データサイエンティストのミッション、スキルセット、定義、スキルレベル

データサイエンティスト協会で、データサイエンティストの「ミッション、スキルセット、定義、スキル レベル」について公開されています。

http://www.datascientist.or.jp/news/2014/pdf/1210.pdf

しっかりと定義されていて、納得感もありますが、なんかすっかり「データサイエンティスト」という言葉を聞かなくなってきた気がします。

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未来の社会学

未来の社会学 (河出ブックス)

(著者:若林幹夫)
★★★★☆

カバーに「さまざまな時代と社会における未来の『取り扱い方』を問い直し、未来が失われたかのような現在のリアリティを照射してみせる、社会学的冒険の書」と書かれています。結論として、私たちを閉じ込めている「現在と未来の鉄の檻」から抜け出すために、世界のこと・歴史のことを自分なりの言葉で語れるようになろう、というようなことを言いたいのだと解釈しました。いわゆるリベラルアーツを身につけようというメッセージだと感じました。

さて、『2001年宇宙の旅』について書かれているくだりがありますが、これはこの著作の大きなテーマに通じるところだと感じました。以下、引用です。

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超訳・速習・図解 プロフェッショナルマネジャー・ノート2

超訳・速習・図解 プロフェッショナルマネジャー・ノート2
(著者:玉塚元一・解説 プレジデント書籍編集部・編)
★★★☆☆

現ローソン社長の玉塚氏は、ユニクロ時代に柳井氏から毎月2冊ほど「これを読むように」と経営書を手渡されていたようです。その中の一冊に、柳井氏も貪るように読んだというハロルド・ジェニーンの「プロフェッショナルマネジャー」があったそうです。

今回の書評はこの「プロフェッショナルマネジャー」(以下、「PM」)を玉塚氏が解説するという体裁の書物です。「ノート2」となっているのは、同じような企画で「ノート1」があり、それはユニクロの柳井氏のバージョンですでに販売されていますのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

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コーポレートガバナンス・コードの実践

コーポレートガバナンス・コードの実践
(著者:武井一浩ほか)
★★★☆☆

2015年6月1日から「コーポレートガバナンス・コード」(http://www.fsa.go.jp/news/26/sonota/20150305-1/04.pdf)と呼ばれる企業統治指針が上場会社に適応されます。これで、日本の上場株式に投資する機関投資家に向けた行動規範である「「責任ある機関投資家」の諸原則≪日本版スチュワード シップ・コード≫(http://www.fsa.go.jp/news/25/singi/20140227-2/04.pdf)」との車の両輪がそろった形となります。これらに共通するキーワードは、「会社の持続的成長」であり、「中長期的な企業価値の向上」です。今回は、特に会社側の「コーポレートガバナンス・コード」に関する概要と、関連分野の方々のこれに対する関心や期待についてのインタビューが掲載されている本書について、ざっと内容を追いかけてみたいと思います。概要説明、およびインタビューアーは、「コーポレートガバナンス・コードの策定に関する有識者会議」のメンバーでもある武井一浩氏がされています。

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ゴジラで負けてスパイダーマンで勝つ: わがソニー・ピクチャーズ再生記

ゴジラで負けてスパイダーマンで勝つ: わがソニー・ピクチャーズ再生記

(著者:野副 正行 )
★★★☆☆

片道切符で「出向」したどん底の映画スタジオを、私はこうしてトップにした! ソニーで長いこと電機製品を売ってきた私が、突然命じられた片道切符の「出向」。行った先は、業界最下位にあえぐアメリカの大手映画スタジオだった――。日本人初のハリウッド経営者として、瀕死のコンテンツ産業を救うさまざまな方策を編み出し、見事トップを争う会社へと立て直した著者の、工夫と粘闘のストーリー。(「BOOK」データベースより)

副題が「わがソニー・ピクチャーズ再生記」となっており、映画好きの方には裏話も多く、たまらない内容。

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サイエンティフィック・リテラシー 科学技術リスクを考える

サイエンティフィック・リテラシー 科学技術リスクを考える
(著者:廣野 喜幸 )
★★★★☆

本書では、科学技術とともに暮らさなければならない時代に、文系・理系を問わず我々に求められる「サイエンティフィック・リテラシー(=いかに科学の知識・教養を身に付け、集めた科学情報からいかに物事の本質を見ぬくか)」とはいかなるものかを、具体的に身近な事例を豊富に取り上げて解説する。待望されたこの分野初の入門書。(「BOOK」データベースより)

過大評価もしくは過小評価はリスク認知の「バイアス」と言われる。専門家として訓練を受けない限り、人々は一定の傾向性を持つリスク認知のバイアスを示すことが繰り返し確認されている。(P.50)
リスク認知のバイアスとして解釈すると以下のようになるだろう。
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イノベーション・ファシリテーター ― 3カ月で社会を変えるための思想と実践

イノベーション・ファシリテーター ― 3カ月で社会を変えるための思想と実践
(著者:野村 恭彦 )
★★★☆☆

著者の野村氏のホームページを見ると、
Dialogue + Action = Innovation
と書かれており、これが野村氏の追求されていることのようで、本書もその流れを汲んだものとなっています。

さて、本書ですが、サブタイトルに「社会を変える」とあるように、著者が“フューチャー・セッション”と名づけた対話手法を用いて、「対話で社会を変えるプラットフォーム」を作ろうという取り組みに当たってのファシリテーターの思想と方法論を解説した書です。

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発想を事業化するイノベーション・ツールキット

発想を事業化するイノベーション・ツールキット ―― 機会の特定から実現性の証明まで
(著者デヴィッド シルバースタイン )
★★★★☆

これは、タイトル通りの内容で、「イノベーションのためのツールの紹介本」です。
イノベーションには2つの異なるプロセス、フロントエンドとバックエンドがあり、さらにそれらをそれぞれ2つに分け、イノベーションのステップとして以下の4つ段階を設定し、それぞれにツールを紹介する形を取っています。

その4つの段階とは、
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経営は「実行」 -明日から結果を出すための鉄則-

経営は「実行」―明日から結果を出すための鉄則

(著者:ラリー・ボシディ/ラム・チャラン)
★★★★★

戦略やビジョンも「実行」次第。このあたりまえのことを実現するにはどうしたらいいのか。辣腕経営者と著名コンサルタントが、これまで語られることのなかった、経営における「実行」のノウハウを、多くの事例を交えて説く。(「MARC」データベースより)

今回読んだのは2010年の最新改訂版なのですが、amazonを見ると、現在入手困難なようです。経営者には是非読んでいただきたい秀逸な内容で、★5つです! その後、米国版も改定されてはなさそうなので、増刷してほしいところです。

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Adventure and Innovation! Amazing Quest!

いろいろなことを探求し、それを世の中に還元する。

結果として、それがイノベーションと呼ばれるようになる。

でも、ただ僕は「Amazing!」と言ってもらいたいだけ。

そのために探求を続けていきます。

 

いつの日か、これが起業につながることを願いながら・・・。

 


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