成果を出し続けられる状態を作る。これが理想です。(pp.10-11)
「働き方改革」ムードが蔓延するなか、私たちはどうしても減らすことばかりに意識が向きがちです。しかし、減らすだけでは生産性はあがらない。ここにも大きな落とし穴があります。目指すは、ネガティブな仕事を減らして、ポジティブな仕事を減らす。いま私たちに必要なのは、増やす勇気かもしれません。(p.15)

そうなんです。そこなんです。本当に「減らす」に軸が置かれすぎている気がします。結局n何を目指しているのか、物理的な生産性と、精神的な満足度だろう。確かにムダは多いのだろうと思うが、そればかりではない。例えばゾーンに入れたとすると、ものすごい生産性を発揮していると思う。それはなくしてはいけないのです。そこが見逃されている気がしてなりません。

生鮮性が高い状態を目指すために、何を増やして、何を減らせばいいのか?それを見極めるには、実行して成果を得るためにはどうしたらいいのか?そのための4つの活動フェーズと、8つのステップを紹介します。(pp.15-17)

生産性向上4つのフェーズ
①現状把握フェーズ
②検討フェーズ
③実践フェーズ
④浸透フェーズ

生産性向上の8つのステップ
ステップ1 業務を洗い出す
ステップ2 ムダに気づく
ステップ3 改善策を考える
ステップ4 標準化する
ステップ5 横入りをナントカする
ステップ6 やってみる
ステップ7 定着させる
ステップ8 振り返る

本書では、ステップ1から詳しく説明がなされています。それぞれに具体策が掲載されています。

ネガティブ発見3ダイワード
①「わざわざ」
②「いちいち」
③「毎度毎度」

ネガティブな形容詞がつく仕事や工程に、改善の余地が潜んでいます。言い換えれば、ネガティブワードはムダに気づくための宝の山なのです。(p.88)

いろいろと現場の話を交えながら、説明がされていきます。こういう現場の話を聞けるのは非常に有用です。是非、読んでみてください。

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