ロスチャイルドが世界政府のビッグブラザーになる

ロスチャイルドが世界政府のビッグブラザーになる (5次元文庫)

ロスチャイルドが世界政府のビッグブラザーになる (5次元文庫)
著者:菊川 征司

★読書前のaffirmation!
[きっかけ・経緯] 世界の動きを知るために知っておくべきという意識で・・・。
[目的・質問] ロスチャイルド、ロックフェラーなど勉強ということで。

タイトルのビッグブラザーというのは、ジョージ・オーウェルの「1984年」に登場する闇の党のことのようです。僕も恥ずかしながら未読でして、第1部はこの1949年に書かれた小説を現在に照らしたあわせて解説しているのですが、この「1984年」で描かれている世界が現代を彷彿させる凄い未来のようでして・・・すみません、こちらを読まずには何も書けないです。また1984年読んでみます。

第2部には・・・・今まで知らなかったいろいろなこと教えてもらいました。

EU設立から現在に至るまでの動きは皆様もよくご存知のことと思いますが、1950年に考えが表面化してから2009年に27か国が自主独立を諦めるまでには、半世紀以上の年月が経過したのです。・・・この欧州統一という半世紀以上かかった長期計画の立案と実行は、大きな目的を持つある秘密グループの力によるところが多いのです。・・・このグループの名前は、ビルダーバーグ・グループ、ビルダーバーグ・クラブなどいくつかの通り名があります。・・その名前の由来は、オランダのベルンハルト王子の呼びかけで、1954年にオランダのオーステルンベーグという町にあるビルダーバーグ・ホテルで最初の会合を持ったことから来ています。(P.128-131)

ビルダーバーグ会議については、wikipediaにも書かれていて、当初全く部外者立ち入り禁止での秘密会議でしたが、アメリカ人のジャーナリストであるジム・タッカー氏が調べに調べ、公表してからは会合の場所と名目上の議題は前もって発表されるようになったようです。

今のアメリカのCFRに対等に遣り合えるのは、世界広しと言えどもビルダーバーグしか考えられません。(P.137)
世界統一政府樹立という目的を持ってビルダーバーグは、CFRと手を組んでアメリカを前面に立たせて、自分たちは陰に隠れて甘い汁を吸っていました。しかしかつてはパワフルだったアメリカですが、米国同時多発テロを口実に中東への侵略行為と金融危機発生の責任から、近年はパワーに陰りが出てきています。それでビルダーバーグは自ら乗り出してきて、東アジア共同体の樹立に向けて首を突っ込み始めたのかもしれません。(P.140)
戦争を含めた20世紀の世界史に残る大きな事件の多くは、その経緯や経過を詳しく見ていくと、この大本にいる連中が意図して引き起こしたものであることが明確に見えてきます。彼らの目的はただひとつ、世界支配です。古の昔から世界統一を志した国家や英雄は幾多も出現しましたが、すべて武力を使った統一でした。ところが21世紀において世界制覇を夢見る輩の創始者が金融業で財を成したためか、彼らは金融を使っての世界支配を目論んでいます。その連中の中心になっているのはドイツで金融業をはじめて、その後ロンドン、パリ、フランクフルト、ナポリ、ウィーンに拡大したロスチャイルド家です。(P.144)
ロスチャイルド家は19世紀後半には、世界の富の半分を所有するとまで言われるほどになり、新興国アメリカの発展はロスチャイルド家の資金によって成し遂げられたといっても決して過言ではありません。そして、“表に出てはいけない”という家訓を守って自分たちは陰に隠れ、現在は石油から金融業にシフトしたロックフェラー家を前面に出して、先祖からの野望の成就に動いています。この両家ともビジネスに携わっていますから、時には利害が対立することもありますが、根本のところでは一枚岩の結束を誇っています。(P.144-145)

 

このあたり知りたかったんです。事を成すために、謎めいた事件が起こされ、メディア操作で(僕も含めて)愚民は思いのままに操られています。そうならないためにも、自分の目で世の中を分析できる眼を養わなければなりません。

また驚きの史実が書かれていました。アメリカは軍事クーデターで枢軸国になるはずだった・・・とのことなのです。

最初の軍事クーデターは、世界大恐慌真っ最中の1933年のことでした。当時のウォール街の超大金持ちの資本家たちは、世界大恐慌を切り抜けるには、ファシズム政権を打ち立てるのが最良の方法と信じてました。・・・彼らは軍事クーデターをバックアップし、その年に始まったルーズベルト政権を倒して、ドイツとイタリアと組んでファシズム政権を打ち立てようとしました。計画は順調に進んでいたのですが、最後に大きな誤算が生じました。彼らがこの軍事クーデターのリーダーに選んだ海兵隊の英雄スメドラー・バトラー将軍が健全な愛国心の持ち主で、この計画を議会に通報したのです。(P.147)

この事件の顛末はBBCラジオが「ホワイトハウスの政変」という30分番組を制作していて、アップされているようです。

さて次の共産党の件は、“マッカーシーの赤狩り”として知られているものです。それは1948年から1950年前半に、アメリカ政府部内、特に国務省やマスコミに多かった共産党シンパの洗い出しで幕が下りました。・・・もしマッカーシー銀の赤狩りが起きていなかったら、アメリカ政府だけでなくマスコミの大半も共産主義者に則られていた可能性があります。(P.149-150)

そして現代はどうなっているのでしょう。

過去のおけるファシズムは政府が企業を巻き込みましたが、現在のアメリカの形態は企業が政府を従えていて、企業ファシズム(Corporate Fascism)と呼ばれています。2007年のワシントンDCのグリーンフェスティバルにおいて、ラルフ・ネーダーが「企業ファシズムへの道」と題して10月14日に講演を行いました。そこで彼は、「政府は世界的大企業に乗っ取られている。これらの大企業は業績が悪くなると、ワシントンに行って政府に公的資金注入やローン保障などの助けを求める。これは自由競争のルールを超越していて資本主義ではない。(P.157)

凄い法律ができてるんですね・・・・アメリカ。

2005年4月にブッシュは、「大統領令13295」に署名しました。この法律はインフルエンザの大流行が発生して大統領が医療緊急事態を発令した時に、ワクチンの接種を拒否する人間は逮捕状なしで逮捕・拘留することを可能にしました。・・・政府とマスコミが結託してインフルエンザの恐怖をあおり、多くの人がワクチン接種を自発劇に受けているときにワクチン接種を拒否する人が反政府活動に走る可能性は非常に高いと言えますから、政府が用意したこの踏み絵は、高い効果を発揮することは確実です。(P.159-160)

考えたくもありませんが、歴史を繋げて考えるといろいろなことが見えてきます。またふざけた話ですが、そうするためには民衆を愚民にしておくということが古代から行われているとのことなのです・・・・・。

プラトンは最下層の民には知的教育が必要ないと考えていましたが、その考えを進めたのが古代から施政者が行ってきた、「愚民化政策」と呼ばれる方法です。この政策は古代から施政者が、人民に不平を起こさせないために用いてきた方法です。それが現在でも有効なようで、第二次大戦終了後のアメリカで、共和党・民主党の区別なく橙の政権が継続して施行してきました。そして一般市民の反政府思想を抑えるために、「愚民化政策」とともにアメリカ政府が使ってきたのが、国民を借金漬けにする政策です。(P.198)
2010年における世界人口が67億人を超えると言われ知恵る現在、オーウェルが予想した人口の急激な減少は現在のところは起こっていないと言わざるをえません。ただし、削減に向けた努力は、アメリカの外交政策に取り入れられる前から活発に実施されてきました。その積極的な動きが、ヒト免疫不全ウィルスやエボラウィルスなどに代表させる致死性の高病原体の人工的な創造です。あまり信じたくないことですが、20世紀後半になって発生した治療方法の分からない原因不明の奇病のいくつかは、人間の手によって作り出されたことは確実です。(P.201)
1995年の時点でアメリカには131か所、世界中で1477か所の地下基地が存在していることが、アメリカ校内の13か所の地下基地建設に従事した地質学者の証言で判明しています。(P.203)

今日8月11日は、20年ぶりに日本の祝日として「山の日」が追加されました。これで政府が山道を整備しなければならないとして予算を割り当てるとして、地盤の固い山にその地下基地も合わせて造られるのではないかと勘繰っています。「山の日」なんて、不自然に突然制定された気がするのですがなんなんでしょうね・・・・。

obamaオバマ政権は銃の販売を厳しくする方向に動いています。多くの人が規制が厳しくなる前に購入しようとして、2009年の春ごろから銃の販売が増加していることが報じられています。(P.219)

うーん、なるほど。そうきますか。確かに規制の前に・・・・ありますよね。それで逆に規制しなけりゃ、それ自体が販促効果になって銃の所持者が増えるという本末転倒になりかねないですね・・・。

 

現在の国連加盟国192か国において、アメリカが“ならず者国家”とかつて読んでいた9か国のうち、米軍の侵攻後に民間の中央銀行が設立されたアフガニスタンとイラクを除く7か国以外の185か国の、すべての国に民間の銀行による中央銀行が設置されています。共産ソ連の立役者だったレーニンは、「中央銀行を設立すれば、その国の共産化は90%できている」と述べていることを知ると、新世界秩序ギャングは世界中の国々を共産化しようとしていると考えられます。(P.233-234)

お金の出所・・・・中央銀行が民間に握られているとなると・・・怖い話ですがそれが現実?

 

中央銀行の設立には国民の反対が強かったので、1913年はとりあえず設立だけを謳った法案を成立させました。いったん設立が認められたらしめたものです。その後現在までに何度も法案修正を行って、自分たちにとって理想と言える現在のような強力な権限を持つ連銀に作り替えてしまいました。(P.247)
連銀株の100%は民間所有ですが、日本銀行株の55%は日本政府が持っているので、この数字だけを見ると政府がコントロールできるように思いますが、それはまったくの幻想です。1998年に全面的に改正された日銀法によって、日銀は政府のコントロールの及ばない、いわば治外法権を獲得した特殊法人になりました。その上2001年の中央省庁再編によって、長い間日銀の目の上のたんこぶだった大蔵省が解体されてしまいましたらから、もう日銀のしたい放題です。(P.270)

以上、いろいろと学ばせていただきました。

それにしても恐ろしい話が盛り沢山でした。信じるか信じないかはあなた次第ということなんでしょうけど・・・・。

「1984年」もまた読んでみたいと思います。

 

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