人工知能はなぜ未来を変えるのか

人工知能はなぜ未来を変えるのか (中経の文庫)

人工知能はなぜ未来を変えるのか (中経の文庫)
著者:松尾 豊,塩野 誠

内容紹介
〜政治・経済・教育・医療・労働――「常識」が一変する、人工知能社会への展望〜
「人工知能」の急激な進歩により、私たちの生活はいよいよこれから劇的に変化していく。
人工知能が人間を超えたとき、起こりうる未来とはいったいどんなものなのか!?
東大・松尾豊准教授が、ビジネス戦略家・塩野誠氏の率直かつ鋭い質問に対談形式で答えながら、未来の可能性を語っていく一冊。
◎本書は、単行本『東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」』を改題・加筆の上、文庫化したものです。

内容(「BOOK」データベースより)
「人工知能」の急激な技術進歩により、政治、経済、教育、医療、労働をはじめ、我々の生活は今後、劇的に変化すると言われる。本書は、“常識”を一変させる人工知能社会への将来的展望について、人工知能学の権威が、気鋭のビジネス戦略家の率直な疑問に、対談形式で誰にでもわかりやすく答えていく一冊。ロングセラーの「人工知能」入門書、待望の文庫化!

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] 「人工知能」情報の収集の一環で。
[目的・質問] なぜ未来を変えるの?
[分類] 007.1:情報理論, 数字(情報科学)

松尾先生の人工知能に関する取組範囲は次のに示すようなところのようです。

いろいろな観点がありますが、大きく分けると3つです。まず1つは、人工知能にはどんなデータが使えるか、何が有用なのかを調べるデータ自身の研究です。ウェブの研究やビッグデータの研究が該当します。対は、そのデータがどんな方法でルールを作っていけばいいか。自動的にルールを学習する方法ですね。機械学習やデータ分析の研究です。そして3番目が、ルールを作るシステムや「アルゴリズム」を使って、どんな応用ができるかを考える。応用に関する研究です。データの入り口と処理、そして出口。(p.9)
「ビトウィンネス」が高いとは、「中心性」という概念の一部です。普通、中心性が高いという言葉を使うときは、グループのリーダーを示すような場合が多いのですが、ビトウィンネスは少し変わった概念で、情報の経路における中心性です。
例えば、ある人を介さないとその情報が流れないとしたら、その人はビトウィンネスが高い人です。これまではグループのリーダーが評価される傾向にありましたが、今後はビトウィンネスが重視されることになるでしょう。(p.120)
「ウェブと人工知能」と言う切り口では、ウェブに蓄積されたビッグデータを解析する方向の他に、ウェブ自体をより賢くしていくアプローチもあります。後者でよく知られた手法としては「セマンティックウェブ」があります。セマンティックウェブは、ウェブページに載せる情報を、単なるデータだけでなく意味を含む形で記述することによって、より賢い処理ができるようになるものです。(p.164)

さすがに知っていることも多くて、余り引用ができませんでしたが、改めて見直す機会にはなりました。

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