50代からの選択―ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか


50代からの選択―ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか (集英社文庫 お 66-1)

50代からの選択―ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか
著者:大前 研一

内容紹介
第二の人生をどう生きるか
人気経済評論家が提言する50代からの生き方論平均寿命78歳の時代、サラリーマンにとって定年後の人生は長い。30代が仕事における旬の季節ならば、50代は残りの人生について考え、行動を起こす旬の季節である。これまでの知識や経験にしばられず、自分の生き方すべてをリセットして、新しい人生を切り拓くことが必要だ──グローバルに活躍する著者が、第二の人生を充実させる心構えを伝授する。

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] 元々大前さんの著作はすごく好きなのですが、私自身も50代に近づいてきた中で、友人からもこの本は是非読めと紹介を受けましてすぐに注文しました。
[目的・質問] これからの人生の指針を得るべく、読み込みます。
[分類] 159.4:人生訓.教訓

「お手」と言われても、「いや、今は『ワン』と吠えるべき局面ではないですか」と平気で言える資質は、経営者にとって欠かせないものだ。(p.16)

これをするためにも確固たる自分を持っていないとダメなのでしょう。そして、「いやそうではない。こうだ」と言われて、自分が間違っていることに気づいたら素直に認める謙虚さ、これを持ち合わせていれば、あとは覚悟を決めて、勇気と度胸で、果敢に目上の人にも意見をぶつけていくべきなのでしょう。

 

入社して10年、35歳ぐらいまでの間に、どんな会社であれ、会社で学ぶべきことはほとんど覚えてしまえるものなのだ。だから、サラリーマンは大卒で入社後、最初の10年間でどこまで行けるかが勝負で、その後、会社にいて身につくことなど何もない。(p.26)

会社の仕組みのようなものはそうでしょう。メンターのような人がそばにいれば、その人からは学ぶことはまだまだ続くんでしょうけど・・・。そのメンターの人の成長いかんといったことかもしれません。

 

年功序列型組織では、ピークを打った後の35歳から50歳までは、ひたすら出世の順番を待つ我慢の時代が続くからだ。かつて僕はそれを「魔の15年」と呼んだ。50歳を過ぎてから権限のあるポストが回ってきて、そこでようやく「魔の15年」を抜け出す。(p.36)

ある段階まで来るとまったく運になりますね。うまくポストが空いて最短で登っていく人もいれば、ポストが空かず後回しになって機会を失って候補に上がらなくなる・・・そうなると活躍の場を求めて転職しかありません。

 

「上に行く要員」からはずされた50歳前後の社員は、定年までの10~15年間、会社でどんな役割を担うことになるのか。たいへん残念だが、会社の中にはもはや役割はないと言わざるを得ない。(p.39)

「上に行く要員」で居続ける方法・・・それってあるんでしょうか?それは“運”でしかないように思うのですが、どうでしょうか。

 

エスタブリッシュメントというものは、古い秩序で動く古い染色体に染まっているため、思い切って新しいものに賭けることができない。何か新しいことを手掛ければ必ず「前のやり方も大事だ」とか「なかなかこちらも捨て難い」というバランス感覚が働くのが常だ。(p.49)

よく言われる話ですが、この部分は言葉足らずな気がします。「適切なタイミングでの決断」ができなくて、後手後手になるというような文脈で言うべきなんでしょうが、こういう言い方は言葉足らずで誤解を招きかねません。

50歳で転職するのであれば、2つ格下の会社へ行くのが一番いい。一段階下位だと、行ってもあんまり差をつけられない。ところが、二段階下の会社に行けば、「さすがにこの人は・・」と、仕事のやり方や能力が高く評価され、「大きい会社で鍛えられた人はやっぱり違うね」ということになる。大会社でのノウハウや人脈を持つあなたは、得難い人材としてとても大切にされるだろう。つまり、二段階落とすとあなたの格が跳ね上がるのだ。(pp.115-116)

なるほど、この部分・・・この本を紹介してくれた友人が押していたところです。

さてさて、友人から勧められたものの、2004年出版ということなどもあり、彼は東京、私は大阪というあたりもあり、残念ながらあまりピンとはこなかったです。引用はしませんでしたが、転職時に地方を選択肢に入れるという話があったのですが、彼には当てはまる話ですが、私はあまりそうでもなく・・・。

また、私もそれなりに経験値も高くなってきたこともあるのか、今回の大前さんの提言に対しては、自分でYES/NOをジャッジしながら読み進めました。以前は、大前さんの著作については、基本的にはYESで聞き入れながら読んでましたが、今回は以外のNOも多かったので、それはそれで本の内容よりも自分の感じ方が少し変わってきている感じが面白かったです。

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