成功したけりゃ、脳に「一流のウソ」を語れ

成功したけりゃ、脳に「一流のウソ」を語れ

成功したけりゃ、脳に「一流のウソ」を語れ
著者:西田文郎

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] 成功したいので・・
[目的・質問] 脳に語る「一流のウソ」って?
[分類] 159:人生訓. 教訓

「言葉」、「思い」、「動作・表情」の3つのウソで人生は思いのままに動き出す。(帯)

ということです。さぁ、どんなウソでしょうかね。

幸運な人生を送っている人は、「自分の評価」よりも「他人の評価」を重視しています。なぜなら、運は他人が運んできてくれるものだからです。・・・「自分が自分をどう思っているか」なんて関係ない。「他者が自分をどう思っているか」に尽きるのです。この「他人から見たイメージ」は、イコール「運」だと考えていいでしょう。成功することよりも、成功しているように見えることのほうに価値がある。それこそが「運のもと」なのです。どんなに能力や実績があっても、他人から見て「ある」と思われなければ「ない」のと同じです。だとしたら、他人からのイメージを上手につくり上げればいい。それが「イメージデザイン」です。(p.6)

思い当たることがあります。まさに出世も「運」です。自分がよかれと思って一所懸命やっても、評価者に評価されるように動かなければ、評価はされません。それは分かってるんですけどね。

自分をデザインするというのは、そのように演じるわけですから、自分いウソをつくわけです。つまり上手にウソをついている人だけが1パーセントの成功者になっている、ということです。(p.7)

そういうことなんでしょうね。今の私のテーマは「未見の我の発見」なんですが、成功するためには、「偽の我」を作ってしまわないというわけなんですよね。

あなたが自分をどう思うかは一切関係なく、考えるべきは「どうすれば積極的な人間だと、上司に思ってもらえるだろうか」「能力や実績があると評価してもらえるだろうか」ということです。自分で「脚本」を書き、その脚本をもとに「演出」を考え、それを「演技」することで、相手の持つイメージをデザインすればいいわけです。上司から高評価を得るためのキャラクターを設定して、それを演じられたら、立ち居振る舞い、仕草、しゃべり方、着るものも変わってくるでしょう。それがチャンスをつかめる成功者の生き方です。(pp.8-9)
盲点の窓(他人にも見えているが、自分では気づいていない自己)・・・自分ではそう思っていなくても、他者がそう思っているなら、あなたはそんな人間です。受け入れがたいものもあるかもしれませんが、「自分の理解」を優先すると、チャンスは逃げていくばかりです。まずはいったん「盲点の窓」に書かれたものを受け入れてみる。そのうえで、それらをどのように変化させていきたいかを考えるのです。(pp.11-13)

そして、さらに行き着くところは「未知の窓」(誰からもまだ知られていない自己)の領域に入ります。

もうひとつのポイントは「未知の窓」です。通常の心理分析では、「秘密の窓」や「盲点の窓」と同じく、この領域も小さくしていった方がいいと言われています。しかし、私はこの窓の中に入っている項目こそが、ウソによって自分を成長させるチャンスだと考えています。自分も他人も認識していない自己ですから、「よし、この性格を自分のものにしよう」と自分にウソをつけば、そのように変わることができるからです。(p.13)

ここにあるように定説では「未知の窓」は小さくするということのようですが、私も著者と考えは似ているかもしれません。「未知の窓」は無限大でどんどん創り出せるものだと思っています。そして自分でそれを知っていくことで自分が大きくなっていくと。そういう意味では、著者の言う、自分に「ウソ」をつくというのは、まさに自分成長のミソだと思いました。

心理的な限界を生む「どうせ」は、未来の自分を殺してしまう「自分殺し」の言葉です。こういう言葉を日常的に使ってしまうと、どんなに素晴らしい潜在能力と可能性に満ち溢れていたとしても、それらは決してうまく生かされません。(p.68)
「否定の『かも』が発生したら、肯定の『かも』に置き換えればいい」これが「カモの法則」の極意です。プラスの「かも」よりも絶大なパワーを誇るのが「明確な目標」と「言い切り」、「プラスの呪文」です。・・・ゴールははっきりと見えたとしても、その道のりで「かもの呪い」にかかるようなピンチも訪れます。その時には、あらかじめ決めた「言い切り」の「プラスの呪文」を唱えるのです。
「必ず成功する」
「絶対にうまくいく」
「自分は人とは違う」
「自分はツイている」
「自分は守られている」
目標を見失いそうになったときには、こういった短い呪文を5回繰り返して自分に強く言い聞かせる。(pp.75-76)
呪文の中で最強なのが、「チョロイ」です。・・・人間の脳というのは、「チョロイ」と思ったことは全部できるようになっている。この法則さえ身につければ誰だって成功できるのです。・・・何かをする時、必ず声に出して、「こんなのチョロイもん-だ」と自分自身に言うようにしてみてください。(pp.76-78)

「チョロイ」いいですね。これは覚えやすいですし!実践しましょう!

実際に自分がなりたい人と付き合えば、どのようにすればそうなれるのか、その方法を実践している姿を観察することができます。・・・ウソでもいいから常にその人たちを思い、イメージして行動していると、いつしか脳が騙されて、あなたもそのすごい人たちの一員になっていることでしょう。それくらい、イメージの力というのはすごいのです。(p.80)

先日読んだ、『この素晴らしき気の世界』でもこのイメージの力については書かれていました。

限界には、「真の限界」と「心理的な限界」があります。多くの人は「心理的な限界」が自分の限界であると錯覚しているのですが、実はまだ余裕があるのです。だから「もう、ダメだ」と思った時に、「待っていたぞ!」と脳を言葉で騙す特訓をすると、、それまで本当の限界の前の、「心理的な限界」で脱落していた選手でも、「苦しい」と思っていたのがウソのように軽くなります。そして、驚くべき力を発揮するのです。(pp.81-82)
教育心理学の世界では「人間は期待された通りの成果を出す傾向がある」という心理学的行動を、「ピグマリオン効果」と呼んでいます。これと「言葉のウソ」を応用したのが「キススキカ」のウソの法則です。

女性に対して使う場合
・キ:今日
・ス:素敵
・ス:好き
・キ:きれい
・カ:かわいい

男性に対して使う場合
・キ:今日
・ス:すごい
・ス:素晴らしい
・キ:きまっている
・カ:カッコいい

銀座などの一流のホステスさんたちには、さらにこれに「初めて」を加えるよう指導しました。(pp.93-95)

なるほど、ちょっとした言葉のテクニック・・・されど、「言霊」ですからね。

理屈、正論では、相手の心を開くことはできません。では、どうすればいいのか。その解決策の一つに「イエスバット法」があります。まず相手の言葉や行動を「イエス(そのとおりだね)」と認め、承認したうえで、「バット(しかし)」と語りかけるコミュニケーション術です。初めにウソでいいから相手を全面的に受け入れることで、扁桃核がプラスになる。そうすると潜在意識が物事をプラスで受け取る体制になるので、その後の伝えるべき内容も相手の頭にスムーズに入るのです。(p.97)
能力が伸びる人は「バット」の言葉の後に必ず肯定的な言葉を付け足す人です。どんなに素質があっても「バット」の後にさらに否定的な言葉を使ってしまう人は絶対にうまくいきません。なぜなら、脳は「バット」以降を強く記憶するクセがあるからです。(p.99)

ジョハリの窓の話ではないですが、自分で見えている自分につくウソ、そして、人が見えているというより人に見せている部分に対してのウソ、それぞれ質は違いますが、うまく利用することで自分の価値を上げるために上手に利用したいですね。

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