やめられない!ぐらいスゴイ 続ける技術
著者:菅原洋平
内容紹介 「継続力」を高める“科学的な”やりかた、ついに完成!医療の現場で活用されている、「自分のやりたいことを継続する力」を養う方法を紹介。 本書では、継続するために脳がもっている次の5つの仕組みを使います。 内容(「BOOK」データベースより) |
★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯]
[目的・質問]
[分類] 159:人生訓. 教訓
自分の脳の使い方が分かると、結果的に行動が継続できるようになるのです。継続するために脳が持っている次の5つの仕組みを使います。(p.6)
①望まない行動をやめる |
物質 | 状況 | 症状 |
アセチルコリン | 目玉をきょろきょろ動かす | トイレに行きたくなる |
ノルアドレナリン(※逆U字型曲線となる) | 退屈で繰り返しの作業 | ノルアドレナリンの分泌が減り、頭がボーっとする |
超重要な仕事 | ノルアドレナリンが増えすぎ、集中力が低下 | |
カフェインの取りすぎ | 入浴後、起き掛け | 体がかゆくなる |
プロスタグランディンD2が脳脊髄液の中に充満→アデノシンに変化→GABA増加 | 神経の働きが鎮静化 | ヒスタミンを鎮静化→眠くなる |
カフェインはGABA増加をブロック | ヒスタミンが減らない | かゆみを生み出す |
ドーパミン | 増加 | 物事への熱中を促進 |
ドーパミンの増加には鉄が必要 | チロシンが鉄イオンを介して作成 | 鉄は体内では作ることができない。 |
鉄分が足らないと、ドーパミンが減って意欲が落ちる・・・というのは、なんとなくわかります。私もここのところ、献血で鉄分不足を指摘されました。いまは、ヘム鉄等のサプリを飲んでますが、これが意味があったんですね。早速、もうすぐなくなりかけているので補充しました。
ネットサーフィン、ダラダラ間食、夜更かし、仕事の先延ばし・・・・。効率よく時間を使いたいと思いながらも、望ましくない行動を続けてしまう。これは、続けているのではなく、脳に「続けさせられている」のです。あなたに悪習慣を続けさせているのは、脳の根元にあたる脳幹にある中脳を中核とした報酬系です。報酬系は、あなたの期待をあおり、行動をそそのかした挙句に期待を裏切り、次の期待を高める仕組みを使って、あなたの行動を操っています。あなたが、自分が望む行動を続けていくためには、まず、この報酬系の呪縛を解かなければなりません。(p.33) |
行動が続けられているときは、行動パターンを上手く脳に組み込めた場合であり、特に何も考えなくても自然に体は動きます。しかし、この自然に動くことに油断していると、ある時、別の行動が間に挟まったことをきっかけに、別の行動に切り替わってしまうことがあります。始めた物事を途中で途切れずに継続し続けるには、「やらないと気持ち悪い」というレベルまでいくことが大切です。ここでの「気持ち悪い」とは、つまり体の反応が不自然だということで、この体の反応のことを情動といいます。情動とは、呼吸や心拍、発汗などの感情に先立つもので、続けているときにこの情動に注意が向けられていると、途切れた時に「気持ち悪い」となり、続けたほうが自然で途切れたら不自然というレベルをつくることができます。情動は視床下部が中核で、情動のもとになる感覚をキャッチする大脳の頭頂葉の働きに注目することで、続けないと気持ち悪いレベルに調達することができます。(p.38) |
本当の意味で好きでも何でもないことを、「好きだ」といい始めてしまうと、自分の価値基準もあやふやになり、「本当の自分ってなんだろう?」みたいなことで漠然と悩む羽目になってしあいます。反対に、本当に好きで行っていることに対しては、ドーパミンの仕組みの作用は働きません。細部をよく観察することもなくなりふり構わず欲するのではなく、好きなことに対してよく観察分析したり、愛着をもって接します。その物や人をよく観察できているときには、ドーパミンの呪縛から離れています。くれぐれもやめられないことを「好きだ」と表現するのはやめましょう。良くも悪くもあなたが発する言葉に、あなたの脳はとてもよく反応してしまうのです。(pp.58-59) |
うーん、この後の方、普段の実行プログラムにについて話していくようなのですが、どうもいまひとつでした。
というような感じでした。