ずるい暗記術

ずるい暗記術―――偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法

ずるい暗記術―――偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法
著者:佐藤 大和

★読書前のaffirmation!
[目的] 受験テクニックとしての暗記を学ぶ
[質問] 暗記から創発へのつながりまで学べるか?

「参考書を読む→問題を解く→答えを確認する」ではなく、「答えを見る→問題を見る→参考書を読む」が、正しい勉強法です!(帯)

なんて、言いきってますが、それは違うでしょ。正しくは「勉強法⇒受験テクニック」じゃないんですかね・・・・という疑問を持ちつつ、読み始めます。

なるほど、、、そういうことですか・・・。

大事なのは、覚えたことを忘れないようにする、「思い出すトレーニング」にあります。トレーニングを重ねれば重ねるほど、思い出す時間が短くなり、やがて瞬時に思い出せるようになります。勉強時間もさらに短縮できます。(P.12)

タイトルにあるように暗記に特化したということですね。ということで暗記という狭義の中での勉強法として著者が見出した勉強法の紹介ということのようです。

答えから見る方法を続けるなか、新たな攻略法を発見したのです。それは「問題集を先にみると疑問点がわかる」ということです。参考書を単に読んだだけではよくわからなかったのが、先に問題集を見て疑問点を明確にしたうえで参考書に戻ると、スポンジが水を吸収するようによく理解できるのです。(P.34)

なるほど・・・。僕も読書前にやってますが、アファーメーション的なことができるということですね。僕もある資格取得の時に時間がなくこの方法を使いましたが確かに重要ポイントに関してはしっかりと抑えることができましたね。

「理解すること」ではなく、「合格すること」がゴール・・・この勉強法の最大の利点は、最初から無理して理解しようとしなくても、継続して勉強するうちに「自然と」わかってくることです。(P41)

そうなんですよね。ホントに割り切らないとこの勉強法はできません。試験合格を第一義とした勉強法なんです。割り切れるかどうかですね・・・。

暗記は、忘れないためにするのではなく、忘れるから必要なのです。忘れてしまうことを気にせず、忘れることを前提にした暗記術にシフトしていけばよいだけなのです。(P.44)
長い時間×勉強法=記憶力
ではなく、
短い時間×回数×勉強量=記憶力
これこそ、記憶を定着させる絶対の公式です。
繰り返すことによって、忘れる量を上回る情報を頭に入れていけばよいのです。(P.45)
覚えたことを忘れないための7つの裏ワザ
①ノートはいっさいとらない
インプットしたものを流さないためにも、書くのではなく、思い出すというアウトプットをするのです。
②寝る直前をピークにして勉強する
暗記に関しては夜寝る前がベストです。→寝ている間に脳に定着
※その日やったことを整理してメモをして寝る
③起きたらすぐ昨日の続きをする
朝、目が覚めたらすぐに昨日の続きをやって記憶の流出を防ぐ
※寝る前に作ったメモで反復
④満足いく睡眠時間で寝る
⑤瞑想する
あぐらをかいた他状態で床に座り、目をつぶり、何も考えない「無」の時間をつくります。視覚と聴覚をなるべくシャットアウトするのがベストです
⑥1週間に1日、必ず午後をオフにする
何もしないでダラダラ過ごすのではなく、満足感を得ることが大事。もう一つ大事なのは、刺激を得ることです
⑦自分の「長所」を暗記力に変換する
好きなもの、得意なものには強い感情が働きます。食べ物の匂いなどのも記憶を呼び起こしやすいと言われています。これらが「トリガー」となり、覚えたことが思い出されるのです。(P.70-81)

この七つ・・・・断片的には知ってましたが、こういって体系化すると確かに暗記・・・というか一夜漬けでは結構僕自身も使ったテクニックです。先にも書きましたが、割り切りさえすれば、これは最強の受験用の勉強だと思います。

心の癖が分かっていると、ダメージを引き起こす要因にはなるべく近づかないようにするなど、自分で予防することも可能です。日頃から自分の心の癖を意識しながら、感情を揺り動かしてモチベーションを上げていきましょう。(P.138)
できるかできないかを決めるのは、他人ではなく、自分です。固定観念や思い込みにとらわれず、「できない」「無理」にあえて挑戦することをおすすめします。とはいえ、なかには本当に無理なこともあると思います。そのときには、落ち込み過ぎず、挑戦した自分褒めてあげるのが大切です。また一つ、「面白いことをしたな」と思えばいいのです。やったことに意味があるのですから、失敗ものちに経験として必ず生きています。(P.154)
ni日本人はつい自分を抑制しがちですが、建前だけでは挫折します。カッコつけずに欲求と向かい合い、解放するのです。これらは、総じて、人やお金に「モテたい」という意識です。この「モテたい」を強く欲することによって、勉強への情熱がグッと高まります。(P.162)

暗記術としては、シンプルですが、そりゃ寝たほうがいいのは分かってるんですが、、、、なかなかそうもねぇ・・・・。

さて、「暗記法」について学びました。僕自身は、これまで取り入れていたのも結構あるなぁと思い出しながら読み進めました。
ありがとうございました。

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